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二世界生活、始めました。  作者: ふくろうの祭
5章 みんなの日常生活
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No.91 突発的事象

俺は神社に走って向かった。

よく考えたら何かあった訳でも無いのに、何故か俺は走ってた。


神社に着くと、じいちゃんと何故か駿も一緒に居た。


「蓮斗か。ばあさんから聞いたのか?」


「まぁ一応…」


「ばあさんに、蓮斗を神社に行かせるように言おうかと思ったが、やっぱり言わなくても来やがったな」


「なんだそのよく分からない賭けは…」


心なしかじいちゃんは嬉しそうだった。

俺が神社に来たのが、そんなに嬉しかったんだろうか。


「スーナちゃんは家か?」


「うん。二人とも家から居なくなったら、アイツらかわいそうだろ?」


「成る程、お前らすっかりちび共の親だなぁ」


「そういうワケじゃないけど…」


辺りを見回したが、特に変わった様子は無かった。

神社にも特に損壊等の被害も無い。


「そういえば、なんでここに駿が居るんだよ?」


「やっと触れてくれましたか、蓮斗君!」


「で、どうして神社なんかに居るんだよ? あの後、家に帰ったんじゃなかったのか?」


「俺だって、そのつもりだったさ! そしたら、あの後すぐ蓮斗のじいちゃんが人が来てさ。『ちょっと一緒に神社の様子見に行くぞ』っつって、ここまで連れてこられて、現在に至るワケですよ!」


成る程、おじいちゃんと駿はこっちに戻ってきても、舎弟の関係ってワケか。


「そもそも、じいちゃんは何しに神社へ…?」


「今日起きたトラックの荷台消失と木材出現。それぞれのタイミングで共鳴が起こった」


「それって…イクタ村がまた襲われて…」


「分からねぇ。ただ、何かが起こっている事は確かだろうな」


「な、なんだよキョウメイって…。は、もしかしてビナちゃんの身に何か!? クソ、ふざけんじゃねぇぞ、轟狐コノヤロー!!」


大方の予想通り、駿はじいちゃんに拳骨を食らい、黙らされた。


「残念ながら、ここにゃあ手掛りらしい手掛りは無ぇみてぇだな」


「うん…神社の様子もいつも通りだし…」


「ねぇねぇ、俺、一向に状況が見えてこないし、未だにろくに説明もないんだけど! この神社とさっきの出来事って何か関係があんの?」


駿が叫びわめいている時、辺りの空気が一変した。


「なんか…妙に圧迫されている感が…」


空間が歪む…という表現がやはり正しいのだろうか。

周りの景色が次第に歪んで見え始めた。

いや、見えるのではなく、実際に歪んでいる。


「ちょちょちょちょ、何これ何これ!? なんか回りがグニョングニョンに曲がり出したんだけど!」


「こいつぁ災難だったな。まさか例の事象にこんなにも早く出くわしちまうたぁ…」


やがて目の前に空間の裂け目…とでもいうのだろうか。

先程聞いたトラックの話が頭を過った。

俺達は必死に抵抗するも、空間の裂け目の中に引き寄せられていく。


「くそ…もうだめだ!」


それが俺が神社に居たときの最後の記憶だった。

最近、度々休載してしまいまして、申し訳ないです。

そして今回の更新、量が少なくて申し訳ないです。

来月になったら、もう少し安定すると思います。

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