魔王の兄達は霧の中へと入る
「フェイ」
俺はフェイに近づいた。
「お兄ちゃん大丈夫?」
フェイも俺に近づいてきて俺の心配をしてきた。
「俺は大丈夫だけどフェイ眠ってたはずだろ」
「うん、でも私頑張って起きたんだ」
「そうなのか、それなら皆の所に行こうすぐそこに居るんだ」
「アルさん、フェイが居たんですよ」
俺は振り返って皆に言うがそこには誰も居なく俺とフェイ二人だけだった。
「あれ、皆どこに居るんだ?」
俺が確認するとそこはどんどんと霧が濃くなっていった。
「フェイここは危険だ早く皆と合流しよう」
俺がフェイの方に振り向くとフェイがナイフを持って俺の身体めがけて攻撃してきた、俺は避けるのが遅くなって少し身体にかすめた。
「お兄ちゃん何で避けるの?」
フェイが俺に聞いてきた。
「それは俺が聞きたいんだがお前フェイじゃないな」
俺はこれがダンジョンの最後の試練だと思って戦闘体勢に入った。
「うん、そうだよ私はお兄ちゃんの大切な人を装っているだけだからね」
「これが最後の試練かお前を倒せばいいんだな?」
俺がフェイに似た人物に聞くと。
「確かにそれはあってるけどお兄ちゃんはいいの皆を探さなくて」
「探さなくちゃいけないけど今はそれよりお前を倒す事が先だ」
俺は飛び出してまずは炎魔法で球体を作り攻撃したが急にフェイに似た人物が目の前から消えた。
「ごめんねお兄ちゃん、私今から他の人所にも行かないとダメなんだ、だからお兄ちゃんの相手をするわけにいかないんだ、私よりも皆を探さないと危ないよ」
「ま、待て」
俺はフェイに似た人物に言うが彼女は聞かなく濃い霧の中へと消えていった。
「早く探さないと皆が危ない」
俺はすぐに霧の中を走り回り皆を呼ぶが返事はなかった。
「待って下さいユメ様」
私は急に走り出したユメ様を止めようと呼び止めるが、ユメ様は聞かず走っていってしまった。
私達もユメ様を追っていったがいつの間にか私一人になってしまっていた。
私は霧の中を進んでいるのかわからずに周囲を見ると、前から誰かがこちらに歩いてきていた。
私がその人を確認するとユメ様が前から歩いてきた、私はユメ様だと安心すると近づいていくと、私はあることに気づいて近づくのを止めた。
「貴様ユメ様ではないな」
私が言うとそいつは笑みの顔になった。
「なんだ今度はすぐに気づかれちゃった」
「お前何者だ」
「それよりもなんで私の事がわかったの?」
そいつは私に聞いてきた。
「お前は知らないだろうがユメ様はいつも」
私が喋っている間にそいつは私に攻撃してきたので私はすぐに氷魔法で槍を作って防いだ。
「まさか二人にも見破られるなんて今度は成功させないとね」
そいつはその言葉を言い残しすぐに霧の中へと消えた。
「まさか皆を狙っているのかまさかユメ様も早く探さなくては」
私は霧の中を探すが全然見つからなかった。
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