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迷宮戦闘(ダンジョンバトル)  作者: 轟号剛


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2回戦

「さぁさぁ、全ての一回戦の試合が終わりプレイヤー達も休憩から戻ってきた!お待ちかねの2回戦へ移るぞぉ!!」


Mr.ミクロのその言葉に観客達は大きな声援と拍手で応える。


「2回戦ではプレイヤーのユニークスキルとユニークモンスターが強化され、更にEランクの魔物かスキルの取得ができる。一回戦よりも幅広い戦術が求められるぞ!」


Mr.ミクロは身振り手振りを用いながら2回戦の追加ルールを説明する。


「さあ、観客の皆は一回戦の時に観ていたプレイヤーの2回戦の試合を観てもらうことになる。全員ヘルメットを付けてくれ!」


Mr.ミクロは数十秒待って選手達含め全員がヘルメットを付けることを確認する。


「準備はいいな?

 ダイブスタァァト!!」


Mr.ミクロの合図によって全員の意識は一瞬でゲームの中に移された。


-


「お帰りなさい、マスター」


賢は気がつくと一回戦の時にいた最初の部屋へと現れていた。


「あぁ、説明によればお前も俺も強化されているということだが」


賢はすぐにスクリーンを表示させ、自身のスキルを確認する。


[ユニークスキル【融合】

味方のH〜Aランクの魔物を融合し新たな魔物を生み出す事が出来る。

'new'自身の体を無機物と融合させ操る事が出来る。

'new'自身の体と融合させた無機物との融合は任意で解除できる。

*注意事項1:一度融合して現れた魔物を融合対象にする事は出来ない。

*注意事項2:一度融合した組み合わせを融合対象とする事は出来ない。

*注意事項3:同じ魔物同士を融合対象とする事は出来ない]


賢は黙ってスクリーンに表示された強化されたスキルを見たあと、地面にゆっくりと触る。


地面と触れた右手は地面に吸い込まれる。


すると、地面から巨大な床と同じ素材の手が生えてきてホワイトマジシャンを握り潰そうとする。


「ふふふ、いきなり危ないですよ?」


ホワイトマジシャンは一瞬で賢の背後に転移しており、余裕そうな表情で賢へ呟く。


「やっと、俺自身でも戦う術が手に入ったな」


背後で小言を言うホワイトマジシャンを無視しながら賢は嬉しそうに地面との融合を解除する。


そして振り返るとホワイトマジシャンのステータスをスクリーンに表示させる。


[ユニークモンスター【ホワイトマジシャン】

魔法の籠ったカードを巧みに操る。

スキル:13(キングスキップ)、8(ヤギリ)、99(キュウキュウシャ)、'new'5(ゴスキップ)、'new'10(トステ)、'new'66(ロクロクビ)」


「なるほどな」


賢はホワイトマジシャンが追加で覚えたスキルの詳細を見ながら出口を通って大部屋へと場所を変える。


「よし、Eランクモンスターを召喚だ」


目の前に現れた光の水晶に触れると20の光に分裂する。


光は小さな子供のような姿にコウモリの羽がついている悪魔に変わる。


[Eランク:インプ

悪魔の子供でイタズラ好き。低ランクの魔法を使用する。スキル:下級魔法]


「中々使えそうな魔物を引いたな」


賢は嬉しそうな表情でインプ達に手をかざすとスキルを使用する。


「【融合】対象はインプとスライム、ウルフ、ゴーレムのそれぞれ一体ずつだ」


魔物達は混ざり合い三つの黒い球から三体の魔物が現れる。


[E+ランク:インプスライム

全身が水でできたインプ。水属性魔法に特化。

スキル:中級水属性魔法]


[E+ランク:インプウルフ

鋭い爪と牙を手に入れたインプ。肉体強化に特化。

スキル:身体強化魔法]


[Dランク:インプゴーレム

全身を硬い皮膚に覆われたインプ。一撃に特化。

スキル:全魔拳]


それぞれの融合体の魔物のステータスを見た賢は両手を組んで目を閉じる。


「よし、通常魔物の半分とインプスライム、インプウルフ、ウルフゴーレムの三体を敵陣地に送る」


賢はスクリーンを操作して魔物を選択する。


選択された魔物は光の粒子となり消えていった。


「さぁ、今回の作戦を伝えるぞ」


賢の言葉にホワイトマジシャンは黙って微笑みを返すのであった。

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