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今のままで…いい…。 vol.007 「まっ、もともと彼女、商品企画開発だからね~~。」

朋代から他の研究員も紹介されて…。

研究員たち、伸永に、それぞれ、

「よろしくお願いします。」



朋代、

「…で、今までの進捗状況がこれ。…これって…、営業の加瀬優里亜…???発案者…???」


奈都美、試作品を食べながら、

「うん。…だって~~。うんうんうん。これ…イケる。」


「まっ、もともと彼女、商品企画開発だからね~~。」


その朋代の声に奈都美、

「ふん。ま~~ね~~。」


朋代、そんな奈都美の右肘を自分の右肘で突っついて…。


奈都美、

「な…、なに…???」


朋代、

「ぷっ、くくくく…。」


伸永、試作を食べながら、

「……。」


そんな伸永を見て奈都美、

「…どうかした…尾田…くん…???」


朋代、

「ふん…???」


伸永、目をキョロキョロとさせながら…、ほんわか~~とした顔で、

「うんま~~。」


その表情に奈都美、朋代、いきなりガックリと。

「そっちかぃ!!!」

「かかかか。ゆ~る~~~~。」


他の研究員もいきなりの拍子抜けに、クスクスと…。

けれども、まだほんわか~~な顔のままの伸永。


奈都美、

「ええ加減にせぃ。そのゆる顔っ!!!」


朋代、途端に、

「ぷっ。おんもしろ~~い。七瀬~~。かかかか。」


奈都美、

「…だって…。」


伸永、奈都美に頭をコクリと。


朋代、

「しっかし…、かっわいいよね、尾田君。」


奈都美、右目を歪めて、口をへの字に、

「どこがっ!!!」


そして、もう一口、伸永、

「うんうん、んまい、んまい。」


朋代、

「でもね~~。ふん。商品化には…、まだまだ…。」


奈都美、

「…うん。美味しい事は…うん。でも…。」


その時、伸永、何を思ったのかいきなりファイルから一枚の用紙を…、

そしてクリップボードに挟めてボールペンでサラサラと。


朋代、奈都美、

「ふ~~ん???」


研究員もあれこれと声掛けしながらも…。


伸永、奈都美に、

「こんな…イメージ…湧きました。」


奈都美、

「ふん…???」

そして、その用紙に描いてあるものを見て、

「へっ!!!」

隣の朋代に…。


朋代、

「えっ!!!うそ…。」


朋代、奈都美、

「…もしかして…、これっ…て…。完成したら、こんな感じに…???」


「うそ。うそうそうそうそ。これって…。うん。私なら、絶対に、買う!!!」


朋代も、

「うん。うんうんうん。私も同じ。凄い。」


奈都美、

「…って言うか…、尾田くん…、あんた、これ…食べて、すぐ…こんなの…???」


伸永、頭を掻きながら、照れながら、

「あ…、はい…。あ…、いえ…、すみません…。」


朋代、奈都美、顔を見合わせながら、

「なんなの…、この子…???」



あれこれと提案や意見を交わしながらの研究室。


「…けど…、さすが、加瀬優里亜。どこも欲しい人材だよね~~。朋凰(めいおう)大学、商学部~~。」

朋代。


「ふん。ま~~ね~~。」

奈都美、試作を見ながら…。


そんな奈都美に朋代、

「あらら、なんとも…タンパクね~~。」


「いや…。なに…。別に~~うん。」

「はいはい。うん。」



提案と意見をしっかりとチェックして仕事に戻る研究員たち。


朋代、

「さて…。どう…???最近、翔とは…???」


そんな朋代に奈都美、いきなりドキンと、

「と…朋さん。」

小さな声で、

「今…、彼の前で、そんな話。」


「べ~~つに、いいじゃ~~ん。商品企画開発のみんなは、知ってることだし~~。」


「いやいや。いやいやいやいや。」

右手を振りながら…、奈都美。


一方、伸永は、今まで見た事もない周りの道具や研究員たちの動きを見ながら…。


そんな伸永を見ながら奈都美、小さな声で、

「あんたは蚊帳の外かぃ。」


その声に朋代、

「かっかかかか。ねね、七瀬~~。」

奈都美の右肩をペンと叩き、

「全く、私らの事…興味ないみたいだね、あの子。かっかかかか。」

両手を叩いて。


奈都美、腕組みながら、ため息を突いて、

「…ったく、もぅ…。」






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