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今のままで…いい…。 vol.006 「ふん…???」奈都美、「何…この匂い…???」

廊下を歩きながら奈都美、

「ほらほら…シャキッと…ある…。」

ふと伸永を見て、

「えっ…???…ふ~~ん。」


椅子に座っていた時は、何かしら…だらしなさそうに見えた尾田伸永…ではあったが…。

自分より程よい背の高さのその男性に奈都美、

「ふ~~ん。ふんふん。」

一緒に歩いていて、全く違和感を感じさせない。しかも…、

「ふん…???」

奈都美、

「何…この匂い…???」

そして伸永を見て、

「ねっ、尾田君って、何か…コロンなんて…、付けてる…???」


その声にチラリ奈都美の方を見て伸永、

「へっ…???あ…。いや…。何も…???」


奈都美、

「うそ…。何も…、付けてない…???」


伸永、

「え…、えぇ~~。」


そんな伸永に奈都美、

「うそ~~~。」

疑わしき目。


そんな奈都美に伸永、

「いやいやいや。ほんとに…何も付けてませんって…。」


「おっかしぃなぁ~~。」

…とは言え、相手の体をクンクンと嗅ぐ事も出来ずに。首を傾げながら奈都美。

そして…。

「はい。ここが…、クック・ル・ポット、商品開発・技術・研究室…ですっ。」


伸永、目をパチクリと。そして口を尖らせて…。


奈都美、ドアをコンコン。

「失礼しま~~す。商品企画開発の七瀬で~~す。」

ドアを開けながら…。


「は~~い、お疲れ~~。七瀬~~。来たね~~。」

研究中に、ニッコリとドアの方を向いて、

「ヨッ!!!」

左手を挙げて梶朋代(かじともよ)、研究員である。


奈都美、伸永に、

「ここが…、新しい商品…研究して、結果に導いてくれてる部署。」


伸永、周りをじっくりと見渡しながら、

「……。」


そして奈都美の傍を離れて、

「へぇ~~。」

目を見開いて。あちこち見て、

「初めて見ました、こういうとこ。」


奈都美に朋代、右腕を左肘で突っついて、小さな声で、

「商品企画開発の…ルーキー…???」


そんな朋代に奈都美、

「あ…は…、ははははは~~。」

頭を傾げて、

「どうかな…???」


朋代、

「くくくく。かっわいい~~~。ニッ。」


そんな朋代に奈都美、

「は~~~あっ…???」


いきなり朋代、

「ぷっ。」


「トモさんっ!!!」


そして朋代、姿勢を正して、

「んっ。んんんん。」


奈都美、

「あっ…。」

そして、

「尾田く~~ん。」


伸永、

「あっ。はい。」


奈都美、朋代に手を差し伸べて、

「こちら、クック・ル・ポット、商品開発・技術・研究室、研究員の…梶朋代(かじともよ)さん。東京慶徳大学出身、理系…。」


その声に伸永、

「東京慶徳大学出身、理系…。凄っ!!!」


奈都美、

「へっへっへ~~。でっしょう~~。」


その声に朋代、奈都美の右肩に自分の左肩をぶつけて、

「…って言うか、あんたも…東京慶徳でしょ。」


奈都美、

「けっ。ばれたか…。へへへへ。」


伸永、

「えっ、七瀬さんも…、東京慶徳っ!!!凄ぇ~~。」


「凄いって、あんただって、芸大でしょうが~~。」


朋代、

「えっ…???そうなの…???」

目をキョトンとさせて朋代。


奈都美、

「ふん。」


朋代、

「ひぇ~~~。」

びっくりしたように朋代、

「あっ。こんにちは、初めまして、梶朋代と申します。よろしくどうぞ。お願いします~~。」


伸永、慌てて、

「あっ。ども。」

ペコリ。


奈都美、

「…んで…、この人が…。」

伸永の方に手を…。


伸永、

「おだ…のぶながと言います。商品企画開発部です。」


その声に突然、

「はっ!!!おだのぶなが…???うそ…。あの…、戦国…武将の…???」

目を真ん丸く、朋代。


奈都美、変顔で、

「だよな~~。」

そしてテーブルの向かいにトコトコと奈都美、伸永の体を…。


伸永、

「あっ、あぁぁぁぁ。」


朋代の隣に。そしてネームプレートを見せて、

「はい。これ。」


朋代、

「尾田…伸永…。」

そして、読み終えるなり、

「な~~~んだぁ~~。」


奈都美、

「でしょっ。」


朋代、けれども、

「あっおっ。ごめん、な~~んだぁ~なんて、相手に対して、失礼な。パワハラになっちゃう。」


奈都美、その声に、鼻の下を伸ばして、

「わっ。」







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