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今のままで…いい…。 vol.036 「これ。このデザイン…、使わせてもらった。」

勇喜雄、机の上から書類のファイルを…。

そして一枚の用紙を…。

「これ。このデザイン…、使わせてもらった。」

葉月の前に一枚の用紙を…。


葉月、その用紙を見て、

「ふ~~ん…???」


奈都美、

「ふん…???」

その用紙を見て、

「わっ!!!これって、尾田君が最初に描いた、私たちの新商品の…パッケージデザイン~~。」


「へっ…???…これって…、尾田君の…デザ…イン…???」

葉月。


奈都美、

「うん。試作見て、いきなり、用紙にさらさら~~って…。」


勇喜雄、

「今の俺のヤツにこれいいって思って。…って言うか、ダイさんの机の上にあったから、朝早く、ダイさんに電話したら、尾田君のデザインって言われて。…で、使ってもいいよって言われてさ。」


奈都美、

「えぇ…。確かに…これは…。…でも…。」


勇喜雄、

「あぁ。ダイさんからそう言われた。…んで、最後にダイさん。尾田君に電話入れとけよって。」


奈都美、

「へっ…???」


「そしたら、尾田君に電話して…。尾田君も、良いですよって…。」


葉月、

「へぇ~~~。」


奈都美、

「じゃあ…。」


「あぁ。ニールセン。向こうさんも、これいいです~~って、即採用。」


葉月、

「わお~~。」

奈都美の左肩を叩いて、

「ナツ~~。や~~り~~。」


「そんな訳で、朝からもう…、さすがに…バテ気味だね~~。」


そこに木綿子、翔、

「おはよう~~。」

「お~~っす。」


「何、どうしたの…ムラさん。酷い顔。」

木綿子。


「夜中から…仕事、してたんですって。」

葉月。


木綿子、翔、

「はっ…???夜中から…仕事…???なんで…???」


その声に勇喜雄、

「おぃおぃ、また最初っから話しなきゃなんねぇのか~~。悪ぃ~~。俺、トイレ行ってくるわ。」

そそくさと。


その勇喜雄の背中を見て葉月、奈都美、

「ぷっ。くくくく。お疲れさま~~。」


その時に部署に入ってきた靖子、

「カシムラ~~。おはよぅ~。どうしたの~~。酷い顔~~。」


葉月、

「かっかかか。みんなに言われてるよ。」


靖子、

「ねね、カシムラ…、どしたの…???」


奈都美、

「実は…。」



そして奈都美と葉月が、それぞれに…。


靖子、

「へぇ~~え~~。」


木綿子、

「凄~~い。」


翔、

「ほぅほぅ。」


そこに瀧澤、内海。そして、内海に肩を叩かれて出社の伸永。


瀧澤、

「おはよ、みんな~~。」


内海、

「う~~っす。かかかか、尾田~~。ナイス。」


伸永、自分の席に就くなり、翔に、

「おはようございます。」

そして内海に、

「ありがとうございます。」


木綿子、

「へぇ~~。尾田君、デザイン、初ヒットねぇ~~。」


内海、

「お~~???みんな…もう~耳入ったか~~。」


葉月、

「はい。今…ムラさんから…。」


「うん。ムラ、バテてたろう~~。」

「はい。」


内海、

「まぁな。昔なんか、俺なんて、徹夜続き。な~~んて事もあったもんな~~。今じゃ、とてもじゃないけど…、考えられない。」


木綿子、

「尾田君、どんなデザイン~~???」


葉月、

「あ~~、これだって…。ムラさん。」


その用紙を受け取って木綿子、

「へぇ~~。凄~~い。上手~~。さすがは芸大。こんな風に描けるんだ~~。」


翔、

「ん~~~???」


伸永、畏まりながら…。


「さ~~て、ミィーティングだぁ~~。」

内海。


「はい。」

一同。


「…っと、ムラは…???」

入口を見て…。


葉月、奈都美、

「さっき…トイレに…。」


「寝てっかぁ~~???まっ、いっか。蔵之介は、今日、出張から戻る~~。」


一同、

「はい。」


「そんで~~。もぅ、ムラからも聞いたと思うが~~。尾田君のデザインが、ニールセンに、急遽、採用された~~。」


一同、

「ヒュ~~。」






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