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今のままで…いい…。 vol.035 「なんとも…チグハグだもんね~~彼…。」

「--うそ。」

最初に葉月。そして、ピョコンとラインの音。そしてまたピョコン。ピョコン。


奈都美、スマホの画面を見て…。

「そりゃ…来るわな~~。」


「--へっ…???うそうそ。尾田君から電話って…、何…???何話した…???」

木綿子。


翔からは、

「--マジで…???」


朋代、

「--かっかかか。へぇ~~。や~~るね~~。」


奈都美、そんな朋代のメールを見て、

「んもぅ~~、トモさん、や~~るね~~じゃないよ~~。」


そして葉月から電話。

「でででで、何話したの…???」


その声に奈都美、

「昨夜はありがとう。お姉さんに話した。仕事頑張ります。…で、切れた。」


「はい…???何それ…???」

「だ~~って、それで、切れたんだもん。もぅ~~。」


「かっかかか。や~~るね~~。尾田く~~ん。」


奈都美、

「もぅ~~。カンちゃんまでそれか~~い。トモさんも…おんなじこと~~。」


葉月、

「へぇ~~~。」

そして、

「でもさ~~。凄いじゃん、ナツに電話するなんて。…うん。進歩だよ、尾田君。…かっかかか、さっすが、新商品開発パートナ~~。」


「まっ。そんな風に考えれば…。うん。いっかな~~。」


葉月、

「何…???そんな風に考えればって…???…ふん…???そのほかに…???」


奈都美、いきなり、

「ふん…???いや…、全然。」

間髪入れずに。


葉月、

「かっかかか。何言ってんの…???」


「いや…。だってさ~~。何て言うか…、全く…噛み合わないも~~ん。」


「まっ。だ~~よね~~。」

そして、笑いながら、

「なんとも…チグハグだもんね~~彼…。」


「ま~~ったく~。ピンとも合わなきゃ、ブレブレだよ~~。とほほほほ。」


そんな声に葉月、

「まっ。でも…、それでも…、何とか…尾田君…。頑張ってもらわなきゃ。ナツへの電話。…かっかかか。こりゃ、相当~~勇気…いったか~~???」


奈都美、

「ふんふんふんふん。どうだか~~。」


「まっ。がんばろ。」

「う~~ん。」







「おはよう~~。」

「おはよう~ございま~~す。」


「おぅ、おはよう~。お疲れ。」

…と、言っているような…。

手洗いで歯磨きをして、口を漱いでいる樫村勇喜雄(かしむらゆきお)。


「どしたの、ムラさん…???」

奈都美と葉月、部署に入って最初に目にする男性、樫村勇喜雄。


「あ~~。夜中に、叩き起こされてさ。ニールセンから…。」


「あぁ…、今、ムラさんやってる…???」

葉月。


「うん。向こうさん。今抱えてる商品、ポシャッタらしく、いきなり俺の商品、前倒しで至急頼むっ…。」


「ポシャッタって…???」

奈都美。


「あぁ…。向こうさん、新しいの、販売…直前だったんだけど…。」


「ふん。」

葉月と奈都美。


「ところがどっこい。素材に入っている成分の一つが、別の成分とミックスされると、化学反応で、体内に吸収されるとアレルギーになっちゃうって。いきなりその商品、キャンセルよ。…でもって…、俺んのがいきなり前倒し。」


奈都美、葉月、

「う~~っそ!!!」


「それくらい…試作で気づけって~~の。」

勇喜雄。


「うんうんうん。」

奈都美。


「…んでもって、販売に間に合わない。…ってんでニールセンから俺に電話。2時だぜ、叩き起こされたの。…仕方んなく、課長に電話して、会社来て…、今まで…。」


葉月、

「う~~っわ。」


そして勇喜雄、顔を洗って、拭きながら、

「まっ。何とか…物は出来て、パッケージのデザイン決まんなくって…、それが決まれば、何とか間に合うって…。けど…そんな簡単に…。」


奈都美、

「ふんふんふん。」


「…けど、ラッキーよ。かかかか。尾田君にお礼…言わなきゃな。」


奈都美、葉月、

「はい…???」


「そのパッケージのデザイン。」

勇喜雄、そして自分の席に。

「これこれ。これがあって助かった~~。」






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