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今のままで…いい…。 vol.020 「少しずつ、慣らしていこう~~。」

「トモさん。じゃあ~~。尾田君の事…、いろいろと…知っているんじゃ…。」

木綿子、右端から朋代に。


そんな木綿子に朋代、

「いやいやいやいや。全~然。」

そして笑いながら、

「だって、会社にいて、顔見ても分かんなかったんだから…。」


木綿子、

「あっ、そっか…。」


朋代、

「あっ。でも…、あそこ…、確か、三樹建設の…、前の社長の家じゃ…、なかったかな~~。」


その朋代の声に奈都美、いきなり飲んだビールに咽るように、

「ん…。んん。うん。そう。三樹建設。知ってんの、トモさん…???」


「ふん。…ただ、社長の名前までは…、知らないけど…。けど…、女性の人…。いるよね。…確か…、名前は…???梨花さん…だったっけ…。たま~~に、スーパーで見掛けるけど…。」


奈都美、

「そうそうそう。梨花さん。尾田梨花さん。トモさん、知ってたんだぁ~~。」


その声に伸永、

「あ…のぉ…。」


「えっ…???」

「どうして…。そんな…僕の姉ちゃんの事…???」


奈都美、

「あ…。ごめん。」

そして伸永の飲んでいるビール、そのジョッキを見て、

「なぁ~んだ~~。尾田君、しっかりと…お酒、飲めてるし~~。」


伸永、

「あっ。でも…。僕、アルコール。飲んだの…。」

指折り数えて…。


その仕草を見て葉月、木綿子、クスリと、

「ぷぷぷぷ。分~~かった、分かった。うんうん。あんまりアルコールは、苦手っと~~。」


「誕生日と姉ちゃんの結婚式の時…。」


奈都美、翔、渋そうな顔で…。

そして腕組みをして、数回頷いて、

「そっか、そっか。」

「少しずつ、慣らしていこう~~。」


剛輔、

「お~~い、そんな…無理させんな~~。中にゃ~~。飲んだ途端に、ガラリと雰囲気、豹変する人もいるから~~。」


そんな剛輔の声に、いきなり5人、

「かっかかかか。」


葉月、

「ぷぷぷぷ。ムラさん…。あの人、飲んだら態度がコロコロコロっと変わるもんね~~。」


木綿子、

「うんうんうん。完璧に調子いいよね~~。」


「けど…、うざいって人もいるし~~。」

奈都美。


「うんうんうん。ヤッさん。仕舞には、かしむら――――――っ。だもんね~~。」


伸永、

「かしむら…さんって…???」

隣の奈都美に…。


奈都美、

「うん。ほら、ユッコの隣。主任のダイさんの隣の人。完璧に、オヤジ臭い人。」


その声に伸永、少し思い出すように…。

「あ~~。あの人…。」


「うん。」

奈都美、

「お酒飲んだら、コロコロと話しが変わっちゃう~~。…でも、凄いよ、物凄いボキャブラリー持ってるから。まるでお笑いだよ。クッ。」


翔、

「だ~~よな~~。仕事は超真面目。…なんだけど…。お酒飲ませたら、もう~~話が止まらない。…で、どんな話にでも、着いてくから、凄いよ、あの人。…なんて言うか、雑学って言うか…。」


「そんな風に考えると…、結構、うちの部署、賑やかだよね~~。かかかか。」

木綿子。


翔、

「うん。それは言えるよね~~。」


奈都美、

「だから~~。尾田君も~~。いつまでも~~。そんな…大人しく~~。」


その声に朋代、

「かかかか。七瀬~~。それはあんたら4人が、しっかりと尾田君、フォローしなきゃ~~。持ち上げなきゃ~~。うちらの仕事は…、美味しいもの、お客様に食べてもらって、喜んでもらわなきゃならない。」


一瞬、朋代の声に一同が沈黙。


剛輔、にっこりと、

「ん~~???」


「七瀬さんの言ってたことと…おんなじだ。」

伸永。


奈都美、葉月、

「へっ…???」


葉月、

「かかか。ナツ…、尾田君に言ってたんじゃん。」


朋代、

「ふん。」


奈都美、

「まぁねぇ~~。」







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