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今のままで…いい…。 vol.019 「あっ。ごめん、姉ちゃん、電話してなかった。」

その声に伸永、

「あっ。ごめん、姉ちゃん、電話してなかった。…今、会社の人たちと一緒で…。」

そして隣の奈都美を見て、

「ここ…???」


奈都美、

「ふん…???あぁ。マルシェ。パブ、マルシェ。」


伸永、

「パブ、マルシェって言うお店。お酒…。」


電話の相手は伸永の姉である。


「へっ…???あなたが…外で、お酒…???」

「う…、うん。」


数秒の沈黙。


そしていきなり、

「キャ~~~ッハッハッハ~~。」


その声に伸永、いきなり、スマホを耳から離して。


隣の奈都美にも聞こえるスマホの向こうの笑い声。

奈都美、

「…ん…???なんだ、この笑い声…???」


伸永、

「姉ちゃん、耳、痛いよ。」

そしてスマホから、

「分~~かった。分~~かった。うんうんうん、楽しんできな。キャッハハハハ。明日の準備して帰るから。」

「分かった。ありがと。」

そしてプツリと電話が切れる。


翔、

「何…、尾田君のお姉さん…???」


奈都美、

「うん…、みたい…。凄い…。なんなの…???笑ってたけど…???」

伸永を見て。


伸永、頭を傾げて…、

「……。…分かんない。…でも…、明日の準備して帰るから…って…。」

そして照れ笑いをするように…。


奈都美、

「あ…、明日の…準備…???」

そして奈都美、目を細めて、

「…ん…???どういう事…???…明日の準備…って…。」

そして数秒考えて、

「尾田君って、今…何処に住んでるの…???」


その声に伸永、

「僕ですか…???」


奈都美、そして葉月も、

「うんうん。」


「栄町の3丁目、11の3…ですけど…。」

キョトンとして伸永。


奈都美、

「ふ~~ん。栄町の3丁目、11の3…。」


その奈都美の声に朋代、いきなり、

「ん~~???栄町の3丁目、11の3がどうした~~???うちのご近所さんだけど~~???…とは言っても、隣町になるけど…。」


その声にいきなり奈都美と葉月、

「ぶっ!!!」

そして同時に、

「うそ―――――――っ!!!!」


木綿子、左手をカウンターに、そして顔を付けて、右手でカウンターとぺんぺんと。

「かかかか。うそでしょ。」


翔、

「すげっ。トモさんのご近所さん。尾田君の家って…???」


翔の声に朋代、

「へっ…???うそっ。尾田君、尾田君、君って、栄町…???」


伸永、

「あ…、はい。」


その声に朋代、

「私…、飯田町~~。」


「へっ…???飯田町って、僕の家の隣町…。」


剛輔、

「おやおや。栄と…飯田…ですか…。」


翔、奈都美、顔を見合わせて、

「なんなんだ…これ…???」

「いや…。まさか…。」


朋代、

「あ…。あ~~。いや…。えっ…???ちょっと待って…???」

そう言いながら、

「まぁ…、隣町…。うん。確かに、大通り…挟んでるから…。」

スマホで自分の家の地図…。翔と一緒に画面の地図を見ながら、

「こ…こ…が…、私の家…でしょ。栄町って…、こっちだから…3丁目…???さっき、何てったっけ…???」

翔に。


「11の3…???」


奈都美、

「うんうん。」


朋代、

「11の3…。」

指で…、

「う~~っそ。道路挟んで真向かいじゃんっ!!!え~~~っ、あそこ…、尾田って言うんだ~~。」


葉月も木綿子と一緒にスマホの画面を、

「わお。」


奈都美も自然に自分のスマホで…。そしてそれを伸永に見せて…。


伸永、

「あ。はい。ここです。」


奈都美も、

「トモさんちと…、道路挟んで、真向かい。」


朋代と翔、

「へぇ~~~。」

「なんとまぁ~。」


剛輔、

「何と。そう言う事って…あるんだな。」


朋代、

「かっかかかか。まっ、確かに、毎日、家は見てるよ。確かに、立派な家だけど…。まさか…。」

そして朋代、

「え~~~~っ???」







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