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今のままで…いい…。 vol.018 何かしら借りてきた猫のような感じで…。

剛輔、

「おぅ。初めまして。パブ、マルシェのマスター、してます。八神剛輔(やがみごうすけ)です。そして…。」


「こんにちは、初めまして。マルシェのウェイトレスさせて頂いてます。屋舗美玖(やしきみく)と言いま~~す。よろしくね。」


そんなふたりに伸永、

「あ…。はい。こんに…。はじめ…まして…。おだ…、のぶながと言います。」


カウンターを堂々と5人で占領して。左から翔、奈都美、伸永、そして葉月に木綿子。

そんな真ん中の席で、何かしら借りてきた猫のような感じで…。


「まっ。とにかく、飲もうぜ。マスター、俺、いつもの。」

翔。


剛輔、

「あいよ。他も…いつものやつね。」


奈都美、

「あっ。私…も…、生にしようかな~~。」


剛輔、

「おや珍し、酎ハイから転向か…???」


葉月と木綿子、

「私はいつもの~~。」


美玖、

「了解。」


伸永、

「……、ぼく…は…。ノンアル…で…。」


そんな男性をチラリと剛輔。


翔、

「お~~い、おぃおぃ。酒…飲めるって、昼…、言ってたじゃん。」


剛輔、

「う~~ん…???」


「会社に入ったら、付き合いは…、仕事の内でもあるんだぞぉ。」

翔。


「そぅそぅ。だ~いじょうぶ~~。酔い潰れたら、しっかりと翔が家に送るから。かかかか。」

奈都美。

「剛ちゃん、尾田君に生。」


剛輔、

「おぅ。…でも、まぁ…、無理すんな~~。面倒見いい、連中だけど…。」


「ひゃ~~。ごめん、ごめん、もうみんな…来てた~~。遅れちゃったね~~。」

そう言ってカウンターの翔の隣に座る朋代。


翔、

「おっと、トモさん、お疲れ。」


「何々、仕事終わったら、いつもんとこね~~って、七瀬からラインあったけど…。」

左端から5人の顔を見て朋代、

「あれ…???」

そして、

「ぷっ。かかかか。…そういう事か。」


葉月、木綿子、

「はい。そういう訳で…。」


美玖、

「はい。カンちゃん、ユッコ、お待たせ~~。」


剛輔、翔と奈都美、そして伸永に生。

剛輔、

「…で、トモちゃん、ちょい待ち。」


朋代、

「あ~~。ありがと。」

そして、

「かかかか。尾田…君、だっけ…。慣れた~~???」


そんな朋代に剛輔、

「おやおや、トモちゃんも既に彼…???」


「ん~~。新商品開発~~。七瀬とね~~。コンビになってっからね~~。」


剛輔、

「おやおや。へぃ、お待ち。」


「ありがと。」


翔、

「…んじゃ、尾田君の、初のマルシェ、デビューと言う事で。」


剛輔、腕組みして、ニッコリと。そして伸永に、丁寧に、

「どぞ。お見知りおきを…。」

右手を胸に当てて、軽くお辞儀を…。


翔、

「乾杯~~。」


それぞれジョッキをカチンカチン。そして一口。

そして、それぞれが、

「ん~~おいし。」


その時、どこかからか、

「タララリラ~~ン。ララ~~ン。ララ~~ン。」


葉月、

「…ん…???誰…???」


木綿子、

「あれ…、これ…、ベルリン。」


奈都美、

「…うんうん。でも…???なんで、ベルリンの曲…???」


翔、

「ん~~…???」


伸永、

「あ~~。すみ…ま…せん。これ…僕の…。」


奈都美、

「はい…???これって…尾田君の…スマホの…???」


葉月、いきなり伸永の背中をドンと、

「や~~るじゃん。かっこいい~~。トップガン。ベルリンの曲じゃん。かかかか。」


「…って言うか、早く出なさいよ。誰から…???」

奈都美。


翔、

「ん~~???」


伸永、ポケットからスマホを。

「…姉ちゃん…。」


その途端、奈都美、ガックリと。

「あっ。そっか…、誰からって、お姉さんしか…電話番号登録…。そっか、そっか。」


伸永、電話に出ると、

「…ノブ~~。今…どこ…???家、来たら、あなた…いなくって…。」






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