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今のままで…いい…。 vol.017 奈都美、そして伸永のスマホにまたキーボードで…。

木綿子と葉月のそんなモーションに伸永、

「あっ…、はい…。」

そして隣の奈都美の顔を見て、

「こ・れ・は~~。」


3人が伸永に前のめりに、

「ん~~???」


伸永、少し空を見る感じで、

「…アラ…ジン…???」


その伸永の声に3人、

「凄~~い、尾田君、正~~解。」


「ねね、尾田君って…、映画…好きなの…???」

木綿子。


「えっ。え~~。家で、良く映画は…。」

「凄いよね。」


奈都美、そして伸永のスマホにまたキーボードで、

「…と~~。これで良し。」

それでポンと押して、そのまま伸永に…。


伸永、

「はい…???」


3回のコールで相手が出る。


伸永、

「えっ…???えぇぇぇぇ…???」

スマホから聞こえてくる声。


最初に聞こえた声が、

「もしもし。もしもし。…どなたですか…???もしもし。」


左端で伸永の右二の腕を突っつく奈都美、

「はい。早く~~。」


「…って、だめです。僕~~。」


スマホから聞こえる声。

「誰だよ、悪戯…???」


奈都美、

「もぅ~~。」

仕方なく、伸永からスマホを奪い、

「もしもし、私~~。」


そして聞こえてくる声、

「はぁ~~???ナツって…。何やってんのおま…???今、どこ…???」


「お昼だし~~。みんなでお弁当食べてる。尾田君のスマホから電話してる~~。翔の番号、登録したからね~~。」


その声に翔、

「は…あ~~???」


奈都美、

「じゃね~~。」

通話を切る。


葉月、

「ぷっ、翔に電話した…。」


奈都美、

「ふん。当然。俺どうすっかな~~。なんてラインよこしたから。」


木綿子、

「おぅおぅおぅ。いいじゃん、いいじゃん。まっ、とにかく部署内の誰でも、電話、登録しておいた方がいいよ。」


葉月、

「だ~~ね~~。」



そして数分後…。


3人、ラウンジの入り口から駆け足で入ってくる男性を見て、

「かかかか。やっぱり来たか。」


スマホを持って、

「何、この番号って、尾田君の…???」

翔。


奈都美、

「ふん。私たち3人、もう、登録したから。」


「…って、どういう事…???」


「だ~~ってさ~。尾田君、スマホ持っている割には…、全然、電話番号登録、してないんだよ。」

木綿子。


それを聞いて翔、

「うそ…???」


「だから~~。これから一緒に働くんだし~~。」

奈都美。


「あれこれと…。仕事の連絡だってあるから。私たちの電話番号、登録したって~~訳。」

葉月。


奈都美も、

「ふん。その通り。…で、ついでに翔の番号も登録した~~。」


翔、

「…って、俺は…ついでかぃ。」


そんな翔に木綿子、

「かかかか。」

そして、

「いや…。…でもさ。翔の場合は、尾田君の隣の席なんだから、それこそ、しっかり、尾田君、面倒みるっていう意味でも…。」

そう言いながら隣の葉月、そして奈都美と伸永を見て、

「ねぇ~~~。」


翔、いきなり木綿子から言われて、

「あ…。いや…。その~~。」


奈都美、

「はい。ユッコから1本取られたね~~。かかかか。」


伸永、始終黙って話を聞いて、

「……。」


翔、ポツリと…、

「尾田君…、少しは…会社…、慣れた…???」


その翔の声に3人、伸永の顔を…。


伸永、

「あ…。え…。えっと~~。」


奈都美、

「もぅ…、また、黙って~~。」


翔、

「なぁ~、尾田君、尾田君って、酒…飲めんだろ…???」


その翔の声にいきなり葉月、

「あっ!!!ナイス、翔~~。マルシェ行こう。尾田君連れて~~。」


奈都美、木綿子、

「あ~~。いいね、それ。うんうんうん。」





「…てな訳で、例のウチのニューフェース。ルーキーの、尾田伸永君、で~~す。」

葉月、剛輔と美玖に。







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