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今のままで…いい…。 vol.014 「わぁ…。お弁当…食べてる…。」

そして優里亜、帰り際、奈都美の左肩をポンと叩き、

「ナツ~~。新商品、お願いね~~。」


奈都美、

「あ、う~~ん。オッケ~~。」


そして優里亜、翔の方を向いて、左手を挙げて、ヒラヒラと。


奈都美、パソコンの画面を見ながら小さな声で、

「あぃよ~~。」

そして、伸永の方に目をやって…。いきなり肩の力を落として、

「あぁ……。」


隣で木綿子、

「ぷっ。」

けれども木綿子、頭の中で、

「尾田君から…、いい…匂いか…。ふ~~ん。」




翔、電話のコールに、

「はい。商品開発、幸村です。……はい。あ~~。はいはい。分かりました。これから…。はい~~。」

そして資料とファイルを持って、

「課長~~。商品サンプル…出来たみたいです。」


内海、

「お~~。出来たか~~。んじゃ、チェックと行くか~~。」


「お願いします。」






昼の休憩ラウンジ。


葉月、

「へっ…???おっと~~。尾田君。ほらほら。」

窓際の席を指差して。


木綿子と奈都美、

「あっ、ほんとだ~~。」


木綿子、

「わぁ…。お弁当…食べてる…。」


葉月、

「うんうんうん。コンビニ…系…じゃ…ない。」


そして木綿子と葉月、奈都美の背中を押して、

「ほいほいほい。新商品、パートナ~~。」


奈都美、

「わぁ、わぁ、わぁ…。ちょっ。ちょっと~~。」


伸永の席に。


自分のテーブルに3人の女性。伸永、

「あっ。」


木綿子、

「おっと、尾田君、お弁当~~。シシ。」


伸永、

「あっ。あ…、はい。」


葉月、

「へぇ~~。美味しそう~~。誰、作ったの~~。」

葉月、奈都美の左肘を突っつきながら…。


奈都美、

「…ったく、もぅ~~。」


伸永、

「あ。あ~~。姉…ですけど…。」


「ふ~~ん、尾田君の…お姉さん。」

木綿子。


「わはっ。美味しそう~~。」

葉月、

「ねね、尾田君のお姉さんって、どんな人…。」

にこにこと。


伸永の隣に座って葉月。


そんな葉月の向かいで奈都美、顔をクシャリとさせて、

「カンちゃん。」


葉月、

「いいじゃんよ~~。同じ、商品開発。みんなの事…知りたいじゃない。私ら、ウチの部署の人たちの事…、結構オープンだから、ねぇ、尾田君だって。」


そんな葉月の声に木綿子も頷いて、

「まっ、そういう…事かな~~。かかか、それじゃなくても、会社以外の人だって、私らの事、もう殆ど知っている人もいるし~~。」


そんな木綿子に葉月、

「かかか、マルシェのマスター。」


木綿子、

「ピンポ~~ン。」

そして、

「まっ、知ってもらえて、こっちも話しやすいって事…あるからね~~。」

弁当を食べながら木綿子。


奈都美、

「…ってか、剛ちゃんの場合は…知り過ぎだよ。」


そんな奈都美に葉月、

「そりゃ、仕方ないよ、ナツの場合は~~。赤ちゃんの頃からなんだから~~。かかかか。」


その声に伸永、

「えっ…???」


葉月、

「あ~~。私たちが…。って言うか~~。会社のひとたちも良く通っているパブがあるんだ。マルシェ。そこのマスターが、ナツのお母さんと、幼馴染で、ナツん家とは昔っから関わりあっていんのよ。」

そして葉月、

「あっ。そうだ、尾田君の歓迎会~~。」


その声に木綿子、

「あっ、そうだ。歓迎会、やんなくっちゃ。」


その声に伸永、

「えっ???あ…、あのぉ~~。」

少し、縮こまっている伸永。


そんな伸永に奈都美、いきなり、

「尾田君!!!」


伸永、

「あっ、はい。」


「さっき、ヤッさんからも言われたでしょ、元気、元気って。」

「ヤ…ヤッさん…???」






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