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今のままで…いい…。 vol.011 「そういうこと…、こういう場所で、当人に訊く~~???」

奈都美、

「それそれ。」


瀧澤、内海、

「へっ…???」

「ん~~???」


「私と尾田君担当の新商品。」

奈都美。


「あ~~。営業の加瀬優里亜のアイディアのあれか~~。ショップに行かなきゃ食べられないムースがコンビニで食べられるって…。」

内海。


奈都美、

「はい。…で、課長から言われて試作。」


「うん。」

瀧澤。


「その時に、試作を食べて、尾田君、用紙にサラサラと…。…で、それを見てビックリ。」


内海、

「ふ~~ん。」

瀧澤の顔を見て。


奈都美、

「見た瞬間、私だったら、買っちゃうって。…まぁ…、ボールペンでサラサラと書いたようだったけど…、物凄い完成度。」

その声に瀧澤、内海の顔を見て、顔をチョコンと傾けて…。


内海、

「ほぅ~~~。これは、これは、頼もしい~~。」


瀧澤、

「しっかりと…、伸永…尾田君の事、見てあげて…。」


内海、

「まっ、蔵助(くらのすけ)にも、言ってはあるんだけど…。七瀬~~。頼む。物凄い内気で、おとなしいヤツだけ…ど~~。…但し、頭脳は明晰~~。」

そして、瀧澤の顔を見て、

「ですよね。お馨さん。」


瀧澤、

「…らしい…ですよ~~。梨花さんの話だと…。…私も…梨花さんから、馨子、お願い、あんたのとこで、面倒見て。って…頼まれちゃった口だから~~。…とは…言え、私だって、伸永とは…、あんまり…面識はないんだけどね~~。」


「それはそうと…、七瀬、おま…、翔とは…???」


その声に瀧澤、

「もぅ~~。庸ちゃ~~ん。そういうこと…、こういう場所で、当人に訊く~~???」


そんな瀧澤に内海、

「いやいやいや。そんな…お馨さん…。俺だって、気になるでしょ。こう見えても、翔の背中…、押したの…俺ですよぉ~~。」


そんな内海に奈都美、ペコペコと頭を下げて。


瀧澤、半ば、呆れ顔で、

「はいはいはい。そうでした~~。はいはい。」


奈都美、

「ご心配なく。御蔭様で、良きお付き合い…、させて頂いております。」


その声に内海、にっこりと、

「そうか、そうか…。」

瀧澤に指さして、

「ほれ…。」

そして奈都美を見て、

「ねぇ~~。」


奈都美、

「ぷっ。」


瀧澤、ビールを一口飲んで、

「…ったく~~。」




それから数十分後、瀧澤、

「ヨシ。ナッちゃん、そろそろ帰ろっか。」

奈都美を見て。


奈都美、

「あ~はい。うん。」


「庸ちゃんは…当然…ま~~だ、いるよね~~。」


そんな瀧澤に内海、

「あい。飲ませて頂きます。」


「奥様、明日まで、出張~~。亜衣子(あいこ)ちゃんは、合宿~~。家に帰っても、誰も~いな~~い。」


内海、

「その通りで~~。」


瀧澤、

「ふふ。行こ、ナッちゃん。」


奈都美、

「はい。」




レジで精算して瀧澤、

「じゃね~~。後は、よろしく~~。」

庸史に。


庸史、

「あ~~い。ご馳走様でした~~。七瀬、よろしく~~。」


玄関のドアを開けての瀧澤。



内海、

「まっ、男どもが寄ってきても、逆に…のめされるけどな~~。」

そう言いながら両腕を広げて、左右上下に。

「女だてらに、合気道、二段。うぅ~~~。…まっ、背も高く~~。日本人離れした…マスクなんだけどね~~。まま、プロポーションも…それなりでは…あるけど…。…けど…、図に乗って手を出したら、恐いよ~~。」

左腕を伸ばして、思いっきり捩じって、

「イテテテテテ~~って…事になるから、気を付けなよ、お兄さん。」

ふたりのジョッキを片付けに来た店員に。


店員、

「あっ…???はぁ…???」

首を傾げて…。






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