第2話
前回に続き私の小説をご覧頂きありがとうございます。
それでは本編をどうぞ。
「とーちゃーく」
つ、疲れた・・・・・・。おいおい、二人乗りってこんなに辛いのか!? それに俺が乗ってるの電動チャリだぞ!?
もう二度と乗りたくない。そうもいかない気がするけど。
とりあえず、中に、入るか・・・・・・ってあ、愛佳がいない!?
どこだ、どこへ行ったんだ!?
俺は必死にあたりを見回す。しかし、愛佳は見つからない。
ちくしょー!! これだからロリ(ガキ)は嫌いだ!
なにかあったら殺されるのは俺なんだぞ!
突然の出来事で冷静さを失った俺はひたすら駐輪場を駆け回った。
しばらく探していると俺はいつの間にかBエリアまで来ていた。
さすがにここにはいないだろ・・・・・・。
そう思って戻ろうとしたそのとき、聞き覚えのある声が聞こえた。
◇◆◇◆◇
あれっ?
わたしはその場で泣いている女の子をみつけた。
あのまま放っておくわけにもいかないし・・・・・・。仕方ないわね、少し助けてあげますか。
私は彼女を怖がらせないように近づいた。そして、そっと話しかける。
「あなた、迷子なの?」
「うん。さとくんと離れちゃった」
さとくん? ああ、保護者の人ね。でも名前で呼ぶって事はお兄さんとかかしら。
「わかったわ。私も一緒にさがしてあげる」
「ほんと!? ありがと!」
◆◇◆◇◆
あれは、愛佳とクラスメートの霧崎だ!
まずい! 早くしないと見失っちまう! でも、この距離からだと間に合わない!
だったら・・・・・・。
俺は周りを気にせず思いっきり愛佳の名前を叫んだ。
「おーーい!!! 愛佳ーー!」
すると愛佳はこちらを振り向き俺に向かって走ってきた。
「さとくーーーーん!!!!」
俺は走ってきた愛佳を抱きしめた。愛佳は俺に会えたことの安心と怒られるかもしれないという恐怖で泣き出してしまった。
「ご、ごめんなしゃい」
泣きじゃくっている愛佳は呂律が回っていない状態で必死で俺に謝った。
俺はそんな愛佳をぎゅっと、そして包み込むように抱きしめなおした。
「ごめんなしゃい、ごめんなしゃい」
「もう怒ってないから大丈夫だよ。大丈夫だから」
「ほ、ほんとぉ?」
「ああ、本当だよ」
大丈夫と何度も頭をなでながら繰り返す。すると、だんだんと涙が止まっていく。
そして愛佳は、涙の痕とまだ少し赤い濡れた目を俺に向け、にっ、と笑みを浮かべた。
それにしても愛佳が見つかってよかった。べ、別にあいつが心配だったわけじゃないんだからな!? 姉さんに殺されるから仕方なく探しただけだからな!?
「えーっと、いい雰囲気を壊すようで悪いんだけどあなた同じクラスの鍋島君よね?」
不意に声をかけられた俺は驚きながら後ろを向く。そこには少し小柄な黒髪の女の子が立っていた。
「ああ。君は確か・・・・、霧崎さんだったっけ」
「そうよ。それで一つ聞きたいんだけどその子ってあなたの子じゃないわよね?」
――――はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??? 何言ってんだこのアマァ!!!! 殺されたいのか!!
とりあえず落ち着け俺。怒りを鎮めるんだ。
・・・・・・よし。なんとか治まったぞ。
それで怒りを悟られないようにやさしく・・・・・・。
「ああ。違うよ。この子は俺の姉さんの子供だよ」
「そうなの。それにしても随分仲がいいのね。もしかしてあなたロリコンなの?」
そのとき鍋島里琉の中で何かが切れる音がした。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?? んなわけねぇだろ! しばくぞ!!!」
まずい。つい俺の我慢していたものが飛び出てしまった。でも仕方ないよね☆ あのアマが俺にあんな口を叩いたんだから。
「っと、ごめんごめん。ロリコンって言葉に反応しちゃってつい」
「いいえ、こちらも無神経にそんな言葉を言ってしまったのだからお互い様よ」
落ち着いた俺は霧崎さんに謝罪した。それを見ていた愛佳が怖がって泣きそうだったので肩車をしてあげた。
「やっぱロリk・・・・なんでもないわ」
ことこどく俺をイラつかせるようだ。もういい。このアマ犯s・・・・・・なんでもないぞ。
てかこの公衆の面前で馬鹿丸出しの話したくないんだけど。
「ここでずっと話すのもアレだし、中入らない?」
ここでナチュラルに誘う俺ってすげぇ。天才かも。
「それもそうね。じゃ行きましょ愛佳ちゃん」
「うん! かすみおねーちゃん!」
えっ、あいつ霞って名前なの? てか愛佳もなんで知ってるの? さっき見たときは名前聞いてなかったよね!?
そんな大人の都合を目の当たりにした俺は困惑しながらスーパーの中へと入っていった。
し、死ぬ……。暇すぎて。
ネタも足りない……。
誰か、助けて。
この小説は不定期に投稿します。




