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一狩り行こうぜ!

一狩り行こうぜ


言わずと知れた大人気ゲーム「モンスターハンター」の決め台詞。


自分はやったことがないんですけど。

実は、マスコットキャラであるブーギーをモンスターをおびき寄せるための餌だと思ってました。


さて、UMA狩りはどうなるのやら?

さて、地球、特に日本近辺でのUMAの出現。

猪、サル、シャチ、クジラ、狐、狸、猫、蛇など多岐に及ぶ。

やはり昔から知能が高いとか、化けるとか言われているものを元としたUMAが多い。


「過去の伝承にある鬼や九尾の狐、化け狸、八岐大蛇などは実は魔法力で変化した獣だった?」


まぁ、過去の地球に魔法力を持つ何者かがいた、もしくは来ていたとしたらありうることだ。


「なぜ彼らは地球からいなくなったんでしょうか?」

「大した価値を地球に見いだせなかったからでは?」


恒星間航行が可能な文明を持ち、魔法まで使いこなす異星人にとって、大した資源もなく、上位精霊もいない地球に留まる必要がなかったのかもしれない。


「美しい地球を異星人が狙う…という話は多いけど、美的感覚が地球人と異星人で同じとは限らんしね。」


吾妻ひでお氏の漫画で宇宙人が言っていたな。宇宙人なら独自の美意識を持てって。

実際、トークォが地球を狙ったのも外宇宙にむけての橋頭保とそれを支える人的資源確保のためだったんだから。


肝心のUMA対策だが、相手は所詮は大した力もなく、魔法が使えるわけでもない。

単なるモンスターというか、巨大な獣だ。我々の敵ではない。

とは言うものの、魔法力が流出し続けたら危険なモンスターが誕生するかもしれない。

ホークォが魔法の才能がある者の発掘と異常能力者の調査に忙しいので、ドラゴン4姉妹に

魔法力の流出対策をお願いすることにした。


UMA対応は戦闘というほどのものにもならず、一方的な狩猟のようなものだった。

ただ、地球上で重火器をつかうのはためらわれる。そうなると軽火力の武器か格闘戦兵器での対応となる。

つまり、弱すぎて既存の武器ではオーバーキルになってしまうのだ。


「一狩り行こうぜ!」


ノーダが楽し気に対UMA用VOTで出撃していく。

重火器ではなく、剣や槍、ボウガンを装備した特別製だ。

当然のように見事な装飾つきの…。

駆動系もメイドロボに使った静穏性の高いゴーレム方式のものを使っている。


実際に山林に入るので、日本の猟友会さんに協力を依頼した。

彼らには狩猟用に小型化した複座式キョーバを提供した。

狩猟に使うキョーバはクマ駆除とかにも使えるし、猟師の皆さんの安全性も高まるので、猟友会に寄付する予定だ。


UMAは生態系と外れた存在であり、かなり危険な害獣なので即殺処分と決めている。

駆除中にはUMA以外のクマや鹿などと遭遇することもあった。こちらは殺さずに捕獲、山の奥に戻すなどの対応をしている。


「チェーンパンチ!」


ナックルを飛ばしてUMAや害獣に打撃を加えたり、捕まえたりする狩猟用VOTの新兵器である。

ナックルをつなぐチェーンは土系魔法で変形させた高硬度の岩で、操縦者の魔法技術によっては数百メートルまで伸縮・誘導できる。


…とまぁ、かっこよく言っているが、実際は子供のおもちゃであるスライムみたいな『のびのびハンド』から思いついたんだけどね。


キョーバにもチェーンナックルはある。今は魔法を使える者が同乗して操作するようにしているが、将来的にはAIと魔法陣により魔法を使えないものにも使用できるようにするつもりだ。


ノーダの高い魔法制御力なら、UMAを捕らえることなど赤子の手をひねるに等しい。

しかも、この鎖。魔法力で岩を変化させたものだから、自ら一度切った後に繋ぎなおすなんてこともできる。密林を縫って逃げようとしても無駄なのだ。


多くのUMAが駆除されたが、その半数以上をノーダが狩ったのだ。


だが、俺たちは知っている。ノーダが時折り小型ドラゴン化してUMAを狩っていることを。


「ドラゴン化って小型のものにもなれるんですね。」


気づいたのはメーダが最初である。


「やったことはないですが、たぶん別の形のドラゴンにもなれると思いますよ。」


その後はみんなでノーダの戦いを楽しく観戦している。


「怪獣映画みたいじゃの♡」


周りの被害が出ないように十分に配慮して戦っているようだから、彼らUMA討伐部隊のストレス解消として黙認している。

本人の許可が出たら、動画サイトにでもあげてみんなに観てもらうとしよう。


「まぁ、漏れた魔法力を回収するための魔法陣を各地に設置したから、UMAの出現もじきに終わるだろうし…。」


アーザとマミヤとクージョが一瞬残念そうな表情をしたのは見なかったことにしよう。

本当は自分たちも参加したかったのかな。


ちなみにUMAの肉はおいしくない。巨大化して筋肉が硬くなったんだろう。よく動くようになったためか、脂身も少ないし。

危険な上においしくないんだから増やさないようにするのは当然なのであきらめてほしい。


しかし、獣人たちもUMAのように魔法力の影響で進化の過程をすっ飛ばしてああなったのか?

だが、各種検査から考えてもそれでは説明がつかないことが多い。


UMAたちは突然変異。獣人たちは遺伝子その他ひっくるめて一気に変わったという感じだ。


「少しずつ解明していくしかないか」


ノージとビースが小美人のコスプレでノーダの活躍を応援しているのを観ながら考えていた。

UMAの出現はどうやら大事にならないで済みそうですが、人間にも影響が出ているようです。

魔法を使える者、身体能力が向上する者、その両方…。

急激な変化は人類に何をもたらす?


次回「残念《out》なNewType」

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