表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
33/39

新たなる仲間

悪の宇宙海賊は美少女魔法戦隊の力によって滅ぼされた。


悪の首魁は打ち倒したが、幹部は逃げおおせたようだった…。


そのころ、矢上は…

ナーヤ兄弟は旗艦フリーダムフィールド内にいた。

海賊どもが撃破、逮捕されるどさくさの中、拘束したのだ。


実は隠蔽、潜伏に秀でた術者をメーダたちにも内緒で潜り込ませていた。

俺たちはメーダたち潜入部隊以外は一歩引いた形にしていたので、二人を俺たちが拘束したことは他国には分かっていないだろう。


「私はシャーチ・ナーヤ。こちらが弟の…」

「ホークォ・ナーヤです。」


この二人が艦隊運用と魔法管理の責任者だと言うことは事前の調査で分かっていた。


艦隊運用や魔法管理は重要だが地味なイメージのある仕事だ。

しかも帝国では大兵力の上、魔法防御があるため回避行動など必要ない。

宙獣艦の強大な魔力で力押ししていけば向かうところ敵なしだったので、彼らの力が評価されることも発揮される場面もなかった。

皮肉なことに少数の海賊艦隊だったが故に彼らの艦隊運用技術と魔法管理能力が日の目を見ることになったのだった。


残念ながらキメン・ナーヤ辺境伯の反乱に加わり、その後の海賊行為に加担した以上、極刑は免れない。

だからこそ彼らを秘密裏に拘束したのだ。彼らの能力は絶対に役に立つ。


「君たちの力がほしい。うちに来てくれないか?」


彼らにはYes以外の選択肢はない。

待遇についていくつか話したのち彼らは共和国の所属となった。

まぁ、また旧帝国に貸しを作れるようなことがあった時に彼らの恩赦を願い出るつもりだが、しばらくは正体を隠して仕事をしてもらうことにしよう。


こっそり彼らを拘束したことをメーダたち美少女魔法戦隊(お詫びに正式名称としました)は怒っていたが、全員に「提督一日貸出権」を与えることで納得してもらった。


…おれは何をされるのだろう?


シャーチは艦隊運用以外でも有能だった。

共和国の索敵システムを短期間で構築した。パトロール艦の配置を見直し、艦が絶対に孤立せず互いの監視可能域で活動するように再配置してくれた。おかげで何かあった際、連絡が遅れると言うことがなくなった。


艦隊運用の訓練も指導が分かりやすく、艦隊の動きが見る見るうちによくなっていくのが分かる。

メーダも戦闘指揮が格段にやりやすくなったようで、日々、艦隊行動についての談義を繰り返している。

今まで軍事について頼りになる同僚がいなかったので喜んでいるようだ。


ホークォは魔法力こそ小さいが、ドラゴン姉妹でさえ舌を巻くほどの魔法知識を有している。

各魔法の制御が抜群で、火や水をミリ単位にまで絞って放出できる。また、土を好きな形に変えることもできる。しかも、それを自由自在にコントロールし動かすことまで可能だ。


「ゴーレムができそうだな?」

「なんすか、それ?」


帝国にはゴーレムのような魔法はないようだ。説明すると興味を持ったようで、さっそくやり始めたがどうにも魔法力が足りない。


魔法力の無さを補う役割をドラゴン4姉妹が買って出た。魔法制御技術の訓練になると彼女たちも大喜びだ。


童顔で小柄な彼を4姉妹は弟のようにかわいがり、日々魔法の研究に勤しんでいる。


彼らの指導で優秀な中級指揮官が育ってきて軍がより効率的に動き出した。


特にホークォは他人の魔法の才能を見抜く力があるようで、多くの獣人や地球人から才能あるものをスカウトしてきてくれた。

まだまだ人材がほしかったので本当に助かる。


ところで…


「艦隊の航跡を完全に消したあの装置は君たちが作ったのか?」


魔法文明にずっぽり浸かっていたナーヤ辺境伯が宙獣艦の航跡を消すのならまだしも、通常の機械製の戦艦の航跡を消す装置をなぜ作ったのか?


「叔父が作っていました。なんでも私財の大部分を使ってまで。」

「理由はわかりませんが、叔父はかなり必死にあの装置を作ってましたね。」


そして、市民を魔法力のみで作った要塞に避難させた。


自分の権益や保身のための戦いではなさそうだ。


分からないことを悩んでいても仕方ない。彼らの待遇に関する話をしたあと解散となった。


「あとは、どうやってあ奴らに恩赦を勝ち取ってやるかじゃのう。」


メーダとドラゴン4姉妹がナーヤ兄弟にばかりかまっており、ノージとビースは何か新しい兵器の研究に没頭しているので、カーツはいじけているかと思っていたがそうでもなさそうだ。


「今のうちに主様を独り占めにするのじゃ!」


だそうだ。


「ま、何か起きたらその時に皇帝に恩を売って、その見返りに……と考えてるんだが…」

「そうそうもめ事が起こるものでもないわ。気長に待つのがよかろう」

「今、なんか立たなかったか?」

「立った?ク〇ラかの?」


……たぶん、巨大なのが立ったと思う。

全長100mくらい〇ララを思い浮かべてしまったのは内緒だ。


巨大なクラ〇…じゃなくてフラグが立って今回は終わりましたが…。


そんなことでは済まないようです。

魔法帝国崩壊の原因となった奴らが矢上たちに迫る


次回「完全機械化艦隊」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ