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宇宙海賊VS魔法戦隊

宇宙海賊と言えば、「宇宙海賊キャプテンハーロック」が日本では有名です。

海外では日本でアニメ化もされた「キャプテンフューチャー」で1940年代から登場していています。


ハーロックは「義賊」的な側面を持つ海賊とアニメ版ではなっていました。

キャプテンフューチャーでの海賊は…読んでないのでわかりませんが、アメコミのように完全なる悪役だったのではないでしょうか。

さて、今回現れる海賊はどちらのタイプなのでしょう?


「旧帝国から宇宙海賊討伐の依頼が来ています。」


まぁ、帝国軍が先の戦争で激減したし、皇帝が退位して治政が混乱しているから仕方のないことか……


神出鬼没で本拠地も不明。パトロールするにしても全商業航路をカバーすることなどできない。

そこで何とかならないかと同盟国(予定)であるうちに救援を要請してきたんだろう。


帝国内の傭兵団や貴族の私兵も討伐に向かったが、全て失敗に終わった。

宙獣艦主体の艦隊で大した兵力ではないが、とにかく艦隊運用がうまいそうだ。危険宙域も簡単に通り抜け、さっさとワープ、離脱する。


「本拠地を突き止めて叩くのが一番いいんですが……」


賊には攪乱魔法の使い手がいるようで、魔法での追跡は不可能。航路追尾も何らかの装置で攪乱されている。


……この装置は欲しいな。あと艦隊運用と魔法の責任者に興味がある。


他国の問題に首を突っ込むのは避けたいはずのメーダがこの話を上にあげてきたのはたぶんこれのためだろう。


「ちょっとバ〇ダ〇さんに協力をお願いするとしよう。」


ドラゴン4姉妹も呼んで計画を話すことにした。


ドラゴン4姉妹主体で作戦を行うつもりだったんだが、内容を聞いてメーダとカーツがどうしても参加すると言い出した。


「あのアイディアを最初に考えたのは私とカーツです!」

「そうじゃ!提案の書類も残っておるぞ!」


……あったっけ? 偽造してない? メーダならできそう。


「〇ン〇イさんじゃなく、私たちにやらせてください!」

「魔法技術も組み込んだすごいものにして見せますよ!」


まぁ、魔法と科学の融合技術の第一人者はノージとビースだ。すごいのを作るだろう。

というか、すでに設計とか進めているんだろうなぁ。


……分かった、と言うしかない。任せても問題ないだろう。



共和国から旧帝国首都へ向かう貿易船の一団。コンテナ船10隻と護衛の宙獣艦3隻。宇宙戦艦も2隻ついている。結構大きな船団である。魔法攻撃にも通常攻撃にも対応できる編成で、昨今の海賊に対抗した編成なのは間違いない。


この船団には銀河共和国からのDVD等各種アニメグッズと商品販促のためのキャラバンが同行していた。

アニメの人気は旧帝国でも高く、グッズは高価で取引されている。


この船団がある日突然消息を絶った。残されたのは武装解除された護衛艦たちだけだった。




メーダ達は見知らぬ惑星に艦ごと監禁されていた。


「あっと言う間だったのう。」


カーツがつぶやく。


「見事な艦隊運用ね。あれほどのは見たことないわ。」


銀河共和国艦隊初期から歴戦を潜り抜けてきたメーダが舌を巻くほどだ。


「魔法結界が張られているようですね。」

「それも複数。」

「魔法の威力自体は大したことないですわ。」

「ぶち破ろうか?」


ドラゴン4姉妹は艦隊の痕跡を一切消す方法の分析をしていた。

魔法により痕跡を消しているようだが、魔法の組み合わせが絶妙である。普通は魔法同志が干渉し合い効果が薄まるのだが、そのギリギリの線をうまく保っている。


「艦隊運用責任者と魔法責任者、どちらも捕まえて、うちに引き込みましょう。」




シャーチ・ナーヤは拉致した船からお宝が運び出されるのをみながらため息をつく。


『何やってんだろう、俺……』


艦隊運用の達人と言われたヒョーグ提督の下、長年働きそれなりの戦価を上げてきたのに……

先の大戦での大敗の責任を取らされ退役。叔父のキメン・ナーヤの私設艦隊の指令をしていたが、またまた銀河共和国にやられ、何とか逃げ遂げたが……。

今ではキメン・ナーヤ辺境伯の指揮のもと、海賊まがいのことをしている。


「俺も落ちぶれたもんだ…。」


艦隊運用もクソもない。あっという間にやられた。しかも、相手は一人の犠牲者も出していない。

自分とは考え方が全く違う。戦場に着く前に完璧な準備をしている。たぶん、こちらの作戦も見抜いていたんだろう。アステロイドベルトを盾にするつもりが、アステロイドベルトを相手の矛にされてしまった。


「会ってみたいね。」


聞かれていたのか。弟のホークォが酒を手に立っていた。

魔法省の英才で将来を嘱望されていたのに、自分が叔父への義理で断れなかったばかりに……。


「弟だけでも堅気の世界に戻してやりたいもんだが…。」


だが、帝国では無理だろう。他星に移住するしか……いや、だが叔父を見捨てられない……。


しかし、叔父は何を考えているのだろう。こんなところに魔法要塞を作り上げ、大量の物資を蓄えている。

おそらく領地の物資はみんなこちらに運びこまれていたのだろう。多くの市民もここに移住して来ている。


『キェ~~~ン!』


突然。何か怪鳥の鳴き声のような音が響いた。続いて起こる爆発音。緊急事態を告げる警報とアナウンス。


コンソールを操作し、基地内を調べる。


「ドラゴン?」



「私たちの名?聞きたいですか?ならば名乗りましょう!」

「憶えておく必要はない。あなたたちとは二度と会えない。」

「冥途の土産にするといいわ!」

「我ら正義の!」

「「「「ドラゴンレンジャー!!!」」」」


ちゅど~~~~~ん!


「いいね、いいね~~♡」


動画撮影はノージとビース。のりのりである。


敵の防衛隊が集まり始めたところでいよいよ!


「「「「竜・真・変!」」」」


パワードスーツを呼び出し、竜化した!もうやりたい放題である。


だが、敵もやられてばかりはいない。機動兵器をだしてきた。大戦時のVOT部隊侵入でこりていたのだろう。重火器装備の重量級だ!さすがのドラゴン姉妹もピンチか?


はい、現れましたよ、キツネ型のメカと巨大人型ロボが。そう。MSではない!ロボだ!ロボットなのだ!


「我はゴールデンフォックス!」

「我が名はシルバービーナス!」


「「「「「「獣と人、そして竜が一つになり、神に至る!超神合体!」」」」」」


………何か聞いたことあるセリフだということは言わないでおこう。


「「「「「「ゴッド・ドラグナー!!!」」」」」」


メーダのロボに4姉妹のドラゴンが四肢になり合体。

カーツのキツネ型ロボが頭部に変形し合体。

巨大ロボ化した。

合体することで全長40m近くになった。しかもオリハルコン製で攻撃は受け付けない。

魔法結界もドラゴン娘特製の超強力なもの!!

海賊の機動兵器はなすすべもなく蹴散らされた。


『合体、大型化……必要なかったんじゃね?』


まぁ、あとの活躍は後日動画にして見せてくれるだろう。


拠点の破壊はだいぶ進んだようで、メーダ達からの誘導電波が入りだした。

自分は敵拠点への進攻を始めた。旧帝国軍もこれに続く。

まぁ俺たちは一応ついていくが、戦闘は旧帝国軍に任せるつもりだ。ついていくだけ…な。


拠点が分かれば海賊団など正規の訓練を受けた軍の敵ではない。

戦力差も大きい。あっという間に鎮圧された。


ナーヤ辺境伯は戦死。多くの貴族は彼の後を追うように自決した。

だが、艦隊運用責任者と魔法管理の責任者はとり逃してしまった。


ひょっとしたら撃沈された艦のどれかと共に宇宙の藻屑となってしまったのかもしれない。


とにかく、世間を騒がせていた宇宙海賊騒ぎは解決した。

海賊団は魔法戦隊の大活躍で壊滅した。

首謀者であるキメンナーヤ辺境伯は戦死。艦隊運用者と魔法管理責任者も行方不明…

のはずだったのだが


次回「新たなる仲間」

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