視点F マネージャー
「はー--。ダンスってこんなに大変なのかー--。」
たった1曲にこんなに体力使うなんて。ライブで何曲も歌い踊るアイドルってすげぇ。やっと休憩時間。今のうちに少しでも回復を・・・。
と、マッシーから電話だ。
「どうですか?パフォーマンスの方は。」
「いや、もう体力の無さを痛感するだけ。ところでマッシーたちは何してるの?」
「今は都内の廃校をしらみつぶしに回ってます。」
「廃校?なんで。」
「こっちもよくわかってません。風也君の指示なので。はぁ、こっちはもうすぐテストが近いのに。大学決まってて勉強する必要のない恵里菜さんが羨ましい…。」
「そうなんだ。じゃ、じゃあもう切るね。少しでも勉強した方がいいし。」
「はい。それでは失礼します。」
・・・。喉乾いたな。自販機コーナーに直行。
すると物影に誰かがいるのを発見。あれはー--マネージャーさん?体の動き的に誰かと電話してる?
「・・・・んで?」
何を言ってるんだろう?
「なんで、なんで?次こそは、次こそはあのアマを・・・!」
アマ?よく見ると電話じゃない。両手に何か持っている。思わず手に持っていた携帯の拡大鏡機能を使う。
(あれは、伊達さんの写真?と、なんだあれ?)
彼の右手に握られていた携帯の画面には伊達さんの写真。そして左手には数珠?のようなものが握られていた。あれが何かはわからないが、不吉な感じだけは伝わってくる。
とりあえず風也に連絡しないと。
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そして4日後。
「伊達さん。」
「ん、なによ?」
「1週間後のライブ、出ていいってさ。」
「ほ、ほんと?」
伊達さんの目に初めて輝きを見た。




