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視点R 派遣要請
12月26日。クリスマスパーティの翌日。
「最玉に派遣?僕がですか?」
「そうそう、何やら最玉で昨夜化け物騒動が出たんだけど、今最玉支部の片し屋たち別件でそっちに手が回らないらしくて。まあツクモだとしても規模的に弱小のものだろうから棟京から1人来てもらって駆除してほしいってさ。」
僕と三崎さんの話を聞いて風也君が割って質問する。
「俺じゃダメなんですか?」
「君は定期健診があるから今は動かないこと。ツクモの力を取り込んでから今の段階では特に異常はないけど、何かあったら困るから警察病院でしっかり検査を受けること。」
「私は?前まで最玉支部にいたけど。」
今度は流瑠さんが割って入る。
「単純にお留守番だね。2人が行っちゃうと、棟京で動ける片し屋が実質居なくなっちゃうからね。」
「はあ、なんで私じゃないんだろ?」
確かに。なんで僕なんだろう?ある意味爆弾を抱えているようなものなのに。
「真白君、今回は1人で心細いだろうと思うから相方を用意してあるよ。」
「相方?」
「彼がいた方が調査も捗るだろうしね。」
すると事務所のドアが開いた。
「こんにちは。」
入ってきた男はどこか見覚えがあり、2秒後には顔と名前が一致した。
「切山刑事?」




