視点N パーティ
フートが倒されたことにより俺は目が覚めた。2日にも満たなかったため特に体に負担は無い。むしろよく眠れてすっきりしている。そんな中迎えた12月25日。恵里菜からの提案で親睦もかねて事務所でクリスマス会を開こうというのだ。昨日合格祈念旅行で多阪から帰ってきたばかりなのに、元気のかたまりなのか彼女は。
ま、行かないのも失礼だ。ということで今事務所の扉をくぐった。そこでの光景に思わず目を疑った。
「あ!風也久しぶりー!これ、SWEETS HEAVEN ``Valley``のクリスマスケーキ!食後に食べよっ。」
あのスイーツ店のケーキを高々と見せてくる恵里菜、にではない。その後ろで調理をしている真白だ。いや、あれは真白だが真白ではない。あのオーラは前に感じたことがある。この感じは・・・。
「お、ようやく来たのか。」
「お、お前・・・」
「もうすぐピラフできるから、皿の用意しとけ。」
????????
「アイツが作る料理はまずいんだよ。なんというか、調味料の加減を知らないというか。激辛廚なんだよ。俺が作った方が数倍はうまい。」
「風也、これはどういう、」
「俺が聞きたいよ。お、おい流瑠、何があった?」
「何か気になることがあるから今はおとなしくするって。」
「ま、しばらく俺は・・・。っ!はー!戻ってこれた!もう予告なしで変わんないでよ!調理ぐらい僕がs・・・。ダーメだ!お前は黙って見てろ。」
これは目の前で人格が入れ替わる様子を見せられている?中々にカオスな状況だ。
「お、みんな来てるね。チキン買ってきたよ。」
三崎さんが来た。
「あー、もう出てこようとすんな。手が切れるだろ!」
カオスな状況を見つめていたが、今日のところは別に見逃してもいいだろうと思思った。
彼の顔は、少し笑っていたからだ。
第8章 ー完-




