表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第8章 ー眠リ姫編ー
122/179

視点R 本音

「墓参り、させようかなと思って。」


 僕は真っ白な世界に取り残された。でも外の世界(現実)はなんとなく見える。もう一人の自分は泣いていた。


『君が本当に破壊したいものは何?』


 この前僕が問いかけたものだが、自分なりに推測をしてみた。彼が本当に壊したいものは、自分自身だったんじゃないかと。


「ごめんなさい。ごめんなさい。俺のせいで・・・お母さんは・・・ごめんなさい・・・」


 自分の判断のせいで大切な人を失ってしまったこと。最強が口癖の彼だ。プライドは高いはず。なら自身への妥協はできない。


「さようならも言えなくて・・・。気づいたら⑩10年経ってて。この間まで、おかあさんがあの後どうなったかも知らなくて・・・。グスッ」


 彼はただただ泣きじゃくっている。そうか。彼の時間は10年前で止まっていて、つい最近再開したばかりなんだ。まだ子供なのだ。泣きじゃくる子供と何も話せない墓。これが10年ぶりの再会、か。


〔線香以外にも、タオルとか水も持ってきてるから、綺麗にしてあげて。〕

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ