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神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第8章 ー眠リ姫編ー
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R点視 軽イ

「協力してほしいんだ。僕の作戦に。」


 は?協力?俺はこいつらにさんざん迷惑をかけた存在なんだぞ?


「なんの冗談だ。いつから俺はお前の仲間になったんだ?」

「えー、協力しようよ。真白同士仲良くさー。」


 なんかあのフートってツクモと似たような口調にしてるのが腹立つ。いや待てよ。これは絶好の機会なのでは?ここで「了解、俺に任せろ。」と言えば支配権を奪い、そのまま・・・。いや待て、向こうも何か策があるのかもしれない。ここは揺さぶるか。


「そうか、協力か。なら、俺に今すぐ体の支配権を譲れ。そうしたら・・」

「いいよ。」


 気が付くと明るい光が目に差し込んできた。あの真っ白な世界には無い、思わず目を閉じてしまう光だ。

 風が吹いている。揺れる髪が精神世界でないことを証明する。


(あっさりと体を譲った?これはどういう・・・)


 両手にかすかに重みを感じる。頼りないその重さは花束を持っているのだと2秒後に気づく。白いカーネーションが10本。辺りを見回すと山が広がり、棟京の街を見下ろせる。そして目の前にはー-


【六ノ宮家ノ墓】


 ここは山の上に広がる墓地だった。ここは・・・ここは・・・。


〔六ノ宮家は代々ここ棟京が見渡せるこの山に埋葬されるらしいね。〕

「そう、なのか。」

〔お?その反応は精神世界こっちの声が聞こえるんだ。これは参考になりそう。〕


 母さんの墓。母さんの墓。お母さんの墓。ここにお母さんが眠っている。あのとき死んだお母さんが。



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