視点Y オ買イ物
「君たちを信頼してもいいですか?」
なんてかっこつけた言い方してるけど、あくまで仕事関係なら頼まれごとは引き受けるしかないっての。私は都内のショッピングモールで買い物をしている。
「ンデ、真白はどこに行ったんだ?」
「・・・山の方。」
「大雑把ダナー」
だって山の方って言いてたし・・・。
『ちょっと「助っ人」読んでくるので、フートが出たら相手お願いします。』
助っ人?・・・って誰だ?他の支部にでも繋がりがあるのか?山の方ってことは棟京だと西方面。もしかして山成資支部?あそこに強いヤツっていたか?
「ナァナァ、もしかして真白ってさぁ、ちょっと危険なことしようとしてる?」
「え?どういうこと?」
「よくよく考えてみな流瑠。どうして流瑠が棟京に異動になったか。憶えてない?」
棟京に来たキッカケ・・・。あの時のー--
まさか、助っ人ってー--。
「まさか。」
「そのマサカかもよ?」
「いや、だったらなんで山に行く必要があるの?」
「それもソウダナ。」
「・・・。電話してみるか。」
私は真白の携帯にかけようと通話ボタンを押そうとする。しかし押すのが一瞬遅れた。電話帳のページは「三崎さん」とかかれた画面に切り替わった。
「ああ、もう!こんなときに!はい!もしもし!」
「流瑠さん?なんで怒ってるの?いやそんなことよりフートが出たよ。「ぼたん館」っていう遊園地だ。君が買い物してるショッピングモールから近いよ。」
「了解、了解わかりました。今すぐ行きます!」
勢いよく通話を切る。六ノ宮真白。あいつは・・・そんなことがあり得るのか?




