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85/564

85 意識は別のところに

 遅れて参加してきた元東部方面攻撃隊の隊員達が、シェルタに散っても、不審人物の行方は掴めない。


 明かりも増強され、シェルタ内はずいぶんと明るくなった。あちらこちらで、白い光が闇を切り裂いている。

 チョットマは割り当てられたエリアの洞穴を順番に見ていった。


 見つけようという気持ちがないからだめなんだ、とは言ったものの、さすがに成果の見えない捜索ではないかと思えてきた。

 もし不審人物がパリサイドだったとしても、水系に飛び込んでしまわれていたら、お手上げ。

 それに、粉末状の身体になって、どこかから抜け出してしまっているかもしれない。



 しかし、ここにパリサイドがいるとしたら元アギの可能性が高い。

 だとすれば、そんな術を既に習得できているのか、怪しい。


 だから、まだどこかに潜んでいるはず。


 ただ、悔しいかな、探すべき穴倉は無数にある。

 いつしかチョットマは、血眼になって探すというより、意識は別のところに向かっていった。




 レイミ。


 いったいどうしたというんだろ。

 タァーレルをアンドロだからといって、罵倒した?

 挙句の果てに殺されてしまって。

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