【日常の38】リサイクル
「ちょっと。」
何?
「大丈夫なの?」
何が?
「また連載増えてきてるわよ。」
ほんとだ。
「……他人事かよ。」
◇
「数えてみようか、今連載中のやつ。」
①あてどない植物記
②一丁目のほとり ー悪魔との対話形式による日常記ー
③だるまさんは転ばない 〜蜜柑山 博のリトプス1施工日誌〜
④黒部川殺人事件 ー白い花がそれを見ていたー
⑤オカマバー「アコーリス」の事件簿(1)おかえり、カイラ
5つかー。
「あ、もう一つあったわ。」
⑥レオノーラの聲
うわあ。
「うわあ、じゃないわよ。全部で6つ。これ本当に全部回せるの?」
……前向きに努力します。
「ていうか、既にひとつ回せてないけどね。」
………。
◇
「それにしても、ショウキはリサイクル多いよね。」
リサイクルって何の?
「キャラクターの。」
あー。
「数えてみようか、リサイクルしたキャラ。」
・ダンタリオン(8作品)
・蜜柑山 博(4作品)
・宮本 雄一郎(2作品)
ばばさま8作品も使い回してたかー。
「こき使われてるよねー。」
ジャンルも幅広いなー。
「歴史もの3つ、SF2つ、推理2つ、それとエッセイ1つ。」
訳わかんないね(笑)。
「ミッキーこと蜜柑山技師も結構こき使われてるよね。」
童話1つ、SF3つ。
「童話とSFに出演って、どう言うキャラなの(笑)。」
しかも童話が初出(笑)。
「『ひろしのだるまさん魔改造記』ね。」
「宮本さんはちょっと説明必要よね。」
そう、彼はじつは『丹沢の紫蘇屋敷』の主人公の『僕』と同一人物なんだよね。
「なんかリサイクルしすぎじゃない?」
うん。
「認めるんかい。」
◇
キャラクターの使い回しと言うよりは、話が繋がってる関係で出て来るんだよね。
「パターンとしてはそうね。」
で、ダンタリオンの場合、不老不死設定だから、結果的に色んな物語に顔を出しちゃう。
「アルハンブラ宮殿から飛び去って、そのまま行方不明でも良かったんじゃない?」
それはそう。でも一度使って出番が終わったキャラって、その後どうなったのか気になるじゃない?
「でもさ、そこでさらっと終わりにするから物語の余韻を生むんじゃない?」
それもそう。でも、よく出来たキャラはまた登場させたくなるんですよ。
「私、良くできてたの?」
まあまあ。
「まあまあかい。」
でも、お陰で作品の世界はだいぶ膨らんだかな。
◇
「ところでショウキ、今日はお茶しか飲まないのね。ハイカカオチョコレート食べないんだ。」
実は明日、大腸の内視鏡検査なんですよ。手術後1年経過の節目の検査。チョコレートはダメなんだよ。
「そうなんだ。じゃあ、次回は『経過報告』ね。」
そうだね。
ではまた。




