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旅人は謎であるのが条件だ

ここは石の街だ。

僕は敷き詰められた色とりどりのタイルを見つめながら、文字どおり踏み鳴らして歩く。

コツコツ、コツコツ。 青、赤、紫。 赤、青、紫。

規則的でいて、どこかちぐはぐな配色。

だが不思議と、この街にはよく似合っている。

ここの採掘場の山は独特で、古今東西の石が入り混じって出るらしい。



それで名づいたのが石の街――トゥーンレット。


大陸の真ん中に位置し、気候も、風も、あらゆるものが混じり合う。

それが要因だという説が有力らしい。


海はない。 ただ、鉱山に囲まれて、日がな一日、採掘の音が鳴り響いている。


そんな街にやってきた、この僕は—— 誰か?



目の前の君は、そう思っているだろう。


まあ、それも当然だ。 だからこそ、後々理解を深めてもらうために。



この街で出会う人々との始まりから、話していこうと思う。

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