クリスの能力
俺達は安全な街を目指して移動を始めた
「クリス!勝手に行くな!何回言えばわかるんだよ!」
「スワンが遅いんですよ!早くしてください!」
「お前は命を狙われているんだ!その意識をちゃんと持てよ!」
「スワンは気にしすぎですよ」
お前は気にしなすぎだ...
「私もスワンみたいに魔法を使えますか?」
「使えるとは思うが急にどうしたんだ?」
「私もスワンみたいに戦いたいです!」
「お前には必要無いだろ、俺が守ってやるから安心しろ」
「私も魔法を使いたいんです!」
「そう言われても俺の魔法は普通の奴には使えないからな」
「そうですか...」
クリスはすごくがっかりしていた
「さて、もう行くぞ」
「はーい...」
「待て、敵だ」
「またですか!?」
この状況だとクリスを隠せないな、仕方ない
「クリス!俺から離れるなよ!」
「はい!」
「出てこい!」
すると陰から5人出てきた
「漆黒の騎士!死にたく無ければおとなしく終焉の音色を渡せ」
「断る!」
「じゃあ死ね!」
一斉に剣が振り下ろされた、俺はすべての剣を避けた、そして魔法を放った
「ダークレクイエム!」
「ぐあっ!」
しかし、1人に魔法を避けられた、そしてそのまま俺の目の前で剣を振り下ろした
「しまった!」
剣は俺の左肩に直撃した
「ぐあっ!」
俺は痛みに耐えながら残りの敵を切り殺した
「スワン!大丈夫ですか!?」
「ああ、なんとかな...」
「ちょっと見せてください!」
クリスは俺の肩に手をかざした、すると傷が治った
「クリス!お前魔法が使えたのか!」
「今のが魔法ですか!やりました!私にもできましたよ!」
「やったな!それは治癒魔法だ!」
「これで私も役に立てます!」
まさか修得が難しいと言われている治癒魔法を使えるようになるとはな
「だがあんまり使いすぎるなよ?治癒魔法は特に魔力を使うからな」
「そうなんですか!?気をつけます」
「ああ、気をつけてくれ」
「これで他の魔法もすぐ覚えられますか?」
「いや、、治癒魔法は難易度が高い魔法だがそれを取得したからと言って他の魔法がすぐに使えるってわけでは無いんだ」
「そうですか...」
かなりがっかりした感じだな...
「まあ、大きな1歩なんじゃないか?」
「そうですね!私頑張ります!」
「さて、じゃあ行くか」
「はい!」
俺達は隣街まで来ていた
「この街は安全なんですか?」
「それは俺にもわからん、とりあえず街の様子を見に行こう」
「わかりました」
この街はやけに静かだな、もしかしたらここが1番安全な街なのかもな
「あ、漆黒の騎士だ」
俺は女に話しかけられた
「お前は...」
「さしぶりだな、漆黒の騎士、いや、スワンブロード」
「お前こんな所で何してんだ?」
こいつはランキング3位のハリスだ、俺はあんまりこいつのことを好きじゃない
「仕事で用事があってな、これから帰るところだ、そんなお前は何をしてるんだ?」
「俺は仕事中だ、それじゃあな」
「少し待ちな」
「なんだ?俺は忙しいんだが」
「それならしょうがないか、私はちょうど良い話を持ってるだけどな~」
「良い話?」
ハリスは1枚の紙を渡してきた、その紙には騎士団大会と書いてあった
「この騎士団大会ってなんだ?」
「それは年に1度開かれる騎士団が競い会う大会だ、そこで提案なんだが終焉の音色は私が面倒を見とくからあんたはこの大会に出ないか?」
「なるほど、そういうことか」
確かにこの大会は出てみたいが正直こいつは信用できないからな...
「お前は出なくてもいいのか?」
「私はそういうの興味ないからな、今年はチャンスだぞ?私も出ないし、騎士団長になったフレイムも出ることはできない、つまりあんたが1番強いってことだ」
「なるほどな、だが...」
「そんなに私が信用できないか?」
「まあな」
「私もそこまでバカでは無いんだ、終焉の音色を殺しても私に得が無いことぐらいわかるだろ?やりたいこともたくさんあるしな」
こいつの言ってることは確かに正しいが何か引っかかる、俺の今の仕事はクリスを守ることだから大会に出てる場合では無いとも思うしな
「ハリス、すまんがやっぱり俺は大会に出るのはやめるよ」
「そうか、残念だな、お前の強さをまた見たかったよ、じゃあな」
「待ってください、スワンは大会に出てください、私は大丈夫ですから」
「そうは言ってもな...」
クリスにまで言われたら出てもいい気はするんだがな
「ハリス、早くスワンを連れてこいと言っただろ!」
「フレイム、すまん!私はまったく信用が無いみたいでな」
「そうか、スワン、俺が預かると言ったらどうする?」
「まあ、お前ならまだ信用はあるな」
「じゃあ決定だな」
そして俺は大会の会場に着いた
「フレイム、クリスを頼む」
「わかった」
「クリス、ちょっと待っててくれ」
「はい、頑張ってください!」
俺は騎士団大会に出ることにした、この大会で優勝して真の騎士として認めてもらうためにも絶対に勝つことを決意した




