✒ 家族設定
タフィ
「 ふぅん?
影大精霊のアストン,氷大精霊のディアス,精霊皇のシェスが、血の繋がった兄弟って設定で──、エルフ族のリンゼがアストンの奥さんって設定で──、セキチェがディアスの奥さんか。
超皇神様がセキチェに召喚された “ テムモン ” のキノコンを演じている── 」
潟庄智惠
「 はい。
そんな感じです 」
タフィ
「 家族で冒険者パーティを組んでるって事だね。
──で、ボクとシェスのパーティ登録をする為に、今から《 冒険者ギルド 》へ向かうと── 」
潟庄智惠
「 はい。
そんな感じです 」
タフィ
「 《 冒険者ギルド 》へ向かう前にボクの設定を決めたい訳か。
お父さんは却下させてもらいたいな。
子持ちの親なんて演じたくないからね!
3兄弟じゃなくて、4兄弟で良いんじゃないかな?
そうだな……異母兄弟にしようか。
ボクは亜人類の人獣族──白狐族なんて、どうかな? 」
潟庄智惠
「 はっこぞく?? 」
ディアス
「 稀少で珍しい白い狐の種族だ 」
アストン
「 獣族の白狐族は絶滅寸前なんだ。
毛皮を目当てに人族に乱獲されたからな 」
潟庄智惠
「 乱獲…………。
あの、それだとタフィさんの身が危なくなるんじゃないですか? 」
タフィ
「 ははは、確かにね!
でもアストンとディアスはSランク冒険者なんだよね。
そんなパーティメンバーを襲うような無謀なオタコさんが居るかな? 」
潟庄智惠
「 確かに…… 」
シェス
「 僕は大人の姿でパーティ登録をするんだ!
年齢は18歳,Aランク冒険者って事にする! 」
タフィ
「 ふぅん?
じゃあボクはSランク冒険者にしようかな。
次男と三男がSランク冒険者なのに、長男のBRが低いと示しが付かないからね!
そんな訳で冒険者証の偽造、宜しく 」
キノコン
「 任せるエリ。
リンゼの冒険者証も偽造エリ★ 」
潟庄智惠
「 えっ!?
そ…そうなの? 」
キノコン
「 はいですエリ。
リンゼはBランク冒険者ですエリ 」
潟庄智惠
「 そうなんだね 」
キノコン
「 そろそろ《 冒険者ギルド 》へ向いますエリ 」
潟庄智惠
「 うん 」
タフィ
「 まさか歩いて行く気じゃないよね?
何なら転移魔法を使うけど 」
潟庄智惠
「 タフィさんは転移魔法が使えるんですか? 」
タフィ
「 あれ、シェスも転移魔法を使える筈だけど? 」
シェス
「 子供の姿では使える魔法が制限されるんだ。
だから、今の僕には使えないのさ 」
タフィ
「 魔法が制限されるなんて不自由だね。
ボクが眷属になって良かったね 」
──*──*──*── ギルド街
タフィさんが転移魔法を使ってくれたお蔭での近くに在る人気の無い路地に一瞬で到着した。
──*──*──*── 冒険者ギルド
──*──*──*── 受付カウンター
[ 受付カウンター ]で18歳のシェス君とタフィさんのパーティ登録を申し込んだ。
受付さんから「 パーティの名前は決めないのですか? 」と聞かれた。
私が悩んでいるとキノコンが「 〔 タフィシフォン 〕にしてくださいエリ 」って受付さんに進言したもんだから、パーティの名前は〔 タフィシフォン 〕に決定した。
“ タフィシフォン ” って、タフィさんの名前だけど、パーティ名に使っちゃって良いのかな??
潟庄智惠
「 あの…明日から《 ダンジョン 》の攻略に参加したいんですけど……出来ますか? 」
受付
「 《 ダンジョン 》ですね。
冒険者パーティ〔 タフィシフォン 〕はパーティメンバーが6名ですし、Cランクからの条件も満たしていますから大丈夫ですよ。
《 ダンジョン 》の許可証を発行させて頂きますね。
許可証は《 ダンジョン 》の前に在る《 ファルカナ商会 》に提出してください 」
潟庄智惠
「 分かりました 」
《 ダンジョン 》に入る為に必要な許可証を発行してもらえた。
用事が済んだから《 冒険者ギルド 》を出る。
人気の無い路地に入るとタフィさんが転移魔法を使ってくれた。
──*──*──*── 施設街
──*──*──*── 宿泊施設
[ 宿泊施設 ]の前で、キノコンと私は、一旦皆と別れる事になった。
皆は《 いけずき亭 》に戻って、朝までコースを楽しむみたい。
明日はキノコンと一緒に《 いけずき亭 》へ向かって、皆と合流する事になった。
ディアス
「 また明日、会おう 」
潟庄智惠
「 うん(////)
おやすみなさい 」
ディアス
「 夜更かしせずに確り休むんだぞ 」
ディアスさんは私の額に軽い口付けをしてくれる。
リンゼさんに夫婦仲が良い事を見せ付ける為とは言え、慣れないなぁ……。
チラッとリンゼさんの方に視線を向けたら、めちゃくちゃ恐い視線でディアスさんを睨み付けている。
今にも目からビームが出て来そうな目力をしている。
ディアスさん、大丈夫かな??
リンゼさんからグサッと刺されたりしないよね!?
大精霊だし、強いし、大丈夫……だよね??
キノコン
「( リンゼの奴、めちゃんこ物騒な目で御主人様を睨んでるエリ。
御主人様は鈍いのか全然気付いてねぇエリ。
御主人様に危害を加えたらず八つ裂きにするエリ )」
シェス
「( ………………おぃおぃおぃおぃ、リンゼがセキチェに熱烈な視線を向けてるんだけどぉ?!
リンゼはセキチェに特別な感情を抱いてるってのか?
エルフ族って先祖代々貞操概念が崩壊してるから、性には奔放な種族なんだ。
気に入った相手なら同性だろうと御構い無しなヤバい種族だ。
セキチェは狩人に目を付けられた獲物だ!
セキチェの操が危ないぞ!!
リンゼをセキチェに近付けたら危険だぁぁぁぁぁぁ!! )」
アストン
「( あはははは(////)
リンゼの奴、殺気立っちゃってるよ。
何でそんなにディアスが良いかねぇ?
ブッふふふ──。
流石のディアスもセキチェに向けられる悪意と殺意には気付けないみたいだな~~。
いやぁ~~毎日、退屈しないねぇ♥️ )」
タフィ
「( あぁ……リンゼは同性愛者なのか。
エルフ族って性に対して奔放だな種族だったっけ。
ボクもしつこくつきまとわれた時が有ったっけ。
ディアスは気付いてないっぽいかもね。
異兄として親切に教え──なくても良いかな?
面白そうだし★
セキチェはリンゼに寝取られちゃうのかな?? )」
ディアス
「 セキチェ…どうした? 」
潟庄智惠
「 あ…えと──な…名残惜しいな…って思っちゃって?(////)」
ディアス
「 そうか…(////)
俺もだ 」
キノコン
「 らぶらぶで火傷しちゃいますエリ~~ 」
潟庄智惠
「 キノコンったら(////)」
………………リンゼさんの事、キノコンに相談した方が良いのかな?
アストン
「 おぉ~~い、何時までイチャイチャしてるんだよ、ディアス!
置いてくぞぉ~~ 」
シェス
「 さっさと僕のセキチェから離れるのだ! 」
ディアス
「 何だと、シェス!
斬られたいのか 」
シェス
「 剣を抜くなぁ!! 」
アストン
「 シェスは余計な一言を言わないと気が済まないのか?
死にはしないんだ、1回くらい斬られといたらどうだ? 」
シェス
「 御免被るに決まってるだろ! 」
タフィ
「 君達、賑やかだね 」
潟庄智惠
「 皆、また明日ね!
おやすみ 」
私が手を振っている間に、皆の姿が消えた。
キノコン
「 御主人様、《 宿泊施設 》へ入りましょうエリ 」
潟庄智惠
「 うん、そうだね 」
私はキノコンと一緒に《 宿泊施設 》へ入った。
[ 宿泊室 ]に向かう前に[ フロント ]でユタス,クェナロの事を聞いてみたけど、3ヵ月前から戻って来てないみたい。
受付さんの話では、《 ダンジョン 》に入ると半年経って戻って来る冒険者は珍しい事じゃなくて普通の事みたい。
心配のし過ぎなのかな?
キノコン
「 大丈夫ですエリ。
ユタスもクェナロもLVの高い冒険者ですエリ。
仮に《 ダンジョン 》で遭難してもテムモンが居れば大丈夫ですエリ 」
潟庄智惠
「 そういうもんなの? 」
キノコン
「 余程のイレギュラーが発生しない限り、ユタスは生き延びれると思いますエリ 」
潟庄智惠
「 だったら良いんだけどな…… 」
受付さんに御礼と「 おやすみなさい 」を伝えたら、キノコンと一緒に[ 宿泊室 ]に向かった。




