✒ お祝い 2
キノコン
「 御主人様、有り難う御座いますエリ。
めちゃんこ頑張りますエリ♥️ 」
シェス
「 キノコンに屈するセキチェも可愛い♥️
くぅ~~~~グッと来るなぁ♥️ 」
ディアス
「 よし、其処から落としてやろう 」
シェス
「 何で落とす流れになるんだよ!! 」
潟庄智惠
「 揉めないでね。
他にも御客さんが居るから──。
ねぇ、キノコン 」
キノコン
「 どうしましたエリ 」
潟庄智惠
「 私達の会話って聞かれたら拙い内容なんじゃないの?
聞かれちゃって大丈夫なの? 」
シェス
「 それなら心配ないぞ。
僕が気を利かせて防音魔法を掛けてるからな!
他の客には聞こえてない 」
潟庄智惠
「 そうなんだね。
有り難う、シェス君 」
シェス
「 フフン(////)
これぐらいの気遣いは当然さ★
脳筋大精霊には使えない魔法だからな 」
ディアス
「 誰が脳筋だと? 」
シェス
「 ぐぇっ!
胸ぐらを掴むなぁ~~ 」
潟庄智惠
「 ディアス、シェス君から手を離してあげてぇ! 」
ディアス
「 ………………セキチェに感謝しろ 」
シェス
「 けほっ……。
大人の姿になったら覚えてろよっ! 」
潟庄智惠
「 シェス君、大丈夫?
ディアスが御免ね 」
ディアス
「 セキチェが謝る必要は無い。
悪いのは一言多いコイツだ 」
潟庄智惠
「 ………………。
リンゼ義姉ちゃん、騒がしくて御免ね 」
エリナンティゼ
「 大丈夫よ。
賑わしいのは好きだから 」
潟庄智惠
「 リンゼ義姉ちゃん、優しい❗
天使様みたい(////)」
エリナンティゼ
「 そ…そんな事ないから…… 」
キノコン
「 御主人様、料理が運ばれて来ましたエリ 」
潟庄智惠
「 本当だね!
お肉料理が沢山だね♥️ 」
分身体
「 お待たせしましたエリ。
此方の料理を準々に “ 酒のツマミ ” として冒険者達へも振る舞いますエリ 」
潟庄智惠
「 有り難う 」
分身体達が次々と出来上がった料理を運んで来てくれる。
長テーブルの上は美味しそうな出来立ての肉料理が並べられた。
潟庄智惠
「 凄いねぇ~~!
こんなに色んな肉料理が有るんだね 」
分身体
「 おかわりが必要な時は此方のボタンを押してくださいエリ 」
潟庄智惠
「 うん、有り難う 」
分身体
「 失礼致しますエリ。
楽しい一時をお過ごしくださいエリ 」
串に刺さって焼かれた肉料理,ステーキみたいに焼かれた肉料理,野菜を巻いた肉料理,野菜と一緒に煮込まれた肉料理,生ハムみたいに薄切りされてパンに挟まれている肉料理──魅力的な肉料理が沢山ある。
アストン
「 おっ、運ばれて来たな。
じゃあ、皆に挨拶するぜ 」
アストンさんは片手に木製のジョッキを持っている。
大精霊も酒を飲むんだね。
アストン
「 皆ぁーーー、酒は行き届いたかぁ~~~~?
未だのヤツはウェイターにジョッキを2つ貰って来れよ! 」
潟庄智惠
「 ジョッキを2つ!? 」
アストン
「 お前等、耳の穴をかっぽじって良く聞けよ❗
今日は俺の可愛い義妹のセキチェが、Cランク冒険者に昇格した❗
そんで、今から全員で祝うぞぉ~~~~ 」
冒険者達がジョッキを持ち上げて歓声を上げている。
な…なんか凄く盛り上がってるぅ~~~~。
アストンさんは、私を立たせて冒険者に紹介してくれるけど、恥ずかしいよぉ~~(////)
私が冒険者達に手を振ると、冒険者達は大声で祝ってくれる。
アストン
「 おめでたい事は1つじゃないぜぇ❗
実弟のディアスに続き、俺も結婚したぞぉ~~❗
俺の妻のエリナンティゼだ。
皆、見掛けたら “ リンゼ ” って呼んでやってくれ 」
名前を呼ばれてリンゼさんは吃驚している。
紹介されるなんて思ってもなかったんだね。
冒険者達が口笛を吹いて、アストンさんとリンゼさんの結婚を祝っている。
アストン
「 可愛くて美人だからって、言い寄ったり誘惑したりするなよ!
不届きな輩は酒樽に沈めて殺るから覚悟しとけよ★ 」
冒険者達から豪快な笑いが起きる。
アストン
「 可愛い義妹の昇格と俺の結婚を盛大に祝いやがれぇーーー❗
かんぱぁ~~~~い! 」
アストンさんが、ジョッキを上に上げると、冒険者達も「 かんぱぁ~~~~い! 」と言って、ジョッキの中の酒を飲み干し始める。
冒険者って豪快に酒を飲むんだね。
アストン
「 今日、振る舞うのは酒だけじゃないぞ!
珍しい稀少な肉を使った絶品肉料理を酒のツマミに振る舞うぜ★
確り味わえよぉ~~~~ 」
アストンさんが合図を出すと、ウェイターの分身体達が肉料理を運び始める。
運ばれて来る肉料理に冒険者達のテンションも爆上がりしてるみたい。
「 酒が進むぅ~~ 」って喜んでる。
アストン
「 今日の酒もツマミも俺達の奢りだ。
遠慮無く、飲み食いしてくれよな! 」
潟庄智惠
「 太っ腹だね、アストン義兄ちゃん。
でも──あんなに沢山の酒は何処で調達したの? 」
アストン
「 うん?
酒の出所が気になるのか? 」
潟庄智惠
「 うん…。
だって、今日の今日だし。
《 酒屋 》から全品、買い占めたの? 」
アストン
「 ははは。
買い占めたら《 酒屋 》が潰れちまうよ。
貴族の中にはな、息をするみたいに悪さをする奴等が居るんだ。
そういう貴族が趣味で溜め込んでる未開封の酒を拝借して振る舞ってるんだ 」
潟庄智惠
「 え?
それって── 」
キノコン
「 ≪ トナフェレフ王国 ≫に在る貴族の屋敷には分身体を忍ばせてますエリ。
未開封の酒を拝借するのも朝飯前ですエリ 」
潟庄智惠
「( 精霊や超皇神には “ 窃盗 ” って概念が無いのかな?? )」
アストン
「 酒ってのはな、飲む為に作られてんだ。
1人が欲張って飲むもんじゃないのさ。
酒好きな奴等と楽しく笑い合って飲むもんだ。
見てみろよ。
皆、幸せそうな顔して飲んでるだろ? 」
潟庄智惠
「 うん。
皆、羽目を外してるね 」
アストン
「 セキチェも羽目を外して良いんだからな★ 」
潟庄智惠
「 あはは… 」
家族で食べる肉料理、美味しいぃ~~♥️
潟庄智惠
「 この肉がホロホロする煮込み料理、美味しいね。
スープがビーフシチューに似てるかもぉ~~~~ 」
ディアス
「 それはホロホロ煮だ。
時間が少ないのに良く此処までホロホロに出来たものだな 」
アストン
「 分身体達が裏技を教えたらしいぜ 」
潟庄智惠
「 裏技?
お肉を柔らかくする裏技が有るんだね 」
シェス
「 リンゼ義姉たん、肉は嫌いなのか? 」
エリナンティゼ
「 そんな事はないです。
ちゃんと食べています 」
舌鼓を打ちながら美味しい肉料理を食べた後は、さっぱりした檸檬水を飲んで一息付いた。
潟庄智惠
「 ふぅ~~。
かなり食べた気がするけど、満腹にならないのは何でかな?
未々食べれちゃいそう 」
キノコン
「 当然ですエリ。
精霊皇,大精霊を眷属にしている影響です影響を受けていますエリ 」
潟庄智惠
「 そうなんだ?
幾らでも食べれちゃう訳だね!
でも、食べ過ぎたら太っちゃうよね…… 」
キノコン
「 其処は仕方無いですエリ。
適度な運動をして脂肪を燃焼するしかないですエリ 」
潟庄智惠
「 食べ過ぎないように気を付けないとだね 」
シェス
「 セキチェが食べれない分は僕が食べてやる心配無用だぞ! 」
潟庄智惠
「 有り難ね、シェス君。
食欲旺盛だね 」
シェス
「 まぁな!
満腹とは無縁だから幾らでも食べれるんだ。
食べても肥える事もないしな! 」
ディアス
「 それで、精霊神は何時召喚するんだ? 」
キノコン
「 何時でも何処でも召喚は出来るエリ。
此処で召喚する事も出来るエリ 」
シェス
「 すれば良いじゃん。
そのまま《 冒険者ギルド 》で冒険者登録すれば明日には《 ダンジョン 》に入れるぞ 」
潟庄智惠
「 《 冒険者ギルド 》って遅くまで営業してるの? 」
ディアス
「 24時間営業だ。
《 冒険者ギルド 》には夜中も冒険者が出入りしている 」
潟庄智惠
「 そ…そうなんだ?
異世界でも24時間営業してる所が在るんだね 」
キノコン
「 折角ですエリ。
サクッと精霊神を召喚しちゃいますエリ★ 」
キノコンは小さいままで笠の中から魔法の杖を取り出すと、魔法の杖を振り出す。
シェス君を召喚した時みたいにキノコンが魔法の杖を2.3回上下に振ると──、片付けられた長テーブルの上に魔法陣が現れた。
前と同様に綺麗な虹色に光っている。
真っ白いフードを深々と被っていて顔の見えない長身の大人が現れた。
潟庄智惠
「 …………この人が精霊神なの? 」
精霊神(?)
「 誰かな?
ボクを召喚したオタコさんはさ!
1000年前に『 召喚は御断り! 』って伝えた筈だけど!
何で約束を破って召喚するかな! 」
シェス
「 精霊神タフィシフォン様……。
本当に召喚しやがった…… 」
キノコン
「 久しいエリ 」
タフィシフォン
「 ……………………超皇神様!?
何で超皇神様が≪ 人間界 ≫に居るんだい!?
≪ 精聖界 ≫で姿を見ないと思ったら! 」
キノコン
「 異世界より転移召喚された聖女様に召喚されたエリ。
今は “ テムモン ” のキノコンしてるエリ 」
タフィシフォン
「 テムモン!?
聖女って…もうそんな時期なのかい。
それで?
何の為にボクを召喚したんだい? 」
キノコン
「 御主人様の眷属になってほしいエリ。
《 ダンジョン 》に入る為には6人必要エリ。
1人足りないから召喚したエリ 」
タフィシフォン
「 はぁぁぁぁぁ!?
そんなくだらない理由でボクを召喚したのかい!?
イカれてるよ!
精霊神のボクを召喚する為には何れだけの犠牲が出たか変わってるのかい? 」
キノコン
「 おめぇを召喚する為に≪ 都 ≫を5つ対価に使ったエリ。
対価分キッチリ働いてもらうから覚悟するエリ 」
タフィシフォン
「 強制的に召喚しといて理不尽だね! 」
キノコン
「 御主人様、名前を付けてくださいエリ 」
潟庄智惠
「 え?
でも……名前は有るよね。
それでも付けるの? 」
キノコン
「 御主人様が名付けないと眷属になりませんエリ。
ポチでもペスでも何でも良いですエリ。
サクッと名付けちゃいますエリ 」
潟庄智惠
「 ……………………えと……タフィシフォンだから──、名前は “ タフィ ” で良いかな? 」
タフィ
「 シフォンじゃないんだ? 」
キノコン
「 タフィシフォン、おめぇは今から “ タフィ ” と名乗るエリ。
誠心誠意、御主人様に尽くすエリ 」
タフィ
「 まさか、また聖女の眷属にされるとはね……。
まぁ、隷属にされるよりは未だマシか── 」
潟庄智惠
「 れいぞく?? 」
タフィ
「 宜しくね、御主人様。
御主人様の名前を教えてほしいんだけど良いかな? 」
潟庄智惠
「 セキチェ……です。
宜しく御願いします 」
タフィ
「 ふぅん?
眷属に敬語とか使っちゃうんだ?
今回は随分と変わった御主人様だね 」
キノコン
「 セキチェ様と呼んで慕うエリ 」
タフィ
「 はいはい。
対価分は働くからね。
安心してよ 」
シェス
「 ≪ 都 ≫を5つか……。
流石は精霊神様だ── 」
アストン
「 精霊神様は──俺とディアスの実父かな? 」
タフィ
「 はぁ?
実父って何さ? 」
キノコン
「 冒険者をする上での家族設定エリ 」
タフィ
「 家族設定だって?
面白そうだね、それ! 」
意外にもタフィさんは乗り気みたい。




