✒ 初ダンジョン 1
──*──*──*── 翌日
──*──*──*── ダンジョン・前
潟庄智惠
「 ふわぁ~~~~。
大きくて立派な扉だねぇ~~。
この奥に《 ダンジョン 》が在るの? 」
アストン
「 1階は《 ファルカナ商会 》が運営してる店舗が並んでるぞ。
道具や食材を買い揃える事が出来るんだ 」
ディアス
「 其処の[ 受付カウンター ]で許可証の提示すると許可証にスタンプを押してもらえる 」
潟庄智惠
「 そうなんだ。
許可証を出さないとね 」
私はポーチの中から許可証を取り出す。
──*──*──*── 受付カウンター
潟庄智惠
「 御早う御座います。
冒険者パーティの〔 タフィシフォン 〕です。
《 ダンジョン 》の攻略に来ました。
許可証です 」
受付
「 あら、可愛い冒険者さんね。
《 ダンジョン 》の攻略に参加するのは初めてかしら? 」
潟庄智惠
「 アストン義兄ちゃんとディアス以外は初めてです 」
ふわぁ~~~~綺麗で美人なスタッフさんだわぁ!
声も素敵だし、何よりも胸がデカい!!
豊満なメロンが2玉…………よ…涎が出ちゃいそう(////)
男の人が胸の谷間に顔を挟んでパフパフされたいって思う気持ちが、今なら分かる気がする!!
受付
「 アストンとディアス?
あぁ……Sランクの冒険者ね。
ソロじゃ入れないからってパーティを組んで攻略に参加してたわね。
新しくパーティを作ったのね 」
アストン
「 セルリナ、久し振りだな!
オロッタは元気にしてるか? 」
セルリナ
「 ふふふ、《 ダンジョン 》で会えるかもね。
ディアス……(////)」
ディアス
「 何だ?
オレにガンを飛ばすとは度胸が有るな 」
セルリナ
「 貴方は相変わらずなのね。
何度もパーティを組んだ仲なのに素っ気無いんだから(////)
でも許しちゃうわ♥️ 」
シェス
「 どう見ても喧嘩腰だったろ…… 」
アストン
「 恋は判断を鈍らせて盲目にさせるのさ 」
潟庄智惠
「 こい?? 」
アストン
「 剽軽な俺と違って堅物なディアスは女性陣にモテモテだったのさ。
だから同性からは敵意を向けられっぱなしだったんだぜ 」
シェス
「 分かる気がする! 」
タフィ
「 無表情なディアスの何処に惚れちゃう要素が有るんだい?
顔と声かい? 」
潟庄智惠
「 タフィ義兄ちゃんってば── 」
セルリナ
「 お兄ちゃん?
アストンとディアスが家族だって事にも驚いたけど、兄弟妹妹が居たのね 」
アストン
「 長身で真っ白いマントで身を隠してるのが長男な。
異母兄弟なんだ 」
タフィ
「 初めまして。
ボクもSランク冒険者だよ 」
アストン
「 似てはないけど、俺とディアス,シェスは血の繋がった兄弟な 」
シェス
「 僕はAランク冒険者だ!
兄貴は直ぐ剣を抜くから止めた方が良いぞ 」
アストン
「 ──で、エルフ族のリンゼは俺の嫁さん。
美人で可愛いだろ★ 」
エリナンティゼ
「 は…初めまして(////)
つ…妻のリンゼ……です(////)
Bランク冒険者です 」
照れながら自己紹介するリンゼさん、めちゃんこ可愛いぃ~~♥️♥️♥️
アストン
「 この子が俺の自慢の可愛い義妹のセキチェだ。
聞いて驚けよ。
セキチェはテイマーなんだ。
其処の怪物はセキチェがテイムした賢いテムモンだ 」
キノコン
「 エリ★
エリエリエリ~~ 」
セルリナ
「 か…可愛い怪物……テムモンね(////)
声も仕草も可愛いわ(////)」
アストン
「 そうだろ!
パーティ内の癒し系マスコットなんだ! 」
キノコン
「 エリエリ~~ 」
キノコンってば、めちゃんこノリノリでテムモンを演じてるぅ。
ディアス
「 おい、肝心な事を伝え忘れているぞ 」
アストン
「 おっと、そうだったな。
俺の可愛いセキチェはな、ディアスの嫁さんなんだ。
俺達、結婚してさ新婚なんだぜ★ 」
セルリナ
「 は…………結婚??
ディアスが結婚……?? 」
ディアス
「 そうだ。
俺は既婚者になった。
今はセキチェだけのディアスだ 」
潟庄智惠
「 その言い方はオススメしないかな…… 」
ディアス
「 事実だ 」
セルリナ
「 ……………………信じられないわ…………異性なんて眼中に無かったあのディアスが新婚だなんてぇぇぇぇぇぇ!! 」
アストン
「 ははは!
だよな、驚くよな!
まぁ、そんな訳でさ《 ダンジョン 》に入る為に家族でパーティを組んだんだ 」
セルリナ
「 良いわ……許可証にスタンプを押すから、さっさと中に入りなさい。
( まさか、ディアスがロリコンだったなんてね!
通りで魅力的でセクシーエロス路線の私達に靡かない筈だわ……。
ディアスは年齢の離れたあの子と初夜を迎えたのね……。
あの子は幾つなのかしら??
あぁ見えて実は20代じゃないわよね??
くふふふ……良いネタを手に入れたわぁ~~♥️
新作は “ 硬派でクールな孤高の剣豪の新婚モノ ” に決定ね!
早く書きたいわぁ~~。
子宮がキュンキュンして来ちゃったわぁん♥️ )」
──*──*──*── ダンジョン・扉前
アストン
「 セキチェ、スタンプを押された許可証を扉の窪みに入れてみな 」
潟庄智惠
「 うん 」
私はアストンさんに言われた通りに、許可証を扉の窪みに入れてみた。
すると──大きくて立派な扉の左側から、カチャリ──って音が鳴った。
ディアス
「 セキチェ、此処から中へ入れる 」
潟庄智惠
「 どうもなって無いけど? 」
キノコン
「 扉の奥へ行けますエリ。
ぶつかったりしませんエリ 」
潟庄智惠
「 そ…そうなの?
じゃあ……このまま進めば良いんだね? 」
私は勇気を振り絞って、閉じたままの左扉に向かって歩いた。
──*──*──*── ダンジョン・1階
──*──*──*──ファルカナ市場
左扉を通り抜けると、賑やかな場所に出た。
武装している冒険者達が沢山居て、の中とは思えないくらい賑わっている。
潟庄智惠
「 すっご── 」
キノコン
「 《 ファルカナ商会 》が運営する《 ファルカナ市場 》ですエリ。
此処には《 宿泊施設 》や《 宿屋 》が無いですエリ。
《 キャンプ広場 》でテントを張って寝泊まりしますエリ 」
潟庄智惠
「 そ…そうなんだ? 」
アストン
「 地下1階,地下2階にもテントを張って寝泊まりしてるパーティも有るぞ 」
潟庄智惠
「 地下1階,地下2階でも?
怪物に襲われないの? 」
ディアス
「 怪物ではなく魔物,魔獣だ。
地下1階は “ 第1階層 ” ,地下2階は “ 第2階層 ” と言う。
第4階層までは初心者向けに弱い魔物しか出現しない。
テントを張っても比較的安全に過ごせる。
だが、第5階層からは魔獣も出現する。
油断をすると軽傷では済まない領域だ 」
潟庄智惠
「 そうなんだね。
第5階層からは気を引き締める必要が有るんだね! 」
シェス
「 僕がセキチェに近付く魔物も魔獣も蹴散らせてやるよ! 」
タフィ
「 じゃあ、ボクは見学させてもらおうかな。
このパーティって戦力多いし 」
アストン
「 先ずは、何処に陣地を取るかだな 」
タフィ
「 じゃあ、ボクがテントの番を引き受けよう 」
アストン
「 なら、第4階層に陣地を作るか。
よし、第4階層を目指して出発だ! 」
ディアス
「 セキチェとキノコンが中央で良いだろう。
シェスはセキチェの左手だ。
俺が見張ってやるからセキチェに手を出すな 」
アストン
「 怖いねぇ、ディアスは!
リンゼはキノコンの右手な。
俺が後ろで控えてるから安心しろ 」
タフィ
「 ボクはアストンとディアスの間で戦闘を見てるよ 」
そんなこんなで、私達は1階の《 ファルカナ市場 》を歩いて第1階層へ続く階段を目指して歩いた。
──*──*──*── 転移魔法陣
アストン
「 各階層へは転移魔法陣で移動する事になってるぞ 」
潟庄智惠
「 階段を下りないんだね 」
アストン
「 転移魔法陣の上に乗るんだ 」
ディアス
「 許可証が反応すると転移が発動する。
許可証を無くなぬようにな 」
潟庄智惠
「 うん。
許可証の管理も大事な役目なんだね。
許可証を無くしたら転移魔法陣を使えないの? 」
アストン
「 勿論だ。
他の冒険者が通り掛かった時に頼むしか無いな。
仲間を囮にして戦闘から離脱する冒険者も居るから、死者は意外に多いんだ 」
潟庄智惠
「 仲間を囮にして逃げちゃうの? 」
ディアス
「 怪我をした足手まといや1番LVの低い相手が選ばれ易いな。
死体は《 ダンジョン 》に取り込まれてしまうから、証拠は残らないな 」
潟庄智惠
「 え……何か怖い話だね…… 」
ディアス
「 〔 ラングメイム 〕は外道な事をするようなパーティではなかったと思うが──、リーダーが変わると方針も変わるからな 」
アストン
「 そうなんだよなぁ~~。
《 ダンジョン 》でパーティが仲間割れしたり、下剋上したりって意外と珍しく無いんだよな。
俺も其処が心配な訳だよ 」
シェス
「 敵は魔物,魔獣だけじゃなく、仲間も入るのは昔も今も変わらないんだな。
懐かしいねぇ──。
僕も初めて組んだパーティから追放されて、《 ダンジョン 》に置いてかれた事が有ったのを思い出したよ! 」
潟庄智惠
「 そんな事が── 」
シェス
「 遥か昔の事だし、此処の《 ダンジョン 》じゃないけどさ 」
許可証が反応をして転移魔法陣が光始める。
ポォーーーーンって音がすると、景色が変わった。




