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救出に向かう(迷宮にはノックをもって)

(°□°;)遅れました!

(ρ_;)見捨てないで。

扉をぬけると―――氷の世界?


《バタン》


「俺は何も見なかった。ギルドに迷宮の事を報告しよう」


『ナ~ニしとるだか!こんバカ息子は!』



いつから親父になった!ほんの冗談だろう!グラジャ!防寒具作れ!


『まっ、また我を裸にひん剥くのか!?』


うるさい!スケルトン、バリカン用意!


《ザクザク、ザクザク………》


《アミアミ、アミアミ…………》


不格好な防寒具でけたぞ~。


『我はお婿にいけない………』


落ち込んでいるグラジャをほっといていざ!迷宮へ!


扉をぬけると―――炎が上がってました。


「グラジャ、いらなくなった。(ポイッ)」


『我は刈られ損!?』


『ケッ。やくにたたねーな』


グラジャがオイオイと泣き出した。そこは遠吠えだろ?


『オゥイェ~イ!俺のハートみたいに熱いぜ~!』


後先も考えずに飛び込んだスケルトン。ものの見事に焼け焦げている。


真っ黒になったスケルトン。たぶん脆くなってるのだろう、動く度にボロボロと崩れていく。


あっ………塵になった。


吹き付けた熱風がなんとか身体を維持していたスケルトンにトドメを刺した。………南無。


灰を集めて水を混ぜつつ粘土状に。スケルトン1/1の型にはめて扉の中へ。


《チ~ン》


スケルトンの出来上がり。


「こんな事してる場合じゃねえ!」


扉を閉めて考える。あれの中に飛び込んだら死んじゃうだろ!?


『(コンコン)入りますよ~』


スケルトン早まるな!


開けると氷と炎が柱となっている通路が奥に続いている。


中は暑くもなく寒くもなく、人が入っても平気なようだった。


神殿の柱にも似た炎と氷。それが交互に立ち並び奥へと続いている。奥にいるエルがどうなっているか心配だ。


『KMN48のリーダーを助けなければ!』


え!?そんな設定なん!?


『ギルドの受付嬢をけ落とせる逸材は彼女しかいない!』


グラジャも、何のっかってんの!?


………そして、俺はおいて行かれた………待てや。コラ!




◆◆◆◆◆




等間隔で炎と氷が並ぶ中、広く開けた場所に出る。

「気温が上がったか?」


いきなりの気温の上昇に顔をしかめる。


『さっき刈られてよかった』


手作りのアミシャツを着せられたグラジャ。………誰が着せた?



言わなくても分かるか………お前は、アロハシャツとウクレレはどっから持ってきた?


ウクレレを弾き鳴らしながら歩くスケルトンに飛びかかってくる物があった。


子猫位の大きさの狐?


飛びかかった瞬間、炎に変わった!


『アチアチアチアチッ』


お前には痛覚はないだろ?


炎に包まれたスケルトンは俺の方を見ると溜め息をついた。


『お前にはリアクションてものが解ってない』


何で俺がダメ出しされてんの?


『主、空気読んでくれ』


俺が悪いの!?

スケルトンが体のほこりを払うようにすると、火が消えた。


『芸人のリアクションに対する理解が足りない。だいたい…………』


しゃべってる途中に悪いんですが………また、燃えてまっせ。


何故か、骨と犬に芸人の心得を説教されている。俺の目的違うよね?理解してるよね?



さらに火がグラジャにも燃え移ってるんですけど………。


『主、なんか息苦しいんだか……』


「とりあえず火を消せ!」


燃えているから、空気が吸えないんだろ!


『私に合わせて。はい、ヒッ、ヒッ、フゥ~』


『ヒッ、ヒッ、フゥ~』


変な事を教えてんじゃねぇ!


『ハッ!?何かが生まれそうな気がする!』


知ってんじゃね~か!


相当危なくなったのか、グラジャはその辺で転がると地面にこすりつけて火を消している。


『ダッシャ~ッ!』


そこを踏みつけるスケルトン。


火は消えた。ナゼダ!


『鞴の原理で中の空気を一気に押し出し火を消すのです!』


嘘臭い説明アリガトウ。


『主、隅の方に何かいる』


隅っこに白っぽい物がある。………近寄ってよく見れば、子犬のようなもの達がひっくり返っている。


『熱中症かもしれない』


…………熱に弱いのね。


さっきから飛びかかってくる炎狐(小)に対応しているスケルトンの脇をすり抜け突っ込んでくる。


とっさに脇にあった物を掴むと投げつけた!


『ジュッ!』


炎狐(小)が消えた。


『主………』


『鬼や……』


何を投げたん?


スケルトンが抱えているモノをみる。さっきの子犬だな。


(°□°;)まさか投げたのって………そいつ?



炎狐(小)がこちらのスキと見たのか飛びかかってくる。


それにスケルトンが手に持った子犬を投げる。


《ジュッ!》


……………二匹とも消えちゃいましたよ奥さん。いや、何だよ奥さんて!



あまりの事に呆然としているとスケルトンは近くにいる子犬を炎狐(小)に投げつける。お前、さっき俺に鬼って言ってなかった?


『我々は今、窮地に立たされている!』


……グラジャ?



見ると子犬達が整列してグラジャを仰ぎ見ている。


『ここで命を懸けなければ、我が軍は壊滅的な打撃を受けることになる!』


………軍て何?


子犬達は決死の表情を浮かべてグラジャを見ている。


『ここで命を懸ければ、軍から《英雄》として讃えられる!お前達に名誉ある死が待っている!』


一番前にいた子犬が前足を上げ敬礼に見えなくもない行動をとる。可愛らしい。


ハラハラと涙を流すグラジャ。キッとシリアスな顔を作ると、


『お前達の死は無駄にはせん!……いけ~~っ!』



その声に合わせて子犬達が突貫した。


目の前で子犬が炎狐(小)に突っ込んでいき消えていった。


『若くして散っていった命に、敬礼!』


スケルトンも一緒になって敬礼してます。


《ジ~~~ッ》


なっ、何見てんだよスケルトン。敬礼すりゃいいのか?


炎狐も子犬も一匹残らず消えていた。………先を急ぐか。


『KMN48――』


もう、ええっちゅうねん!!


子犬は氷狼(小)と本当ならなるはずでした。

次でエルに会えるのか?

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