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そうだ!ギルドに行こう!(同業者とのやり取り)

久しぶりの半端な更新です。

毛玉を食ったせいだろうか……グラジャは体の毛を操れるようになった。


『後は、毛の色を七色にすれば完璧』


どこを目指してんの!?スケルトンも油性ペンキ持ってこない!塗ったらベタベタするだろ!


家に帰り、親父にあったことを話すと、グラジャを見て号泣した。


最近、特に頭頂部が寒々しくなってきている親父の気持ちは分かる。……ザマーミロ。親父の頭に《毛根抜けされ!》と呪いをかけると探索者カードの更新にいく事にした。


一番近い探索者ギルドに行くことにする。初級迷宮がある所だが。美人さんにも会いたいし。


≡≡≡≡≡


名前:ダルク・クライヤー


探索者レベル:?


称号:ハゲ頭量産者(死ね!)


使い魔:骨と駄犬


≡≡≡≡≡


何この称号?絶対、自称神の仕業だな!


使い魔の部分が一括りにされている。明細は出るのか?


≡≡≡≡≡

スケルトン?:バイトて犬の散歩してます。


グラジャ:元迷宮ボス。スケルトンに見張られているのがウザい。

≡≡≡≡≡


スケルトンはバイト感覚かい!

グラジャもいやなら、リードくわえてスケルトンに催促すんな!


そういえば、グラジャってどんな種族だ?


≡≡≡≡≡

グラジャ:グランドウルフ変異種

≡≡≡≡≡


グランドウルフって確か土属性のモンスターだったよな。

………それで毛と相性が良いのか。

グラジャつながりで、グラジャに魔力を与えるとどうなるか実験してみる。


毛が引きずる程伸びました。デカくならないかと思ったのに。


『主よ、体格をデカくしたいならそう念じながら魔力を流し込んだ方がよい』


俺の身長程にデカくなったこれなら乗れるな。


背中の毛を編んで鞍代わりにする事も出来るのか……。


『主、乗るなら乗ってくれ!』


うん、すまんな。ところで、スケルトンは?


『毛に絡まっとる』


よく見ると、グラジャの首あたりにスケルトンの手が見える。そして、足が俺の右手にある。頭は?


見つけたのは、グラジャの脇腹からでているところだった。


どうやったら、そんな所から頭が出んの?


出すのも面倒なので放置!


あっちに着くまでには勝手に落ちるだろう。




◆◆◆◆◆




『肋骨が3本ほど、行方不明です』


グラジャを開いても出てこないから包丁はしまえ!


町の近くで体を元の大きさに戻したグラジャとスケルトンが取っ組み合いの喧嘩をしてるのをよそに門番にカードを見せ、町に入る。


探索者ギルドまでダッシュ!……しません。


つられたスケルトンが曲がり角から出てきた奴にぶつかった。


スケルトンが衝撃で飛び散ったため、当たった人はビックリしている。


「君、ヤっちゃったね……」


俺はビックリしている男の肩に手を置くとそうつぶやいた。


「え!え?エェッ!」


「見たところ探索者みたいだけど、出会い頭に人を骨にするスキルなんて凶悪なもの持ってるなんて……どうすんの?これ」


「いや、当たる時から骨じゃなかった?」


「ほら、飼い犬も悲しんで……」


《コリコリコリコリ……》


「食ってるよな?飼い主食ってるよな!」


俺はそっと目をそらす。


その胸ぐらを掴んで男きた男と押し問答していると、似たような格好をした奴らがやってきた。


「アガレネ。何してんだ?換金してきたから、酒場行くぞ」


「リーダー!」


胸ぐらを掴んだまま、仲間を呼び寄せる。


「コイツがくだらない因縁つけてくるんですよ!」


「放っとけ。相手にするな」


頭一つ分高いリーダーが見下すように見ている。


「駆け出しの探索者だろ?俺達みたいなベテランは相手にせんのよ」


……ここは初心者用の迷宮だよね?


ツッコまない方がいいか。カードの更新に寄っただけかもしれんし。


アガレネと呼ばれた男がしぶしぶと手を離しリーダーと呼ばれた男のもとに向かう。


「おい!話が違うじゃないか!ちゃんと金を払えよ!」


そのリーダーに向かって走ってきた少年が叫んだ。


10才位の小汚い服を着た少年が必死に手を伸ばしてリーダーに金をよこせと叫んでいる。


「迷宮に荷物持ちで着いていったら、金をやるって言っていたじゃないか!」


うんざりしたようなリーダーの顔が少年に向いて、


「ギャッ!」


蹴りつけられた少年が悲鳴を上げて転げた。


「お前の護衛料を引いたらそれだけしか残らん。貰えるだけでもありがたく思いな」


この探索者達は約束した金をピンパネしたみたいだ。はじめからそのつもりだったのだろう。


こんな少年しか連れていけなかった時点でそういった専門連中には相手にされないんだろう。


「でも、蹴るのは間違ってるよな?」


《ガブリ》


「イギャャャァァァ!」


尻をグラジャに噛みつかれたリーダーが飛び跳ねて尻をおさえている。


「なっ、何しやがんだ!この犬!」


仲間が捕まえようとすると俺の後ろに隠れやがった。


『あれなら、スケルトンの方が美味い』


………人に噛みついてその感想もどうかと思うんですけど。


「やっぱ、テメーの犬じゃねーか!」


アガレネがそう言いながら飛びかかる。


それを地面に叩きつける。


グラジャが顔に乗り窒息させる。


さらに毛を延ばして脇などをこしょぐる。


息もできずに体をヒクヒクさせながら気絶したアガレネを見て仲間達は離れた。



まだヤるのか?視線にそんな意味を込めて見ると、リーダーとアガレネを連れて逃げていった。


倒れたままの少年がその様子を唖然として見ていた。


「おい!大口開けてるひまな少年」


「え?」


「バイト代やるからそこら辺に散らばっている骨を集めろ!」


「は、ハイ!」




◆◆◆◆◆




まず、でかい桶を宿で借りてきます。


それにバラバラの骨を入れ、熱湯を注ぎ――


『アチチッ!アツいわ!ボケ!』


一瞬のうちに復活したスケルトンを押し込め、3時間………。


開けるとふやけたスケルトンが出てきました。干した方がいいな、これは。



『ふやけた麺の方がまだうまいんだぞ。主よ』


いつから骨食いの専門家になったんだお前は。



そこに体育座りして待っていた薄汚れた少年がいたのを思い出した。


『死因は餓死です』


まだ腹の音が響いているから、白線引いて写真撮ってんじゃない!


抱え上げて飯を食わせに酒場に行く。


食わせること1時間………そのちっこい体にどんだけ詰め込む気だこんガキは!皿の数が10枚はこえとる。


算盤はじいて頭かかえるなスケルトン。いざとなればお前がバイトすればいいさ~。


『主、そういえばギルドには行かなかったな?』


「……………ハッ!」


後半へ続く………たぶん。

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