ぼんやりとしたテスト その一
この世界には内燃機関の知識がある。
しかし蒸気暦の世界では、内燃機関技術を大規模化させるだけの工業基盤が整っていない。
蒸気機関が主流で、内燃機関は傍流だった。
「世の中に元々道はない。歩く人が多くなれば、それが道になる」
——これは誰の言葉だったっけ?
工業の世界も同じだ。
主流分野とは多くの人が探求してきた道であり、さまざまな技術問題や故障の事例について経験が豊富だ。関連資料も書籍からすぐに見つかる。
主流の道を行けば、直面するミスは少なく、失敗の確率も低い。
一方、マイナーな分野へ進むことは多くの失敗を意味し、参考資料も見つからない。
この世界の機械技師が一般に必修とするのは蒸気機関技術だ。
内燃機関技術は、中位職業者が特殊な先進機械を開発しようとして、ようやく決心して取り組む技術なのだ。
今回の試練では、鹵獲した戦車が内燃機関車両ではあるものの、機械学院の指導者たちは、一年生の若い学生たちがその戦車を真に複製できるとは期待していなかった(秉核は「だから言っただろ、この試練は人を陥れる罠だと」と思っていた)。
学生たちにまともな蒸気自動車を提出させることが目的だった。
……
ガス機関戦車が試練場に現れたとき。
スコットは秉核を心配して冷や汗をかいた。
秉核が設計した車両がその場で故障するのではと恐れたのだ。
しかし、ガス車両の優れた運動性能はスコットの目を驚かせ続けた。
最初の機械車両がコースを完走すると、観察砦にいた皇帝陛下の顔にようやく一抹の笑みが浮かんだ。
彼は紙の資料をページごとにめくっていた(秉核と第三グループのメンバーの資料、そしてこのガス発生器車両の機械構造図が綴られている)。
そしてガス車の機械図面を、そばにいる機械院の院長に手渡して尋ねた。
「エイボーー、これはどんな機械だ?蒸気機関とは違うようだが」
傍らにいた機械院の院長エイボーーは資料図を受け取り、その機械構造を見て評価した。
「組み合わせは非常に優れています。故障率も極めて低い。ただ、これは機械師の正規教育の範囲外で、学生が独学で身につける範疇です」
「ほう、どういうことか?」と皇帝が問い返した。
エイボーーは言った。
「我々が教えているのは正統な機械理論です。帝国の機械分野に不足しているのは、体系的な知識を持つ人材です(帝国の大型機械はすべて蒸気機関です)。ですが、学生が非正統な分野で革新することを妨げるものではありません」
院長は話す機会を得て、前の二つの学生チームの失敗をうまく取り繕いつつ、秉核チームの革新性を称賛した。
この如才ない回答に、皇帝は薄笑いを浮かべた。
……
遠くの警戒線の外には、試験の終了を待つ大勢の学生がいた。
第二グループのカイスは首を伸ばして、ガス車の試練を見つめていた。
秉核が作った非蒸気自動車が障害物を越え、車体が車輪の上で浮いて震えるのを見て、彼は秉核の車が自分のより優れていることを認めざるを得なかった。
しかし彼は視線をそらし、酸っぱい気持ちを抑えて、傍らの璃韻に気軽な口調で言った。「どうやら秉核のことは心配する必要はなさそうだ」
璃韻は指を絡めながら、軽蔑したような口調で言った。
「誰が彼を心配してるのよ。家族が彼のせいで恥をかくのが怖いだけだわ、ふん」
……
ガス車は最後のテスト段階に入っていた。
機械人形が操縦するテストで、機体は帝国の二足機甲から三百メートル圏内まで突進し、撃ち合いになった。
その結果、ガスエンジン後部の缶が破片に直撃されて動力が失われた。
やはりガス動力の四トン機では装甲を厚くできない。過剰に装備すれば機動性を失って、カメ同然になってしまう。
皇帝はその光景を見て、微かに嘆息した。
「残念だ」
エイボーーは傍らの元帥をちらりと見やり、軍がこの試験結果を発表するのを待った。
側にいたスハ將軍が咳払いをして言った。
「テストを続行せよ」
エイボーーの顔に疑念の色が浮かんだ。
一方、同じく傍らにいた燦鴻が院長に小声で説明した。
「一つのグループから複数のサンプルを提出できるのです」
「ほぅ――え?」
エイボーーは声を漏らした。
続いて、第三試練グループの煉瓦壁の出口でのこと。
タンクと呼べそうな車両が、場内から飛び出してきた。
車体後方には直径わずか三センチのパイプが三本あり、煙を噴き上げている。
二本は黒煙を、一本は白い蒸気を吐き出していた。
これは蒸気動力車両で、蒸気構造はスターリングエンジンだが、ボイラーの燃料は複雑な石炭スラリーである。
……
先ほどのガス車両に比べ、この石炭スラリー車両はトン数が少し大きい。
外付けのガス発生装置が省かれている。
石炭は微粉炭に加工され、外燃室で効率よく燃焼する。スターリングエンジン内のアルコール媒体を駆動し、気化と凝縮の循環を一回行う。
水は冷却剤として使われている。
もちろん水炭スラリーには、致命的な欠点がある。
長く放置すると牛乳のように層分離し、冬季には凍結して腐食性を示す。
しかし今はテスト中で、秉核の二缶の燃料は臨時に調製されたものだ。
だから、こうした煩雑な問題を考える必要はない。
……
二台目の車両は土塀から飛び降り、ガタンと地面に着地した。
そのまま前進していった。
火力区域に到達すると、機械人形の制御に切り替わった。
この車両はまっすぐ進み、二発の砲撃を耐え忍んだ。
そして反撃の一発を、二足装甲の前面装甲板に命中させた(跳弾)。
もちろん最終的には、不運にも二足機甲に履帯を切断されてしまった。
……
しかしこれにより、観測要塞の上級将校たちは強い印象を受けた。
観察要塞の中で、軍の機械技師輕鈞躍(男性、元は小さな機械技師の家系の出)がスハ元帥のそばに歩み寄り、声を潜めて密談を交わした。
元帥は傍らの騎士に手を振った。
騎士は観察砦の外に出て手を上げ、テスト中の戦車グループへ合図を送った(通信術)。
空からは調教された鷹が降り立ち、戦車の乗員ハッチの位置へ飛んでくる。
その後、水炭スラリー戦車の機械人形が赤いライトを点灯させ、二足機甲の機械人形に射撃を停止させた。
テストは終了した――この水炭スラリー戦車を戻せと命じたのだ。
この小さな出来事に、皇帝は薄ら笑いを浮かべた。
この皇帝陛下は、元帥軍部の小さな策略を見抜いていた。
履帯を断たれた戦車でも、まだ戦闘力は残っている。しかしテストは即座に打ち切られたのだ。
……
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