戦車の設計案 その二
飛行船の学生たちの多くは、秉核と擎山の会話を黙って聞いていた。第三組の大部分は小貴族や富商の家柄で、彼らにとって秉核と擎山の話題は非常に遠いものだった。秉核が恐れていたのは軍隊に入って抑圧されることだったが、貴族の身分と機械師の家系は、依然として帝国軍で高い将校の地位を得られるものだった。
秉核が頭を悩ませているその地位こそ、この飛行船に乗る小貴族や富商出身の学生たちにとって、最高の目標でもあった。
……
擎山は手を上げると、自分の軍帽をさっと秉核の頭に被せた。
爪を整えながら、彼は言った。
「君が私に説明したって?意味ないよ。みんな第一印象で動くことが多いんだ。君は運が悪かったね」
擎山は帽子を脱いだ秉核を見て、笑った。
「心配するな。北方軍団が申請する前に、君を私の軍隊に入れることができる。それに、軍隊は君が思っているほど悪いところじゃないぞ」
秉核はうつむき、落胆したまま黙り込んでいた。
だが、数秒の沈黙のあと、突然、長い記憶が再び思考を占領した。
記憶は突然、過去の「自分」の状態へと引き戻された。擎山は気づかなかったが、子供のように悩んでいた秉核の目には、思考の輝きが宿っていた。
唇は、何かをつぶやくように、ぱくぱくと動いている。
……
飛行船は空中を二十分ほど漂い、多くの煙突が立ち並ぶ工業地帯の上空でホバリングした。
飛行船が桟橋に近づくと、秉核は降りた。
ここは帝国首都圏の南西にある工業都市。首都区ではなく、首都近郊の工業地帯である。
ここへ来ると、鮮やかな服装の帝都上流地区の人々は砂浜に輝く貝殻のようだった。ここの労働者たちの服はどれも汚れ、何日も洗っていないかのように汗にまみれていた。
擎山は前方の機械工場を指さし、飛行船から降りた秉核に言った。
「ほら、あそこがお前の試練の場所だ。十日間しかないぞ、しっかりやれ」
そう言うと、彼は工場の塔へ向かって歩き出した。
そこは、彼のために用意された休息室だった。
服を手にした彼の後ろ姿は、実に洒脱だった。
……
秉核とチームの仲間たちの間には、無言の空気が流れた。
秉核は皆を見回した。二十六人の生徒たちは、多かれ少なかれ当惑している。飛行船で秉核が話したことを聞いていた彼らは、工場へ送られ、必ず失敗する試練に直面させられていた。
士気は底を打っている。
擎山が去ったあと、秉核の注意は仲間たちへ向けられた。皆の様子を見て、秉核はふと気づく。
飛行船で自分が勝手に失敗主義的な感情を漏らしたことが、どれほど無責任だったかということに。
……
秉核は深く息を吸い込んだ。
「皆さん、もう工場に着いた。すまない、俺が口を滑らせたせいで、こんな厄介な試練に巻き込んでしまった。でも、もうここまで来たからには、立ち向かうしかない」
秉核は空に遠ざかる飛行船を指さし、次に工場を指した。「これは嫌な考査だが、試練の中で真剣になるべきではないという意味ではない。スコット先生が言った通り、機械技師は戦争に直面しなければならない。俺のさっきの様子もみんな見ただろう。卑屈に頼むなんて意味がないんだ」そう言って、秉核は拳を振り上げた。
最後の罵声は急に大きくなり、誰もがはっと顔を上げ、これまで見たこともないほど激昂した秉核を見つめた。
クラスメイトたちは、まるで秉核という人物を初めて知ったかのようだった。数十メートル先まで歩いていた擎山も足を止め、秉核の急変した口調に耳を傾けた。
振り返りたい衝動をこらえ、口元に笑みを浮かべたまま、颯爽と去っていった。
……
秉核は言った。「私は銃焰家の栄誉にかけて誓います。試練の結果がどうであれ、試練の過程には真剣に、そして努力を惜しまず臨みます。ここにいる一人ひとり、各グループに対して責任を持ちます。皆に任務を与えますが、与える前に必ず皆さんの意見を確認します。確認したうえで、私の指示には従っていただきたいと思います」
学生たちの驚きの視線のなか、秉核は強い眼差しで一人ひとりと目を合わせ、誰も反対しないのを見届けるとうなずいた。
「よろしい。では、これから作業の詳細なグループ分けを行います」
「重隆、溘然、奧塔、よく聞いてくれ。君たちの役割は材料成分の検査だ。この種の任務は、これから特に君たちに重点的に割り振る。工場に入ったら、関連工程の労働者を数え上げて報告してくれ。いいか、君たちが報告した人員は、私が確認したあと、これからの数日間は君たちの管理下に置かれる。もしこの種の仕事でシステム全体に誤りや手抜かりがあれば、直接の担当者ではなく、工程責任者である君たちを問い詰める」
「彥成、白簾、君たちは材料の一次加工を担当してくれ。工場に入ったら、状況に応じて詳細な計画と作業基準を伝える。工場内の関連人員と工程に対する責任は、今言ったのと同じだ」
……」
秉核はきわめて流暢に、自分のチームへ手早く任務を割り振っていった。皆が仕事に困惑しているとき、秉核は筋道立てて作業を分類し、比較的単純な工程に細分化して責任者に任せた。
そこには、自然とリーダーシップが滲み出ていた。
……




