優等生の競い合い その二
スコットの視線がぶつかるようにカイスへ走り、カイスはすぐに口を閉じた。
教室全体も静まり返った。
スコットは続けた。
「平凡な機械技師と優秀な機械技師の差は、単に法脈にあるだけでなく、意識、機械技師としての意識にある」
「騎士は戦いに参加せねばならず、機械技師もまた戦いに直面しなければならない。戦争で敵があなたたちの見たことのない武器を出してきたとき、あなたたちは臆病にも所属する軍隊に自分の無能を触れ回るのか、それともスパナを手に取り、実験室へ向かって答えを探すのか?
この機械戦車は、一ヶ月前に北方のヘイラ人たちのもとに現れた。帝国はこの完全な機械を鹵獲するために、相当な代償を払った。学院はあなたたちのために、この機械車を試験問題として申請した。今こそ、あなたたちは栄誉を感じるべきだ。この試練は、あなたたちが帝国に才能を示すときである」
……
スコットの叱責を聞きながら。
秉核は少し理解した。後ろの将校連中が何なのか、今回の機械院の試練は少し普通ではない。しかし、スコットが言う「才能の披露」と来れば、秉核は心の中で舌を出した。この機械戦車は明らかに分解されており、すでに帝国機械部に研究し尽くされたものだ。今になって送りつけてくるとは、上の偉い連中が明らかに機械院の学生を困らせようとしているのである。
誰かに難題を押しつけられたと感じ、秉核はひどく不愉快だった。
……
試練――別名・優等テストは、毎年、皇宮区で異なる院部や職業の学生たちが受けるものだ。
学院に入った学生の大半にとって、これに合格するのは卒業証書を先に手に入れるようなもの。
小貴族や富商の家の学生の多くは、学院にいる数年のうちに一度でも試練に合格し、その証明を手に入れようとする。
だが大貴族の子弟にとって、この種の試練は最初の年に通過しておくのがいちばんいい。
以後の試練では、通過した者の立場で他人を助け、自分自身の人脈を築いていくべきだからだ。
たとえば数ヶ月前、コフィーとカジェットが訪ねてきたとき、彼らの軍事学院の試練は月墜山脈だった。
試練の評価はじつに多様で、事前に器具をそろえることもでき、あらゆる方面から利用できる力を探し出せる。
職業院部が違えば試練の内容も異なり、回ごとに難易の差もある。
非常に厳格なものもあれば、とても気楽なものもある。
事前に通知されるものもあれば、こうした突然の襲撃のようなものもある。
淘汰率の高い試練もあれば、低い試練もある。
明らかに、秉核の今回の試練は大当たりだった。
淘汰率が極限まで高い試練である。
ほとんどの試練は、貴族にとって淘汰率の低いものである。
貴族の家は家学に優れ、人脈も豊かでさまざまな資源を手に入れられるため、ふるい落とされることはまずないからだ。
もし貴族が平民とともに落とされれば、それは若い貴族にとって学生生活の汚点となる。
……
カイスは秉核の前に歩み寄り、小声で尋ねた。「秉核、君はこの試練についてどう考えているんだ?」
(これは遠回しなチーム組みへの誘いである)
秉核は近づいて小声で言った。――大鍋飯で日々を過ごす精神で、秉核はこんなまずい提案を出したのだ。
「僕は、当選した全員(選ばれたのは皆貴族だ)で一つのチームを組み、他の人を巻き込まない方がいいと思う(今、教室で機械に触れなかった学生たちは皆、安堵した様子で目をきらきらさせている)。それに、我々が全員失敗したとしても別に構わない」
秉核の声はとても小さく、こう話せば誰にも聞こえないと思い込んでいた。
だが、一つの可能性を忘れていた。
中位戦職者はときに、戦場の音波を感知する集音術という法術を使うことがあるのだ。
「パン」という鋭い音が教室に響き渡った。
教室の後方で、大きなつばの帽子をかぶり、顎が尖った冷たい顔つきの若い将校が列から出てきた。
彼はきわめて冷たい視線で秉核を見た。
あの澄んだ音は、液甲術が作動するときに鎧の部品がぶつかり合う音だった。
兵士の気甲術に比べ、磁性流体で固定した金属セラミック製の鎧板を使う液甲術は、防御力がさらに高い。
従来の防護では銃器を防ぐのは難しかったが、気甲術は砲弾の破片による損傷を防げる。液甲術となれば防御力はさらに高く、五十メートル、いや三十メートルでも小銃弾の直撃に耐える。この高階防護術を使えるのは、間違いなく中位職業者である騎士だけだ。しかも騎士は百メートル以内のあらゆる動きにきわめて敏感である――秉核は運が悪かった。
ここ数ヶ月の御曹司生活で、少し調子に乗っていたのだ。
……
後方にいた、軍階級章のない将校が下位職階ではなく騎士職階だと確信した瞬間、秉核は呆然とした。カイスはすぐさま傍らへ身を引いた。まるで秉核から何も聞かなかったかのように――騎士クラスは軍の体系では数千人を超える地位にある。まさか軍隊がこんな大物を直接、監察考核に派遣するとは、秉核は思ってもみなかった。
雰囲気は極めて重苦しくなり、ホールには呼吸の音しか聞こえない。
騎士が一歩ずつ近づくにつれ、教室の生徒たちも次々に道を開けていった。
しかし、この殺伐とした空気を破ったのはスコットだった。「秉核、お前は他の選ばれた者たちと組むことは許さない。お前と第三組の全員で試練に参加しろ。あと三分しかない、他の生徒は早くチームを決めろ」
彼は審判を下すような口調で言った。
騎士はスコットを見て冷ややかに鼻を鳴らすと、教室の後ろへ戻っていった。だが、冷たい視線は秉核の背中に貼りついたままだ――「お前は俺にマークされた」という意味で。
重苦しさの中から我に返った秉核は、仕方なく頭を下げて運命を受け入れた(自業自得だ)。
そして振り返り、自分の第三グループに向かって、無理やり笑みを浮かべながら言った。
「皆さん、すみません、わざとじゃなかったんです」
第三グループの残り二十六人のメンバーも、今は苦い表情を浮かべていた。




