信頼を築く その二
三日後
オークリー王室狩猟場の庭園では、選王者たちとそれに従う貴族たちが馬にまたがっていた。
晩秋の花が咲き誇っていた。それらはオークリー各地の貴族から献上されたものだ。黄金色の花弁が庭園いっぱいに広がり、あたりを鮮やかな色彩で満たしている。ハヴィナはカルに手を引かれていた。遠方からやってきたこの少女に対し、カルは依然として上品な態度を保っていたが、心は大きく揺れ動いていた。一方のハヴィナは恥じらいの様子。二人は完璧な一対のように、狩猟の隊列の中で男女の主役となっていた。
最も美しいのは初めての出会いだ。ハヴィナが群騰家の他の娘たちとはまったく異なる気質を持っていたため、カルは完全に魅了されてしまった。
(注。これはカルが有望選手として群騰家から厳しく管理されていたため、突然ハヴィナの魅力の攻撃を受け、これほど簡単に防衛線を破られてしまったのである)
優しさは女性最大の武器。そしてハヴィナは今、意識してその優しさを使っていた。
彼女の手がそっとカールの裾を引いた。近づけども密着はせず、カールはハヴィナの香りを感じ、時折柔らかな手に触れた。
二人の手が触れ合っては驚いて離れ、それからまた探るように触れ合った。
それはまるで攻略ゲームの途中で、さらに先へ進みたいという感覚だった。いつの間にか、カールはこの曖昧なゲームに夢中になっていた。
地球上では、早すぎる恋は必ず学業に影響する。本来、重要なことに向けるべき注意力を妨げるからだ。
そして一方、
秉核と蘇塔は狩場で馬を並べて進んでいた。
秉核が騎術の競争を持ちかけた。
二人の少年は馬で狩場をどんどん遠くへ進んだ。
気がつけば隊列から二百メートル以上も離れていた。
レースの途中、蘇塔は何度も勝ちかけたが、結局はまた秉核に引き離された。
レースが終わると、蘇塔は不機嫌そうに尋ねた。
「機械制御者である君が、いつ馬術を学んだんだ?」
秉核は答えた。
「学びたいと思った時に学んだまでさ」
蘇塔はうらやましげに言った。
「本当に羨ましいよ。君のように考えすぎず、自由に旅できるなんて」
秉核は蘇塔のため息混じりの表情を見て、『本当にそう思ってるの?』と言いたげな調子で問いかけた。
「自由自在?いや、この世に自由自在なんてものはない。もし私の周りの社会環境がもっと開明的で、オープンで、信頼できるものなら、わざわざあちこち歩き回る必要もないんだよ」
蘇塔は怪訝そうに言った。
「あんたが各地を旅してるのは、何かやむを得ない事情があったからかい?」
秉核は笑って答えた。
「強制?いや、ただ環境に満足できなかっただけさ。だからずっと歩き回って、自分に合う場所を探してたんだ。でも今は分かったよ。時には自分で環境を作り出す必要があるってね。それも、複雑な機械を作るより難しいことだけど」
蘇塔の秉核を見つめる視線に促され、秉核は話を続けた。
秉核は続ける。
「国家を成就させ、社会を維持するのは大事業だ。大事を成すには十分な信用が要る。大きな信用を築くには重大な約束を果たさねばならない。だが重大な約束を果たすには、それ相応の大きなことを成し遂げる必要がある。これは循環してるんだ」
秉核は蘇塔を見つめて言った。「私は今、より先進的な機械技術でこの世界を変えたいと思っている。蘇塔、今の私を見てくれ。私にはいったいどれほどの信用があって、これを成し遂げられるだろうか?」
蘇塔は首をかしげた。そして秉核の困惑を不思議そうに見つめた。
「君の機械技術はとても高い。今や君の才能はみんなの目に疑いようのないものだ。まったく悩む必要なんてないよ?」
秉核は笑いながら、「蘇塔、今こっそり本当の名前を教えるから、誰にも言うなよ」と言った。
蘇塔はそれを聞くと、すぐに馬を秉核に寄せた。何日も経って初めて秉核が本当の名前を明かそうとしたことで、蘇塔は二人の友情がようやく現実のものになったと感じた。
秉核は告げた。「私の本名は、銃焰秉核だ。今から、私は君との約束を果たす。そしてこれからも、より多くの人々との約束を果たしていく。」
その時、遠くから騎士たちが馬を駆ってやってきた。秉核は笑いながら指を唇に当て、蘇塔に秘密を守るよう合図する。
騎士団長も急いで駆けつけ、蘇塔に向かって礼を述べた。「蘇塔殿下、カル殿下が殿下と融鋼様に本隊へ戻られるようお願いしています」
蘇塔はうなずき、秉核に言った。「融鋼、戻ろう」
馬の蹄が芝生の草を大量に巻き上げる中、二人の少年は騎士たちに囲まれ、再び華やかで賑やかな人混みへと戻っていった。




