機械師——まだ新しい職業 その二
土倫造船所に入ると、瀾濤公爵が見渡す限り、工場内は整然としていた。
労働者たちは区域ごとに分かれて作業し、それぞれの区域の間には連携があった。
一つの区域の作業が終わると、隣接する区域がちょうど次の作業を受け持つようになっていた。
蒸気が轟音を立てているのに、秩序は整然としていた。
公爵には理解できないながらも、その秩序に軽く頷いた。
すると背後から機械制御者が、一言発した。
「ここではすでに工程の割り振りが行われています」
瀾濤公爵が振り返って尋ねた。「博達伯爵、今、何と言ったのですか?」
博達公爵が答えた。
「公爵閣下、機械制御者は工場で作業する際、制御を容易にするため、しばしば工場全体の生産空間と生産秩序を整えます。生産プロセス全体が、工場の空間内で一本の明確なラインを形作るのです。不良品が出たときは、その明確なラインに沿って問題の箇所を素早く見つけ出します。この原理は軍隊の構造と同じです。兵士、下士官、大佐、将軍と構造がはっきりしており、どの部分に問題が生じても迅速に特定できます」
もう一人の機械制御者である蘇承が補足した。
「ここの秩序と規則ときたら、我々には将軍がもう一つの軍隊の軍容を眺めるようなものだ。ここの機械師一族の伝統は非常に深い」
……
六十メートル先、三つの壁を隔てた向こう。
多足機械の腕足装置に腰かける秉核
秉核は絵の具板で調合した赤い紙を持ち、ライトの下に置いた。
熱処理作業員に向かって言った。
「よく見ておきなさい。この工程で三十秒間熱処理すると、ちょうどこの色になる。四段階のライト照射下での色だ。ここまで処理すればほぼ完了だ。覚えておくように、上面には酸化による斑点が現れる。では、今から時間を計り始める」
赤熱した金属が処理プラットフォームに落とされ、作業員は基準に従って一つずつ処理していった。秉核は特徴を一つひとつ説明し、指をさして、どこを見るべきかを示した。
……
材料の観察は、目だけに限らない。
だがここで普通の労働者が生産を把握するとき、頼れるのは目と耳、そして皮膚の温度感覚だけである。
加工工程の確実性を保つため、秉核は労働者たちに指示した。
いつ目で注意深く見るか、耳で注意深く聞くか、手のひらで熱気を感じるか。
実際、地球の工場労働者たちも同じだった。
二十世紀、地球の社会変革によって、労働者たちの組織構造は非常に強固になった。
地球の労働者は、頻繁なコミュニケーションを通じて同一基準の組織の下で生産を制御し、生産工程全体の細部までしっかりと把握していた。
しかし、この世界の労働者たちに、それほど強い組織性はない。あるいは、機械師の能力が非常に高く、機械制御者は万能なのかもしれない。生産全体を把握する効率が高すぎるため、強い労働者組織を形成する必要がないのだ。強者がすべてを請け負ってしまえば、弱者は無意識のうちに、自分たちはやる必要がないと思い込む。
……
活発な性格の秉核は、今月、工場で技術によって権威を確立した。
だが、いかなる身分の隔たりも作らなかった。
食堂では皆の前で、気取らずに豪快に食事をする。
貴族らしい気性は全く見られない。心が純粋で、誰も計算していないように見える。
(実際のところ、今は人心を推し量る必要がない)
秉核は生産中に時々小さなミスをした。
その度に、小さなノートを取り出して記録していた。
それを皆のミスと一緒に工場の掲示板に書き出すことで、面白さを感じさせると同時に、暗に警鐘を鳴らしていた。
この工場の雰囲気は圧迫的ではない。健全な競争が保たれていた。
トゥーロン工場は規律正しかったが、常に公平性を示していた。秉核はすべての工程に参加した。
非機械技師の視点に立つよう努めることで、各工程の担当者が独り立ちできるようにした。
この工場は、秉核が去った後も彼のやり方を踏襲し、合格品を生産し続けることができたと言える。なぜなら秉核は地球の生産モデルを再現しようと努力していたからだ。
秉核が去った後、この工場は数年は運営されるかもしれない。
だが、おそらく数年後には問題が発生するだろう。
秉核が去った後、機械を制御する者が作業員に注意事項を説明しなくなれば、各工程の熟練した作業員は、実質的に代替不可能な存在となる。
もし他の貴族が管理を引き継げば、この社会に根付いた身分制度のため、作業員たちは身分差による下位者の生存危機感を抱くことになる。
そうなると、これらの作業員は意識的・無意識的に、自分たちの工程における重要性を強調し始める。
その技術を門外不出にしようとする。新人を教えず、職業の独占を図るだろう。
(前世で二十二世紀まで生きた秉核の平等観念は骨の髄まで染みついている。この平等観念は、地球社会が数度の戦争を経て培ったもので、人類社会の組織性における重要な要素である。)
もし秉核が十年後に離れたら、この管理システムは必ず問題を起こすだろう。
——ここは何度も社会イデオロギーの変革を経験した地球ではない。
千年以上の蒸気暦が発展した今、機械師や機械制御者の生産における役割は代替不可能だ。
……
瀾濤公爵は工場で秉核を見つけた。第三号生産現場に入ってすぐ、一目で秉核に気付いたと言える。
複数の機械アームを持つ産業用機甲の上で、この特に美しい少年を見た瀾濤公爵は微笑んだ。
そして傍らの二人の機械制御者の表情をちらりと見た。
二人の機械制御者は皆、かすかに息をのんだ。
(非常に微かだったが、傍らの「権柄」にはごまかせなかった)
博達機械制御者は乾いた笑いを浮かべて言った。
「十四歳?これはどこのお坊ちゃんだろうね」
……




