Appendix 4 登場人物紹介(3)
※ ニューヨーク第六行政区編までのネタバレを含みます。
〈妖魔同盟 Y∴A∴(因幡派)〉
クロナン・ティルドラム ♂ 82(見た目40代後半) 超能力者(ケット・シーの真祖)
清丸町一丁目、アイルランド系ノアルティング難民のコミュニティがある通りにレストラン「猫の王様」亭を構える。こちらには7年前に移住。スキンヘッドに加え豪快に髭を生やした強面だが、難民同士や地元住民とのトラブルの仲介を行う理性的な性格の持ち主。
アズミ・ティルドラム ♀ 18 魔術師・超能力者
「猫の王様」亭のウェイター兼看板娘。パールグレイの短髪で、健康的な体つき。ノアルティングに住んでいたが、7年前に移住。清丸魔導高校生徒会長にして魔女球部の部長。溌溂な性格で、魔女球が大好きな体育会系。「スポーツはみんなで楽しむもの」というのが座右の銘。スキンシップは割と激しめ。
小城照彦 ♂ 18 魔術師(現代実践魔術)
「猫の王様」亭のキッチン担当。区立清丸魔導高校生徒副会長。アズミの幼馴染であり、同じく7年前に移住。髪はダークブラウンの単発。冷静沈着な性格で、暴走しがち(特に魔女球絡みで)なアズミのセーバー役。円島の名士であった錬金術師・小城玖龍の子孫。
菅咲恋 ♀ 享年12歳 心霊障害物件(現代実践魔術)
フリルのついたスカートを履いた女の子の霊障物(幽霊)。黒髪のツインテールは腰まで届くほど長い。図書館の隠し部屋で賢治たちに勝負をしかける。実は、アズミと照彦の友だちだった。父親と母親はノアルティングの大学の研究者だったが、日魔大の教授である廣銀成博に「ノアルティング国民の虐殺に加担した」デマを日本の学会で吹聴され、父親は酒気帯び飛行箒で墜落死し、母親も自殺した。その後自身も心臓の持病で死ぬ。死ぬ前にアズミに言った言葉を悔いていた。
〈退魔連合 T∴U∴〉
《陰陽保安局本局》
五星院壱誠 ♂ 27 魔術師(現代陰陽道)
二等陰陽保安士。陰陽強襲部隊「北斗」〔武曲〕所属。元軍人。優秀なスナイパーであり、一キロ先の相手でも狙撃可能。いつもダルそうにして、飄々とした態度でニヒルに笑う。だが心酔する真にはどんな汚れ仕事でも冷酷にこなすことができる狂信者。かなりキツい天然パーマで、梅雨時にはよくアフロになってしまう。
《陰陽保安局東部支局》
五星院秋寂 ♂ 31 魔術師(現代陰陽道)
陰陽保安士長。陰陽保安局東部支局長。七三分けだが、くせっ毛のため先端がカールしている。エルワンの異母兄で、強く当たる。父・秋久が出奔したせいで、東京五星院家惣領の座に着けなかったことを根に持っている。他の警察組織も見下しており、空気を読まず誹謗したことで大楠に非難される。
盤若谷康助 ♂ 57 魔術師(現代陰陽道)
陰陽保安準士長。陰陽捜査課課長。ノンキャリア組で同期では最大に出世した。これが最後の仕事だと思っているので、何事も起こらなければ、と思っていた矢先にマガツやら何やらとゴタついてきて、ずーっと胃を痛めている。
漂海僅 ♂ 36 魔術師(現代陰陽道)
一等陰陽保安士。陰陽強襲部隊「北斗」破軍隊長。真の信奉者の一人。やや小柄であるが、がっしりしている。極めて狷介な性格かつ自分のキャリアに誇りを持っており、五星院家の血筋で真に厚遇されているエルワンに嫉妬心を抱いている。真と一緒に仕事したことがある。隅州自治区のある奄美諸島の一つ魔物島出身であり、30年前に起きた津波の被害者。弟を亡くしトラウマになっている。
三吉硝子 ♀ 37 魔術師(現代陰陽道)
一等陰陽保安士。遊撃捜査隊「七曜」隊長。ツーブロックショートボブの、小柄だがややがっしりした体格の女性。威圧的な口調だが面倒見は良い。エルワンを遊撃捜査班の班長に抜擢したのは彼女である。漂海とは同期。小学四年になる娘がいる。エルワンと親しげにしているところを萌に見られるたびに、ジェラシーを向けられているが、気づかないフリをしている。
明日葉萌 ♀ 23 魔術師(現代陰陽道)
三等陰陽保安士。「七曜」初動捜査班班員。何事にも一生懸命な性格だが、かなりのドジっ娘。しかしながらその人格の良さゆえに、みんなから愛されている。班長であるエルワンに好意を抱いている。逆に真には、苦手意識を抱いている。髪型は、黒い小さな三つ編みをプラプラと揺らしている。
青金心丸 ♂ 22 魔術師(現代陰陽道)
三等陰陽保安士。「七曜」初動捜査班班員。物腰穏やかな青年で人当たりが良い。肌が白く、そばかすが目立つ。髪は赤茶けているが地毛。
新銘愛 ♀ 26 魔術師(現代陰陽道)
三等陰陽保安士。「七曜」初動捜査班班員。キビキビとした性格。キツい印象を与える奥二重のツリ目の女性。ややひしゃげた箒のようなパーマのかかったショートヘア。髪の毛は真っ黒だが、瞳の色はやや薄い。ケアレスミスの多い明日葉のフォローで、常日頃から頭を悩ませている。
難波弾 ♂ 29 魔術師(現代陰陽道)
三等陰陽保安士。「七曜」初動捜査班班員。凍と仲が良い。顎がしゃくれていて、髪型はブロース。見た目通りの豪快な性格で、班内ではエルワンに次ぐ体力派。吉備自治区出身。社会人経験を経てから採用されているため、エルワンより年上。
凍結 ♂ 24 魔術師(現代陰陽道)
三等陰陽保安士。「七曜」初動捜査班班員。弾と仲が良い。年齢は弾よりずっと下だが同期であり、弾からの希望もあってタメ口で話す。皮肉屋で、人から距離を置かれやすい。鍵鼻の細面。M字バングの髪型で、格好によっては風俗関係者に見られることもある。
《魔導警察》
大楠敢 ♂ 25 魔術師(魔導実戦術)
円島魔導警察署・機動捜査隊。階級は巡査。池田とコンビを組んで行動する。天然パーマで垂れ目。未だに大学生気分が抜けていないところがあり、しょっちゅう池田にドヤされている。お調子者かつ率直な性格で、相手が上司だろうと政治的にまずい相手だろうとお構いなしに反論する。中学と高校は魔女球部に所属していた。
石月火凛 ♀ 29 魔術師(魔導実戦術)
魔導警察東海道・北陸道局直属部隊・騎鷲獅子部隊部隊長。階級は警部補。両サイドを編み込んだダークブラウンのショートカット。池田と同期で、会う機会があるたびにからかっている。身長は155cmと体格はやや小柄な部類。実は汎人界のマンガ・アニメ・ゲームが好きなオタクで、初めてヒポグリフに乗った時は心の底から感動した。メイン武器は魔導アサルトライフルGP6A6。
《円秋寺》
恒光授衛 ♂ 47 魔術師(仏教系伝統魔術)
円秋寺の別当(寺院で一番偉い役職)。同盟と協力的な天言宗東谷派の僧侶である。フランクな性格で、髪と顎髭を生やしている。若い頃からパンクロックが好きで「Ha! 怪僧」というバンドを組んでいるが、聞くに堪えない腕前。一方、術師としての実力は折り紙付きであり、御本尊である不動明王の真言を得意としている。武道も現役警官並み。円島自治区の住民との結びつきも強く、よくイベントの手伝いなどをしている。
更科刻雄/仁科刻雄 ♂ 47 魔術師(仏教系伝統魔術)
円秋寺の幹部僧侶。極めて陰険な性格で、他人の些細な失敗をネチネチ責めるため、恒光以外の僧侶全員から嫌われている。実は絡繰のエージェントであり、コードネームは「ソーバーキュレイン」。飯縄権現の真言と《管狐》を召喚を得意とする。武道の達人でもある。父方の祖母が東京五星院家の人間で、五星院真のはとこに当たる。実はヨアルデパストリス・カルテルから買った魔薬を常用しており、それをネタにHySに強請られる。
赤口地蔵尊 神霊的精霊(神罰物件)
先史時代より、現在の信州自治区で祀られていた道祖神。行き倒れの道摩法師を助け、礼として祠を作ってもらい、また仙丹の入った鉄輪をもらった。四月事件の際、信仰してくれた小豆とぎの少年を殺されて、神罰物権となり、憑依体ともどもマガツに勧誘を受ける。子どもに優しく、祟り神となったのも子どもが殺されたことをきっかけにして。祟り神となる。今でも子どもを傷つけることができない。賢治と現世の助力により、桜庭に温かい言葉をかけて、霊力場が収束し、「集積幻想界」へと戻っていった。
桜庭修一 ♂ 15
五色学園高校一年一組。どこのグループにも馴染めなかったため、隣の席の賢治に話しかけるようになる(が、賢治は話も合わないため疎んじていた)。だが、上級生に二人して絡まれたとき自分だけ逃げようとしたため、賢治に絶交される。その後は不良グループに入り、円秋寺に窃盗に忍び込んだところを、赤口地蔵尊に憑依される。実は、前に憑依した小豆とぎの少年は桜庭の曾祖父だったのだ。逮捕された今は、改心を誓っている。
〈ゲーティアの召喚精霊〉
マルコシアス/マルコス 神霊的精霊(召喚精霊)
二つ名「炎斬侯爵」。炎の剣と炎の拳で戦う、古代ローマ兵の恰好をした戦。謹厳実直な性格で忠義心がある。性格は、やや融通が利かないが真面目。賢治のマルコシアスに強く反映されているのは、約2000年前にネロ皇帝統治時代のローマ帝国トラキア属州出身である焔人狼族の青年・マルコスの人格である。「門」の力で、亜人の剣奴隷だった彼の哀しい過去に触れ、霊力場同期を果たして松元(に変身した灯)に打ち勝った。
バルバトス 神霊的精霊(召喚精霊)
二つ名「翠弓公爵」。緑の服をまとう狩人の少年の姿で現れる、弓矢の名手。矢を使った様々な超能力を使う。動物の言葉を理解することが出来るなどの能力を有する。友情に篤く、仲立ちをしてくれることも。山や森に精通している。まがったことが大嫌いな正義漢。反映されている人格には、あの中世イギリスの弓の英雄ロビン・フッドがいる。
ダンタリオン 神霊的精霊(召喚精霊)
二つ名「文蔵公爵」。アカデミックドレスにモルタルボードと学者風の恰好をした少女の姿で現れる。超能力ではなく、呪文(全系統使用可能)を詠唱して戦う。非常にマイペースな性格で、真顔のままボケる。姿のモデルは、現世が清丸町立図書館で会った霊障物の少女・段田莉央。




