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神域の到達者  作者: 夜っ君
13/14

鬼ごっこ 前編

午前中の授業が終わった。大我と華凛のほうを見ると、燃え尽きていた。それはもう真っ白に...


「大丈夫ですか?」


美空が二人を心配してはなしかけた。だが二人は全く反応しない..

見かねた刹那が...


「二人とも、次は実技ですよ。二人が大好きな体を動かす授業ですよ、わかったらさっさと昼食を食べに行きましょう」


刹那の言葉を聞くと...


「「いく!」」


二人は元気を取り戻した。


(すごい変わりようですね)


刹那はそう思い苦笑した。隣の美空もどうやら同じ心境のようだ。


「それでは行きましょう」


四人は昼食に向かった。


ー昼食が終わりー


クラス全員は学校の裏の少し離れたところにある裏山に来ていた。


「それにしても、山まであるなんて広い学校だよなー」

「実戦はいろいろな環境で行わなければならないですからね、その辺を意識しているようです」

「それもそうね、魔獣と戦うときに訓練所みたいにいい環境で戦えるわけないものね」

「このほかにも海や市街地などを想定した施設が少し遠いですがあるらしいですよ」


美空の言葉に大我と華凛はさらに驚いた顔をした。

(やはり二人は学校案内を読んでいないのですね)


「全員いるか?いるな、いなくてもめんどいから無視するぞ」


(教師としてそれはダメでしょう)

刹那はそう思った。


「これからやるのは...おみごっこだ」

「「「「「「えっ」」」」」」


クラス全員の気持ちが一つとなった。刹那を除いて

(確かに合理的です。地形への対応力、体力強化、気配の隠し方、すべが鍛えられますね…築いている人はいないようですが)


「さっさとやるぞ。鬼チームと逃げチームの組み分けを発表する...」


先生はそう言って名前を読んでいった。ちなみに、刹那と華凛は鬼チーム、美空と大我は逃げチームとなった。


「それでは、逃げチームが逃げた後1分後にスタートだ。はじめ!」


ー逃げチーム美空Side-


どうしましょうか..私の異能があれば遠くまで逃げることは容易ですが、刹那さんが不確定要素ですね。彼には何かがある気がします。


「天城さんどうしますか?」


クラスの女の子が話しかけてきた。


「私はとりあえず異能で遠くまで逃げてから隠れようと思います」

「最初は隠れたほうがいいですよね。私も隠れることにします」

「見つからないように頑張ってくださいね」

「はい!」


女のことはそこで別れ私も移動した。


「ここまでくれば、時間が稼げるでしょう」


あとは刹那さんがどのように動くか..ですね。


ー逃げチーム大我Side-


「よっしゃあ!ぜってー逃げきっているぜ!」


俺は気合を入れて誰よりも早く走り出した。とくに策戦はねぇ!正々堂々逃げ切ってやるぜ!


「大我!お前は隠れねーのか!」

「おうよ!俺、体力には自信あるからな!」

「そうか、頑張れよ!」


クラスメイトと軽くやり取りして、俺は走り出した。


ー鬼チーム華凛Side-


「1分経ったわね、さあ、追いかけるわよ!」


とりあえずは、ひたすら走って探すしかないわね。大半は隠れているだろうからしっかり周りに気を配らないと...


「なかなか見つからないわね」


…ぉぉ


「何か今...」


...おぉぉ


「どんどん近づいてきてるわね」


うおぉぉぉ!


「げっ、大我じゃない」


あいつずっと走っていたのかしら。汗だくだし、こっちにも気づいていないみたい。馬鹿ね、生粋の馬鹿ね。まぁ、とりあえず...


「捕まえるわよ!大我覚悟しなさい!」


ー鬼チーム刹那Side-


「一分たちましたね、それでは行きましょうか」


とはいっても、むやみに探したところで時間内に全員捕まえるのは効率が悪いですね。


そう考え、刹那は目を閉じた...


右前方100メートル先の茂みに一人、左前方150メートル先に二人、右200メートル先に一人...でしょうか。今の私の索敵範囲では、半径200メートルが限界ですか。魔力を使えばまだいけますが...今回は使わないほうがいいでしょう。


刹那は、音や気配、魔力で相手の位置をつかむことができる。


「では、行きましょうか」


刹那走り出した。












忙しいです...でも、頑張ります。

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