第73話「高知茶粥トロトロポカポカ!白カラス黒カラスの掟と石の重さ修行で川が100m沈黙シイイン!」
ミコとマオゼウは頬を揺らしながら高知の茶粥を頬張った。モグ…モグ…
マオゼウ、「ああ君はズルいもう食べ終わりそう、まったくヤモリの大食いとウンコ製造機め」
ミコ、「いつまた高知の茶粥が食べられるの?おかわりするこの後」顔は家族レシピの名物料理をすごく味わっていた。
スズカは寝ぐせで起きた、「何の香りこれ?すごくいい匂い…」
フサッ…
タカ、「おはようスズカさん、僕今朝茶粥を作ったんだ、台所にまだたくさんあるよ」
アキオとロジャリは森の奥の方向から縁側へ歩いて来た、「何の匂いだ僕が急いでここへ戻って来るまで」彼は朝早くから四万十の森へ効きそうな植物を探しに入っていたと言った。
タタッ…タタッ…
タカ、「茶粥は僕が今朝5時に作ったんだ、ロジャリ先生と他の皆に何杯か取って来るよ」
スズカ、「いい、いいよ、タカさんここに座ってて、私が皆のために取って来る」タカに迷惑かけたくないと彼女が言った。
ミコ、「私おかわりスズカさん!」
マオゼウ、「僕も」
スズカ、「1..2..3、4、5..ナナ朝ごはん食べた?」
ナナ、「……」彼は黙ったままノラの稽古を見ていた。
「子猫、昨日からあまり食べてないの見てたよ、君の先生の事そんなに心配するな」マオゼウが言った。
ミコ、「そうだよナナちゃん、お腹も満たさないと…風だけのウンコになっちゃうよ」
「セフィリトスの書物のエクスタシーの章で『自我はウンチを生み出さなければ失われる』死者だけがもうウンチを生み出さないって」
「プフッ」マオゼウは笑いを堪えた、「またまたウンコの話、しかも食事時。まったくウンコマニアめ」心の中でマオゼウは呟いた。
グルウウ…ナナのお腹が鳴った、顔は恥ずかしさで赤くなり、彼はスズカに頷くだけで返した。
スズカ、「タカさん、お椀6つ借りるね?」
タカ、「取ってよスズカちゃん。こぼさないように、手伝おうか?」
スズカ、「いい、平気自分でできる」
タタッ…タタッ…スズカは台所へ入った、長い黒髪フサ…まだ寝起きで少しボサボサ、土鍋はまだ70℃、オキ…熾火はまだ燃えている。カチャッ…と木の棚を開けた。
スズカはスイ…スイ…スイ…とゆっくり6つの小さな木のお椀にトロ…茶色…と掬った、湯気モク…モク…フワアア…ホウジ…
お椀1 - ロジャリ、2 - アキオ、3 - ナナ、4 - スズカ、5 - ミコ2杯目、6 - マオゼウ2杯目
ポン…ポン…と竹の盆に重ねた。タタッ…と縁側へ戻った。
スズカ、「はーいはーい、温かい朝ごはん!ロジャリ先生、アキオさん、ナナちゃん、これ!ミコちゃん、マオゼウ君、これ君達の2杯目!」
ロジャリ、「おおお…茶粥?ズズッ…と啜るナツカシイ…ハーバードで君に振る舞ってもらったオートミールを思い出す。これははるかに…」ホウジ…
アキオ「……」黙り、口はフウ…フウ…と吹きズルッ…と一気に半分消えた。スズカをこっそりチラ見して想像の中でニヤリと微笑むムヘヘヘ…
ナナ、「いただきます!」コリ…コリ…と沢庵を噛む「美味しい、スズカさん!」トロ…トロ…「これ!」茶粥を平らげた後急に気分が変わった。
1杯目を食べたミコとマオゼウはすぐにがばっ!と
ミコはモグ…モグ…トロ…トロ…フヤア…米が膨らんだ!
マオゼウはツルッ…「つるつる!昨日の焼き餅と違う」モグ…モグ…「ベタベタしたやつ!これ」スイッ…とすぐに下りた!
ミコはスイッ…2杯目のスプーン、茶色い透明な汁ポタ…ポタ…とお椀に戻るキラ…キラ…粒はまだ見える!
マオゼウはポロップ!とミコのお椀へ移りズル…ズル…と同じお椀から一緒に食べたパラ…パラ…と胡麻とスジアオノリ海の香り!
ミコ、「マオゼウさん!ミコのを食べないで!自分のを!」
マオゼウ、「こっちの方が」トロ…!彼は大食いとウンコ製造機のミコをからかっただけ。
スズカはフウ…と食べる前にまず香りを嗅いだ。
スズカは木のお椀を鼻の近くに持ち上げスウウ…
スズカはフワアア…ホウジ…スモーキー…「焙じたお茶と焼けた米の出会いみたい」ジュッ…と薄く。「米の香りだけのお粥と違う…」モク…モク…湯気がまつ毛にくっついた。
フウ…フウ…と吹きスイッ…と小さなスプーンでポタ…と汁が垂れた。
口に入るズルッ…スズカはトロ…トロ…ツル…つるつる…フヤア…「米が半分に割れてる、鶏粥みたいにサラサラじゃない、お米みたいに固くない!」目を閉じモグ…
スズカ、茶色…青白…「お茶の味が米の中まで染みてる…塩ひとつまみがちょうど…」舌が起きるスッパ…
スズカはカチャッ…と黄色い沢庵を取った「あっ!」コリ…コリ…「大根の甘塩っぱい!カリカリ!ちょうどバランス取る」トロ…「お粥!まるで…まるで…」
ナナ、「まるで何、スズカさん?」
スズカ、「温泉入った後、冷たい牛乳飲むみたい」プハッ…「でもこれは温かいバージョン!」ポカ…ポカ…お腹が背中まで温かく感じる!
彼は小さなお椀から赤い梅干しポン…と取り少し噛むスッパ!
スズカ、「梅干しスッパ…酸っぱいしょっぱい!朝5時50分に目が覚める!これ…これ東京で売ったら絶対行列!」
ロジャリ、「本当か?そこまで、スズカ?」
スズカ、「はい、ロジャリ先生!」ズル…ズル…とまた勢いよく食べた
タカ、「米、番茶1対6、塩ひとつまみだけ…なのにうちの家族のレシピはシンプルなのに、なぜかこんなに美味しくなるんだ…」
食事の合間に。ナナ、「タカさん、あの石は昨日からジンサイ先生が何度も掃除しろと言った、ノラ先生が瞑想してる場所」
「あああの石、僕の祖父が作った四万十の流れの歴史の石、昔父があの石について話してくれた事がある」タカが言った。
「四万十の剣の流れには、四万十の沈黙という10の技の中で一番難しい技を練習するのに3つの段階がある」
「第一段階 水の呼吸」
「第二段階 石の重さ」
「第三段階そして最後 風の間」
「僕は石の重さを説明する。重い石、でもこれはノラが座ってる石の重さとはほとんど関係ない」
「四万十の流れの歴史、天草の剣の流れの子孫。昔祖父は天草から四万十へただ安らぎを求めて移り、このほぼ不可能な水域で海苔を植えようとした」
「祖父はこの四万十で何十年も辛抱強く海苔を植えようとした、祖父の忍耐の果実はついに天草の主流から四万十の支流を作る事ができた。その忍耐こそが彼の刀だ」
「想像して当時祖父を手伝っていた父が天草から有明の黒海苔の種を持って来て、淡水と海水が混ざる四万十に植えようとした。最初の10年間は完全失敗。石はまだツルツル、茶色い苔が勝ち続ける。スジアオノリはくっついて育とうとしなかった」
「でも祖父の忍耐の果実はついにこの川の流れにスジアオノリを育てる事ができた」
「僕達、天草の流れの継承者で特に四万十の支流は、祖先が教えた事を決して疑わなかった」
「四万十の沈黙を会得した後もまだ僕の頭の中に覚えている言葉がある、この言葉は僕達の祖先から代々受け継がれた言葉だ」
「天草の流れは互いに信じ合う魂について、師匠の命令を疑わず」
「純粋な魂は互いに信じ合う気持ちから現れる」
「祖父も僕達の祖先からの信頼の気持ちでスジアオノリを植えようとした、昔祖先の物語、ある時天草の海苔は四万十に育つ」
「今はその不可能が実現した、背中を重くする石は決意を信じれば軽く感じる、数十年という時間は信じれば一瞬の何分の一のように感じる」
「なんと父は僕に言った事がある、もし僕達の祖先というかより正確には天草の流れの師匠が言ったとしよう、『もし祖父と祖先達が自分が見たカラスは白いと言い、なのに僕自身の目には黒く見えても、僕は祖父と祖先の言葉を肯定する、僕は自分の両目を否定する』父は僕がこの四万十の支流の弟子任命試験に合格した時そんな風に言った」
「そう、多分それもスジアオノリがここで育つ事ができた理由だ、僕達は決して祖先の言葉を馬鹿げた話や神話とは思わなかった」
突然1-2秒静寂、周囲100m半径に全く音がなかった。
シイイイン…
ナナはボーッとした。
ボツッ…
スズカ、「耳が馬鹿になった?今のは何?」
マオゼウ、「ミコのオナラの効果かもプフッ」
ミコ、「私はオナラしてない!」少し怒ってマオゼウに文句を言った。
タカ、「どうやら父さんは本気で四万十の沈黙の本当の顔を見せ始めているようだ」
読者の皆様、いかがでしたでしょうか?
まさか『四万十の沈黙』を出しちゃおうかなーなんて思ってるんですが、あまりにも静かすぎて、誰もコメントしてくれないんですよwww
もう、しーん……って。
まあ、皆様の自由ですので、お好きなように。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
もし、急に周りが静かになったら……私のせいにしないでくださいね?
それは私が本気でキレた合図ですから……むへへへへ
trowysan.




