第72話「川掃除50石ズリズリ13℃ゾクッ!ノラ川掃除人にされガーン…テッサイ2日目文句で破門の秘密と祖父の数十年忍耐こそ刀という真実」
10月28日 四万十 9-14℃
18:30-21:00 JST フワアア…スジアオノリの味噌汁完食、皆モグ…モグ…
ナナはさっきジンサイ先生がノラに言った言葉を思い出し、ズブッ!と気絶した後初めてノラがまた笑えるようになったので安心した。
ナナ、「明日ノラ先生剣の稽古、かっこいい」呟いた。
夜11℃、パチッ…パチッ…小さな焚き火、細い三日月キラアアン…川ではザアア…ザアア…薄い霧が上がり始めモク…モク…古民家では提灯ボオ…ボオオ…
ジンサイとロジャリはまだ縁側で気楽にお喋り、他はもう休んだ。
1日目 - 川掃除 10月29日
05:15 JST - 朝9℃ 濃霧モク…モク…
ヒュウウウ…冷たい風が古民家の隙間に入った。外で竹がぶつかり合う音カチャ…カチャ…風の打撃で。
ナナは寒さで起きた、ナナはまだぐっすり寝ているノラを置いて外へ歩いた。外で彼はジンサイが既に縁側でヨレヨレのセーター、ズボンを捲り、足を水に浸けているのを見た。
チャプ…
しばらくしてジンサイは中へ入った、「ノラ、起きろ」
まだクラ…グラ…と頭がくらくらするノラはすぐにがばっ!と起きた。
ナナは見た、刀を取れと言われると思った。
ジンサイは木の桶とタワシをノラの方へ投げた、「今日は川掃除だ」
パサッ!
橋から紅葉の曲がりまで1から50の石を指しながら、「競争相手のコケと枝のゴミを掃除してくれ。スジは12月にくっつく、石は今から綺麗にしなきゃいけない」
06:00-16:00 JST
川で、水13℃ゾクッ…と刺す。
ノラはザブン…と半身浸かり、黒い尻尾はブル…彼は寒がり、紫色の目はゴロ…ゴロ…ズリ…ズリ…とジンサイ先生の指示通り一つ一つ丁寧に石を擦るのに集中した。手は川の鋭い石で擦りむけ、爪は苔だらけで黒くなった。
ズリ…ズリ…ゴリ…ゴリ…
ナナは縁側で見て小声でブツブツ文句「先生!それは剣の稽古じゃない!ノラ先生を川掃除人にさせてる!?冗談でしょジンサイ先生、あなたが剣の達人だって疑う」
ミコ、「シーーッ…ナナちゃん…そんな事言うのは失礼だよ」
マオゼウ、「そうだ、僕達と一緒に温かいお茶飲んで餅食べた方がいい」
ミコ、マオゼウはモグ…モグ…と昨晩の残りの餅を気楽に食べながらノラがジンサイ先生を手伝うのを見ていた。
昼14℃、霧が消え、水は青黒い透明なリボン、キラ…キラ…四万十川の流れがガラスのように透明なので底の石が見える。赤い紅葉の葉ヒラ…ヒラ…と落ちノラの頭にくっついた。
パサッ…
ナナはまだ師匠がジンサイ先生にそんな扱いをされるのを見てブツブツ文句。
ミコとマオゼウ、「ミコもっと高く」マオゼウが抱きしめながらミコがウンチチリターボジェットを出した。
「しっかり掴まってマオゼウさん」ミコは尻の火の推進力であちこち飛んだ。2人の屈託のない笑い声はその昼間重荷がないよう。
ブウォオオ…ピュウウウ…ハハッ!
夕方16:30 JST ノラは50個の石を綺麗に磨き終えた、指はシワシワフヤア…
ジンサイがチェック、「…まあまあだ。23番の石はまだ茶色い苔がある。明日やり直し」
ノラ、「…はい」少しも文句を言わず。
19:00 JST 夜 - 夜の仕事
縁側でパチッ…パチッ…焚き火、ジンサイはシャッ…シャッ…とスジの網を編んでいる、隣にノラが一緒に編んでるのが見えた、これが初めて学ぶのでノラは間違え続けプチッ…と糸が切れた。
ジンサイは黙々とノラの結び目を直し、怒らずに辛抱強く。
ナナはもう我慢できず、台所にいるタカ29歳の所へ向かった、タカは大根をトク…トク…と切っていた。
ナナ、「タカさん!あなたのお父さんは僕の師匠を弄んでる!」少し怒った口調で
タカ、「…僕も昔14歳の時それをさせられた。剣の稽古だと思った、なんと3年間ただ海苔の世話だけさせられた」ナナに微笑みながら言った。
ナナはもっと怒って出て行った。
タタッ…
2日目 - 干し場直しと水の見張り
10月30日 05:30 JST
朝、気温10℃霧雨シト…シト…
霧はもっと濃くモク…モク…ジンサイはノラに川へ入るように言わなかった。
「今日は干し場直しだ」ジンサイが言った。
空の干し場海苔の竹の棚は夜の風で倒れた。
ガシャッ!
ノラはタカに手伝われカチャ…カチャ…ガチッ…と柱を直し、紐でクル…クル…と縛った。その朝のまだ濡れた竹はツル…と滑りやすくノラは泥にドベッ…と落ち、黒い尻尾は泥と混ざり茶色になった。
昼13℃霧雨止む、濡れた紅葉ポタ…ポタ…と垂れた。
夕方 - 水の見張り。
ジンサイは2つの竹の柄杓を持って来て、ノラに水を味見させた、「左は上流から、右は河口から。味の違いは何だ?」
ノラ、「…左は淡い…右は少ししょっぱい…」チャラ…
ジンサイ、「スジはその出会いにしか生きない。剣も同じだ。強いだけでは淡く感じる、優しいだけではしょっぱく感じる、生きてない。四万十の沈黙はその真ん中だ」
ナナ、「……」彼はただ黙って考えた「ジンサイ先生は普通バージョンのミコみたい」違うのは海苔とウンコだけ。
20:00 JST 夜 - タカの告白
台所で、ナナはまたタカの所へ向かった。
タカはついに語った、「僕の家族と天草道場では、僕だけが父の全ての技を継いだ」
「弟のヒロ27は海苔の養殖にもっと興味があり、今は天草で有明の黒海苔工場をやってる」
「昔たくさんの弟子が来た、彼らは海苔を植えさせられて搾取されてると感じた…なのにそれは基礎だ」
「祖父さん父の父は何十年も辛抱強くこの四万十で海苔を植えようとした、祖父の忍耐の果実はついに天草の主流から四万十の支流を作る事ができた。その忍耐こそが彼の刀だ」
「テッサイさん…彼は24歳で来た。強く、野心的で、No.1になりたかった。父は川掃除を手伝うように言った、彼は1年しか持たなかった。彼は言った『なんで石を掃除しなきゃいけないんだ!僕は人を斬りたいんだ!』彼は拗ね、父は説明なしに追い出した。それ以来彼は自分の流派黒鉄を開き、氏族を継いだ」
「実は父はノラ、君の師匠をテストしてる…でもどれくらいかわからない。変な事に…昔父は人を1年、2年テストできた。何十年もある」
「ノラちゃんにどれくらいか僕にはわからない」いつその試験が終わるか確信できずにナナにはっきり言った。
ナナ、「でも…昨日からノラ先生二晩ただこき使われてるだけ!」彼はまだタカの説明を受け入れられないと感じた。
タカはナナを見て微笑んだ。
ニコッ…
ナナはまだ怒って縁側へ向かって行った、ノラはまだシャッ…と網を編み間違え続け、ジンサイはゆっくり直した。
3日目 - 発表
10月31日、3日目、05:00 JST 朝気温8℃一番寒いヒエエエ…
霧が一番濃く、モク…モク…縁側まで川が見えない。ノラの息ハアア…と白い。
ジンサイは既にノラが綺麗にした川の真ん中の石に座っていた、まだヨレヨレのセーター、刀天草・有明不知火は膝に置き、抜いてない。
ノラはタタッ…と来た、足はまだ濡れた。
チャプ…
ジンサイ、「…2日間石は綺麗、棚は立ち、水は味わった」彼は頷いて言った「十分だ」
ノラは意味がわからず驚いた。
ジンサイ、「テッサイは昔2日目に文句を言った。君は言わなかった、2日間は僕からの最低条件だ」
「もし2日間文句を言えばチャンスをやる、でもまた1年間試す」
「もし1年経たずに文句を言えば、追い出す」
スウウ…ジンサイは長く息を引いた、前の霧が消えた。
フウウウ…
ジンサイ、「明日?違う…今日だ。今からだ。四万十の沈黙」
シイイイン…ザアア…ザアア…川の音が消え霧だけ。
ジンサイはノラにノラが綺麗にした川の真ん中の石に座るように言い、刀を抱え、抜かずに黙って瞑想した。
ナナは起きて歩いて縁側から覗いた、そこには既にタカ、ミコとマオゼウがいて寒い朝の空気を楽しみながら温かいお茶を飲んでいた。
ミコとマオゼウはプハッ!
チャアア…プハアア…
タカ、「おはようナナちゃん…父さんは心が柔らかくなったようだ。どうやらこれは時間の問題じゃない…四万十の流れを継げる二つの純粋な魂の関係だ。長くかからず、ノラは既にその魂を持ってる、父さんは感じてる」
「父さんがもう上級の稽古を与えたのを見て」瞑想しているノラを指しながらナナに教えてタカが言った。
ナナ、「エエエエエエッ!?今日!?」
あとがき
最近、夜遅くまで書くことが多くてw 日雇い労働者なものでw
え、ブクマ、評価、感想、誰も入れてくれないの? 皆さん、ジンサイ先生がノラを試すみたいに、僕の忍耐力を試してるんですか? ひどすぎる…… wwwww
まあいいや……。読んでください、次のエピソードでまた会いましょう。
trowysan




