第13話:鬼畜弁護士は俺のヤモリを10万円で質に入れ、平然とお茶を所望してきた件
眩しい……。
エンプリトが突っ込んで割れた、研究室のガラスから朝日が差し込む。
「眩しい」スズカは呟いた。寝ぼけた目をこする。実験室の時計は午前7時を指している。
「デニスさんとミコちゃん、まだ帰ってこない……」スズカはキョロキョロと室内を見回した。
ブルゥゥン……ブルゥゥゥン……。デニスさんの古い車のエンジン音が、ロジャリ先生中央研究所に響く。
「あ、デニスさんだ」スズカはあの特徴的な古いエンジン音に気づいて言った。
「あの、アキオさん、マオゼウ君、エンプリト君、ナナちゃん、ノラちゃん、起きて。デニスさんが帰ってきたよ」スズカは仲間たちを起こす。
「よう!みんな」デニスが部屋に入ってくるなり挨拶した。
「デニスさん、昨夜からどこ行ってたんですか?朝帰りなんて」スズカは可愛い頬をぷくっと膨らませて、少し怒ったように尋ねた。
「デニスさん、ロジャリ先生の様子はどうでした?」スズカは良い知らせを期待して、目を輝かせながら聞いた。
「先生は元気だ。ちょっと疲れてるだけだな。取調官の尋問がしつこすぎるんだろ」デニスは答えた。
「スズカ、話は朝飯を食いながらにしようぜ。腹が減った」デニスはまるで勝利が目の前にあるかのように、平然と言い放つ。
グルゥゥゥゥ……。いくつかの腹の虫が、妙に息の合った音を立てた。昨夜からロジャリ先生の知らせを緊張して待っていたせいで、皆、夕飯を食い忘れていたのだ。
朝食をとりながら、ロジャリ先生解放作戦会議が始まった。こんな切羽詰まった状況なので、メニューはインスタントのカップ麺だ。
「今日、ロジャリ先生を出す。この件に関する強力な証拠を、たんまり手に入れた」デニスは湯気が立つカップ麺の汁をズズッと啜りながら言った。
「俺の部下が何人か洗ってな。法の番人への賄賂の取引データも出てきた」デニスは続ける。
「今日、検察庁に行ってロジャリ先生の無罪を証明する証拠を提出する」デニスが言った。
「スズカ、お茶くれ。こんな素敵な朝にはお茶が合うだろ」デニスは続けた。
クルルゥゥ!ノラの腹から、空腹の音が響いた。昨日、鍛錬に励みすぎたせいで腹が減っているらしい。
まだ誰も手をつけていないカップ麺を一つ見つけ、ノラはスズカに尋ねた。「スズカさん、その残りのラーメン、私が食べてもいい?」
「え?朝ごはん食べてない子がいるの?」スズカは温かいお茶を飲みながら答える。
ノラは指折り数える。「アキオさんは食べた、スズカさんも、マオゼウさんも、エンプリト君も、ナナちゃんも食べた……ん?」少し考える。
「デニスさん、昨日ミコと一緒に出かけたって聞いたけど。あの子は?」ノラが尋ねた。
「歌舞伎町の元部下のカジノに質に入れてきた。10万円だ、へへ」デニスは悪びれもせず頭をポリポリ掻きながら答えた。
デニスの方を見ながら熱いお茶を飲んでいた一同は、次の瞬間――
一斉にむせて、熱いお茶をデニスの顔面にブッと吹きかけ、声を揃えて叫んだ。「バカァァ!」
【作者より】祝・第13話投稿&カップ麺13連勤!
財布の底から2500ルピア(約25円)発掘!タバコ1本分です!
必ずいつか、この作品が書籍化したら、日本へ行きます。
そしてコンビニのカップ麺じゃなく、ちゃんとしたラーメン屋で「全部のせ」を頼むのが夢です。
野菜とチャーシューが乗った、夢のラーメン……。
スズカとデニスと一緒に、そこまで頑張ります。
皆さんからの感想が、今日のカップ麺の味を変えてくれます。
「ブックマーク」「★評価」「コメント」があれば、私は第30話でも皆さんと会えます。
お願いです。画面下のボタンを押してください。作者、マジで嬉しいです。
あなたのブックマークが、本物のラーメン屋へ向かうための「燃料」になりますwkwk
では、第14話でお会いしましょう。
ブックマーク、よろしくお願いします!
Trowy-San




