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雑文よっぱらい「空飛ぶおちゃけ。神様はウイスキーがお好き?~巫女というお仕事~」  作者: ぽっち先生/監修俺
雑文ラノベ「転生したら天空が仕事場でした~だからと言っても別に雲になった訳ではありません~」
20/23

勝手にしやがりますっ!

ごごごごごーっ!


『さらば宇宙戦艦○○○ 愛の○○たち』で白色彗星帝国の出番時に流れる宮川某氏作曲『白色彗星』をバックに、崩れ落ちる白色『惑星』帝国の残骸の中からその巨大戦艦は姿を現した。

その艦名は『戦艦デトックス』。いや本家では『パラドックス』と言うらしいのだが、こちらの世界では周りにまとっていた色々なものをこそぎ落として出現したという事で『デトックス』と名付けました。


因みに戦艦デトックスがどれくらいでかいかと言うとその諸元は次のとおりである。

全長:12.2km←つまり白色惑星帝国はこの戦艦を覆うカバーだった。

全幅: 6.0km←縦横比が滅茶苦茶。まぁ宇宙空間は空気抵抗がないからね。

全高: 2.3km←縦横に比べたらえらく低い。なんで?

武装:超巨大砲1門←男の子はこうゆうの好きだよねぇ。

4連装巨大砲塔 3基12門←もう砲の口径を書く事を放棄している。

3連装巨大砲塔11基33門←4連装と何が違うんだ?

ミサイル発射管多数←アニメ等の創作物では基本ミサイルの搭載量は無限です。


コメント:まぁ、確かにでかいと言えばでかいが、『ダンジョン・マスター』のパクリ元である『デススター』の直径120kmと比べれば大した事はない。

うん、なんでSFの敵方の設備っていつも巨大なんだろうね?


さて、こうして対戦モノには必須である敵方のトンデモ情報の提示も終わったので次は主人公側に視点を移そう。その主人公とは?


そうっ!この新手に対峙するのは前回出番が無かったポチと恋菜であるっ!

いや、一応このふたりっ主人公だからさ。出しておかないと忘れられちゃいそうなので。


「恋菜様、起きて下さい。出番ですよ。」

「ふが?むーっ、もうお腹いっぱいで食べられない。むにゅむにゅ~。」


「この非常時に定番の寝言を言っているんじやねぇ!とっとと起きろっ!」

「むーっ、なんじゃ?白色惑星帝国は武蔵の『カサブランカ弾』でぇで、崩壊したでしょう?何をそんなに焦っているの?」

白色惑星帝国の瓦解により今回のお仕事は済んだと思ったのか、恋菜は一杯引っかけて夢の中にいたようだ。

だが、少年漫画においては、人気作品では敵を倒したとしても更に黒幕が出てくるのは定石である。なのでポチはその事を恋菜に説明し始めた。


「だからその崩壊した白色惑星帝国の中からまた新しい敵が現われたんですよっ!」

「なんですってっ!そんな少年漫画のようなベタな展開が本当にあなんてっ!うんっ、お母さんは嘘つきなんかじゃなかったんだっ!」


「このお話のどこにお前の母親が出ていたんだよっ!いい加減、アニメをパクるのはやめろっ!と言うか原作では嘘つき呼ばわりされていたのは父親だろうがっ!」

「いや、そもそも『戦艦デトックス』の出現方法自体が某宇宙戦艦アニメのパクりなんじゃないの?」

いや、そこは触れないで頂きたい。まぁ、これだけ物語が氾濫するとアイデアも被るんです。だから仕方ないんです。

なのでポチもその事を恋菜に説明し始めた。


「昨今の創作において過去の作品とディテールが似る事があるのは避けられない事なんだよ。なんせ今は数え切れないくらいの作品が世に出回っているからなっ!」

「だからと言ってサブタイトルを某アイドル歌手の歌から取ってくるのはどうかと思うけど?」


「大丈夫っ!今の子たちは昔の歌なんて聞かないからっ!仮に俺は判ったぜっ!なんて言ったら年寄り扱いされるからなっ!」

「あーっ、ありそう・・。因みにアニメのパクり元ではその巨大戦艦はどうやってやっつけられたの?」


「それは続きを読んでのお楽しみだ。」

「あっそ。」


どか~んっ!


白色惑星帝国の瓦解後、重厚な雰囲気を醸し出しながら黒幕を気取って登場したのにふたりに放っておかれる形になった戦艦デトックスは、頭に血が昇ったのか怒り心頭という感じで先制攻撃を仕掛けてきた。

そう、この時の戦艦デトックス側の心情としては『お前ら勝手にしやがれっ!俺も勝手にするぜっ!』と言ったところであろう。


とは言っても戦艦デトックス側もいきなり切り札である超巨大砲を使ったりしない。そう、この手のアクションでは切り札は出し惜しみされるのである。

なのでまずは4連装巨大砲塔による一斉射撃から火蓋は切られた。その砲門数足るや実に12門。


いや、武蔵の主砲ですら9門あったのだから戦艦デトックスのサイズからすると12門は少な過ぎないか?

だが、恥ずかしげも無く『巨大』と名前を付けているだけあってその威力は絶大であった。なのでポチが12層も施していた防御魔法障壁を一気に6層まで貫通したのである。


「おーっ、すげぇ~。一撃で防御魔法障壁を6層もぶち抜きやがったよ。これが超巨大砲だったら多分貫通されていたな。うん、出し惜しみしてもらえて良かったぜっ!」

「ポチ、感心している場合じゃないと思うんだけど?1回で半分突き抜けたのならば次でお終いじゃん。」


「大丈夫です。防御魔法障壁って物理的な障壁ではなくエネルギーの対消滅ですから、エルネギーを追加補充すれば直ぐに回復しますから。」

「それって消耗戦になるって事?」


「そうです。ですが心配には及びません。なんせ我々のバックには全世界33億人のラノベヲタクたちがついていますからね。なのでネットで『みんなぁっ!私たちにちょっとだけエネルギーをわけてちょんまげっ!』と言えば、たちまち数百万kwに相当するエネルギーがクラウドファンディングで集まりますから。」


「クラウドファンディングで集めるんだ・・。そしてやっぱりパロるのね。」

「ヲタクたちの熱量はほぼ無限大ですからね。特に特典として出資してくれた人には恋菜様がキュアキュアのコスプレをした画像を付けると言っておけば数百万kwくらい楽勝で集まりますよ。」

えーっ、本当かぁ?昨今のホタクたちは結構お金に関してはシビアだと聞いたぞぉ?

だが、恋菜が関心を示したのはクラウドファンディングではなくキュアキュアのコスプレの方だった。


「キュアキュアってペアじゃなかった?もうひとりは誰よ?げっ、まさかあんたがやるんじゃないわよね?」

「やりませんっ!恋菜様の相方はコロンディーナ様が受け持ちます。あっ、因みに動画も配信しますから撮影日前日は禁酒ですよ。」


「マジか。と言うかこの歳であんなひらひらの服を着て脚を出さなきゃならんとは・・。」

「恋菜様、女優足るもの役を選り好みしてはいけません。このお仕事はお客様の熱意と財布に支えられているのですから。はい、にっこり笑って決め台詞をどうぞっ!」


「いつの間にか女優にされている・・。まっいいかっ!えーと、ふたりは他人っ!だけどサービス、サービスぅ~!」

「はい、おっけぇです。まっ、ところどころぎこちないですが、そんなのはAIで創り換えますから問題なしっ!」


「AIを使うなら初めから全部AIにやらせろっ!」

「いや~、それをやっちゃうと全米俳優組合からクレームが入るんですよ。」


「さすがは米国人。権利等にはうるさいのね・・。」

「では、敵さんを待たすのも可哀想なのでそろそろ相手をしてあげましょうっ!因みにどのパターンにします?私のオススメはやっぱり空飛ぶロボット兵なんですけど?」


「もういいです。勝手にやって下さい・・。」

投げやりな恋菜の反応にノリが悪いなぁと愚痴りながらもポチは指をパチンとさせて大量のロボット兵を出現させた。

だが、そのロボットは前に天空の城『アポロニア』から繰り出してきたロボットたちではなく、アニメ『鬼道道士ガンバル』で量産型ビジネスモデルとして投入されたBGM-79『オフィス・ワーク』、通称『ジムショ』を無人化し、且つ飛行補助ユニットを組み込んだものであった。


「ふふふ、どうです?壮観な眺めでしょう?BGM-79『オフィス・ワーク』、通称『ジムショ』は『ガンバル』のように匠が精魂込めて作り上げた一品モノではなく、工場で大量生産されたものですからね。そのお値段足るや333機で『ガンバル』1機分ですっ!まぁ、装甲等はかなり薄いですけど、どの道相手のエネルギー弾がまともに命中したら『ガンバル』だってかなりのダメージを受けますからね。なのでBGM-79は質より量による飽和攻撃を想定して設計されています。つまり使い捨てのドローン兵器なのですっ!」

「はいはい、そうですか。まっ、勝手にして下さい。」


「勝手にしやがりますともっ!行けっ!BGM-79『オフィス・ワーク』通称『ジムショ』っ!骨は拾ってやる、死に華を咲かせてこいっ!」

かくして旧日本軍の精神論のようなコンセプトで運用される事となった333機のBGM-79『オフィス・ワーク』通称『ジムショ』は、ベニア板で作られた盾に身を隠しながら『戦艦デトックス』へ挑んだのだった。

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