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雑文よっぱらい「空飛ぶおちゃけ。神様はウイスキーがお好き?~巫女というお仕事~」  作者: ぽっち先生/監修俺
雑文ラノベ「転生したら天空が仕事場でした~だからと言っても別に雲になった訳ではありません~」
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宇宙戦艦『TOKIO』発進っ!

さて、少年バトル漫画の如く、行き着くところまで行ってしまった展開を、なんとか『夢オチ』と言う事で誤魔化したポチだが、それでも世界の歯車がどこかで狂ってしまったらしい。

なので本来ならば別世界にいるはずの『白色惑星帝国』が突然大気圏内に『ワープ』してきた。しかし望遠鏡にてその姿を見たポチは違和感を口にした。


「おかしい・・、『白色惑星帝国』と言えば高密度の白い中性子ガスを廻りに発生させて本体は見えないようにしている設定のはずなのに、なんであれはコアの都市帝国部分がはっきり見えるんだ?あっ、もしかして天空の城『アポロニア』のパクリ元である『天空の城○○○○』が周囲に『ドラゴンの巣』を人工的に発生させて姿を隠している設定と被るからそれを嫌がったのか?」

描写と説明が面倒になったのかポチは思いっきり総括説明を口にして誤魔化そうとした。だが、その事を神輿 恋菜 (みこし こいな)な突っ込まれる。


「ポチ、なんか色々な設定をざっくりと説明して必要な描写を省こうとしている魂胆が見え隠れしているんだけど?」

「うっ、・・まぁ、それは置いといて、私たちは新たな敵役である白色惑星帝国に対処しなくては。」


「誤魔化した・・。でもポチ、私はあんまり詳しくないんだけど白色惑星帝国って木星と同じくらいの大きさだったんじゃなかったっけ?」

「あーっ、それは白色惑星帝国の本体を取り巻いている白色中性子ガス込みのサイズという設定だね。なので別の設定では白色惑星帝国は火星くらいの大きさというものもあるんだ。」


「ふ~ん、でもどっちにしてもあの大きさはおかしくない?なんで地球のお空に浮かんでいられるの?普通ははみ出すわよね?」

「あーっ、今説明したのはあくまで白色中性子ガス込みのサイズで、白色惑星帝国の中核部である都市帝国部分のサイズは直径15kmくらいってのが通説になっている。」


「15kmねぇ。いきなりちっちゃくなっちゃったわ。でも私にはどう見ても1kmくらいにしか見えないんだけど?」

「ははは、空だと大きさを比較する対象物がないからな。なので地平線近くの満月は地上の建物や山との比較で、人間の目には上空にある時よりも大きく見えるように錯覚するんだよ。」


「そうなんだ・・。でも都市帝国上層部に乗っかっているビル群の窓枠部分でカモメが数羽、窮屈そうに羽根を休めているんですけど?本来直径15kmもある島みたいな上にあんなに密集して建っているビルならばもっと窓が大きくないとおかしくない?」

「いや、窓のサイズは中にいる人たちの大きさから大体決まるんだよ。なので人間たちが地上に建てているビルの1階層の高さは3mから4mくらいなんだ。その点から推測すると、白色惑星帝国人の身長は大体人間と・・、あれ?なんであの窓はカモメと同じくらいの大きさなんだ?」


「新種の人より大きいカモメかもしれないわね。」

「確かに人より大きい鳥はいるけど、そいつらは基本重過ぎて空を飛べない。物語『シンドバットの冒険』に出てくる象やサイを爪で掴んで空へ運ぶと語られているロック鳥はあくまで空想上の鳥だ。」


「いや、ポケだだけなんでマジで返さないでほしいんだけど。」

「むーっ、ちょっと待ってね。今、測定器で調べてみるから・・。あれ?横幅が333m?なんだ?壊れたのかこの機械?」


「試しに天空の城『アポロニア』を測ってみては?ネットの情報だと一番大きい部分は1.7kmくらいらしいわよ?」

「あー、どれどれ。うん、合ってる。という事は機械が壊れているんじゃなくて白色惑星帝国自体が本当に333mしかないって事なのか・・。むーっ、なんで?」


「ポチ、そうゆう時はネットよ。グルグル先生でパパっと検索すればすぐに答えが返ってくるわ。・・多分。」

「なる程、さすがは恋菜様。今時の子ですねぇ。では早速ポチっとな。・・えっ、マジかよっ!」

ポチはタブレット端末に表示されたグルグル先生の回答を読んで驚いたようだ。

そこに示されていた回答とは次のようなものである。


<ピッ、白色惑星帝国が存在する世界とこちらの世界では空間スケールが1:45であり、こちらの世界の方が45倍大きいので白色惑星帝国が存在する世界での直径15kmはこちらの世界では直径は333mになります。>


この回答をポチと並んで読んだ恋菜は、そのあからさまに後から付け加えたような設定に呆れたようだった。


「異世界系のラノベ界隈ではご都合主義って言葉があるけど、この設定も大概よねぇ。こんなのがまかり通るのならば恒星間空間を蒸気機関車が走っても何も言えないわ。」

「恋菜様、そこは非常に微妙な領域なので突っ込んではいけません。そもそもSFとは夢を語るものなのですから、ちょっとくらいの不合理はスルーするのがマナーです。」


「はいはい、判りました。で、これからどうするのよ?ゴリアテは爆発しちゃったし、『ダンジョン・マスター』もいつの間にかいなくなっちゃったわ。」

「大丈夫っ!相手が白色惑星帝国で勝負にでたのならばこちらもそれ用の戦闘艦で応戦するだけです。いでよ、宇宙戦艦『TOKIO』。」

掛け声と共にポチがパチンと指を鳴らすと、なんと海中から旧日本海軍が誇った巨大戦艦『武蔵』をモチーフにしたであろう戦艦が浮上してきた。

いや、それだけではない。武蔵に続いて大和型戦艦の3番艦として建造されながら途中で航空母艦に改修された『信濃』までもが浮上してきたのだ。


ならば大和型戦艦のネームシップである『大和』もトリとして出現するのかと思ったが、こちらはあからさまに某アニメの宇宙戦艦と被るので出現は見合せとなったらしい。

因みにポチは武蔵と信濃を『宇宙戦艦』と呼んでいたが、両艦共スクリューで航行していて一向に跳び立つ気配がない。


と言うか、ポチは宇宙戦艦『TOKIO』と言っていたのになんで2艦も出現するんだ?

あっ、もしかして『初代ぷりぷりキュアキュア』の作品タイトルである「ふたりは○●」にちなんだのか?

いや、それもどうかと思うのだが・・。だが、あの作品のキャッチコピーは『○●だって暴れたいっ!』だったから、これから武蔵と信濃は白色惑星帝国相手に大バトルとなる伏線だったのだろうか?


まぁ、それは次話のお楽しみである。

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