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核なき世界へようこそ  作者: navy100
第一章 幼少期
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第三話存在しない戦闘機

ーーーーーー1950年5月 横須賀  自衛隊? 米軍海軍基地周辺ーーーーーーー


3月にできたばかりの湘南電車に乗り横須賀へ向かうことになった。


(湘南電車、、、、なかなかレトロでいい、、、。)

と鉄道マニアたちの気持ちが少しわかった気がした。


(まあそれはさておき、、、昨日勇の言っていた「じゃあ明日横須賀に連れて行って長門を見せるか。」あれはどういう意味だ?聞き間違いだろうか?)


「次は横須賀~~~横須賀~~~。」


そんなことを考えてるうちに電車は横須賀についてしまった。


「ここが横須賀だ。初めて来ただろう。」


「はいはじめてです。」と少し笑うのをこらえながら言った。


(前世で何回か言ってるけどね(笑))


少し顔がにやついているが大丈夫だろう…。


(我ながら素晴らしい演技力だ。モリエール賞が取れるな(笑))



「ドゴォォォォッ」


(戦闘機が飛んでるな、、F-86Fセイバーだろうが日本に配備されるのは1954年、、、まあ米軍の物だろうが飛んでいるのを見るのは初めてだな。) 


と空を見上げた。


しかし飛んでいたのはF-86Fセイバーではなかった。


(何だアレ、、、F-86Fセイバーじゃないそもそもなんで翼に日の丸がついているんだ?日本の航空部隊が作られるのは1954年のはず、、、というかあれ橘花に形が近いな、、、。)


呆然と空を眺めていると勇はその様子を不思議に思ったのか聞いてきた。


「どうしたそんなに空を眺めて?」


「父さんあれなんて戦闘機なの?」


「びっくりした~~~。急に口調が変わったからびっくりしたぞ?」


(モリエール賞が取れるな(笑))とか言っていた自分が恥ずかしくなった。


「まあいい、あれは橘花という日本の主力戦闘機だ。」


「え?」


「え?って何かおかしいこと言ったか?」


「橘花って言った?」


「ああ、橘花と言ったぞ。確か戦後に米軍と共同で改良したはずだ。まあF-86Fセイバーのほうが性能は高いがな…といってもF-86Fセイバーを知らないだろうが…。」


「へ~~~~~ソウナンダ。」


間抜けな面をさらけ出してしまった。


勇はいぶかしげにこちらを見つめて来た。


「じゃあ海軍基地に行くか、、、といっても基地の中までは入れないがな。」


「アハハ、、わかった。」

 

(どういうことだ⁉橘花なんて戦後作られてもないし、配備されてもないぞ⁉)


「どうした?早くついてきなさい。」


「はーーーーい。」



誤字脱字あれば教えてください。

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