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【核なき世界へようこそ!】~It's time to war~  作者: navy100
第一章 幼少期

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第二十四話 雷撃

ーーー1950年7月11日午前6時 日本海 第一艦隊ーーー


「潮田艦長、もうそろそろで最後の撤退船が出るそうです。」


「そうか」潮田はようやく終わると思いつつ広島港への撤退の指示を出した。


「水野副長、帰ったら仕事辞めようかと思っていてな...」


「えっ...やめるんですか。」


「いや...普通に年取ったし、上層部が無理な命令出してくるし、最近新設されるらしい海上保安庁に入って定年になったら余生を過ごすとするよ。」


「海軍がこうだったら海上保安庁も同じじゃないんですか?」


「それもそうか」


「「ハハハハハ」」二人が笑い始めたその時だった。


「戦闘指揮所から報告!不明機40機以上、距離一三〇〇、方位二〇〇接近中です!」


艦橋には重たい空気が流れた。


「副長...アメリカ海軍に援軍の要請を。」


「無駄ですよ艦長 ソ連との戦いを覚悟してまでアメリカは我々を守ってくれません。それより、援軍を出されたとしても間に合いませんその間に沈められます。」


「とは言えあの数の敵航空戦力がないとかなりまずいぞ。」


「第二艦隊に航空要請しましょう。空母艦載機に例の新型機があるそうです。」


「その新型機はMIG15と同等の性能はあるのかね?」


「噂ですが橘花よりは性能は有ります。」


「それならいい...性能の劣る橘花を出して無駄死にさせる訳にはいけないからな。第二艦隊に航空要請をしておいてくれ。」


「ハッ」


「それよりもだ...」


潮田は艦橋のガラスを通して空を見上げた。


「俺の命も後どれだけ持つことか...」


ーーー同時刻 日本海ーーー


さてそんな第一艦隊の背に接近しているソ連機たちが接近していた。


「ミハイル編隊長それにしては精鋭の大体が朝鮮半島でアメリカ軍の爆撃機を煽って帰ってもらう仕事に行ってるらしいですが大丈夫なんでしょうか?」


「心配するなイワン我々は新参な方だが十分に訓練を積んでいる、それに奴らにはゴミのような戦闘機しかいない。とは言え気を引き締めていくぞ。」


「ハッ」


「まあ、戦う前に雷撃で目標は破壊され我々の出番はないだろうがな。」


「それもそうですね。」


(さて雷撃隊のお手並み拝見と行こうか)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーー艦橋ーーー 


「目標との距離八〇〇〇〇まで接近しました。」


「よし、対水上戦闘用意!」


「対水上戦闘用意!」


(これは確定で攻撃されるな...。)


ーーー甲板ーーー


「バン!」扉が勢いよく開かれた。


「急げ!ソ連機がきてるぞ!総員配置につけ!」


そして機銃士たちは各自の持ち場へと移動した。


「今すぐ給弾を始めろ!急げ!」


そして長門の高角砲では...


「急げ急げ!敵機を撃ち落とせなかったら大和の二の舞になるぞ!」砲手長が砲員達にせかしていた。


「えー確か三式弾...」


「違うだろお前!こっちだ!」と砲手長は雷管に近(・)接(・)と刻まれている砲弾を指さした。


「ハッ」


そしてその砲弾を12.7cm高角砲に装填した。


ーーー艦橋ーーー


「間もなく射程に入ります。」


勇は暗い顔をした。


(射程に入ったか...例の信管があればいくつかは撃墜できるだろう)


「艦長砲撃命令を!」


誰もが待ち望んだ言葉だったが...


「だめだ...許可...できない。」


「は?」


「許可できない...。」


「そんなこと言ってる場合じゃ...」


「バンッッッッ」潮田は机にこぶしを叩きつけた。


「そんなことは分かっている!...こちらが進路を変えてもピッタリくっついてくる上に雷撃機もついているそれを見れば攻撃してくることは分かっている!」


艦橋にいる一同は立ち尽くした。


「だがお前らもわかるだろう...新憲法の影響で我々はこのような状況でも敵に攻撃することは出来ない!」


しかしこのままの状況では第一艦隊は壊滅するだろう。


「ではどうしますか...。」


「やることはただ一つ...初弾を回避する。そこから対空戦闘を開始する。」


「「「ハッ」」」







ーーーTu-2T爆撃機内ーーー


T2爆撃機内では機銃手が暇そうに欠伸をした。


「それにしてはヤポンスキー共の艦隊まだ撃ってこないな...。」


「ああ、どうやら新憲法のせいで先制攻撃ができないらしい。」


「馬鹿じゃないのか?」


「「「「ハハハハハ」」」」


「お前ら、ここからは私語は慎めそろそろ爆撃の時間だ。」機長は操縦に疲れつつ乗組員を黙らせた。


「我々を合わせたTu-2T爆撃機4機とIl-4二機で戦艦に雷撃を仕掛ける。奴らが攻撃してこないとはいえ訓練通りに攻撃をし離脱する。」


「「「ハッ」」」乗組員は元気に返事をした。


しかし...


「そういえば機長、なんか砲弾は直撃していないのに航空機が墜落することはあるんですか?」機銃士が尋ねた。


「噂だが、アメリカがそんな砲弾を持っているらしいが...日本が持っているわけがないだろう...そろそろ魚雷の射程内だ。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そして、戦艦長門、駆逐艦秋月、若月、冬月、涼月はソ連機に対し全砲門を向けた。


「目標距離二〇まで接近しました。」


(糞、落とすなら早くしろ!)勇は冷や汗を垂らした。


次の瞬間...「ドボン!」ソ連機が一斉に魚雷を投下した。


「面舵一杯!撃ち―方始め!」


戦艦長門、駆逐艦秋月、若月、冬月、涼月の砲が一斉に火を噴いた。




次回 長門の咆哮

ご覧になっていただきありがとうございます。ブクマと評価を頂くと筆者の体調が回復するのでお願いします。

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