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【核なき世界へようこそ!】~It's time to war~  作者: navy100
第一章 幼少期

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読んだ方がいい閑話 ~VT信管~

読者の方々にはいつも読んでいただきありがたく思っています。今回の話は後々使う兵器についてのお話です。

もし読者の中に「こんなもの知ってる。おまえナメてんのか?○ね!」と思う方は飛ばしてください。



さて皆様は神風特攻隊というものを日本人であればご存じだろう。


神風特攻隊は1944年10月25日に結成され終戦まで2,499人の犠牲者が出たとされる。


それはさておき神風特攻隊に対しアメリカ軍はあらゆる対策を取った。


その内の一つとしてVT信管というものがあった。


そもそもVT信管というのは1930年代から発想としての物はあった。


そして40年代にはアメリカでも...


ーーー1940年8月12日 アメリカ NDRC(国防研究委員会)本部ーーー


NDRCと聞くとなんかどこかの特務機関ぽいなと思う人がいるかもしれませんが違います(笑)。


ここでは主に軍が兵器の課題を提示し、大学・研究所・民間企業の科学者を動員して、実用化につながる研究を進めることをしている。


さて、ここの会議室からVT信管の誕生の秘話が始まる。


NDRCの関係者達が座っている中にここの責任者である議長 ヴァネヴァー・ブッシュが席のど真ん中に座っていた。


「コンコン」


「入り給え」


「ガチャ」


扉から米海軍兵器局(BuOrd)ウィリアム・R・ファーロング局長が入室した。


「それで...今日は何の用かね?」


「ハッ!本日はある兵器に関しての開発の要請に参りました。」


「ほう...あ(・)る(・)兵(・)器(・)か。」ブッシュは興味津々だ。


「説明したまえ。」


「ハッ」ブッシュはカバンからある兵器に関する資料を取り出しNDRCの関係者達に配布した。


(ほう...これが実現すれば軍の対空能力はかなり底上げされるだろうな。)ブッシュは資料をペラペラとめくった。


「では頼む。」


「それではその兵器に関する説明を始めさせていただきます。まずこちらの資料をご覧ください。」ファーロング局長は資料を一ページめくった。


<資料>


挿絵(By みてみん)


「これより説明させて頂く兵器名は近接信管(Proximity fuze)としております。」ファーロング局長は一息おいて話を再開した。


「皆様も知っての通りわが軍が対空戦闘に使っている次元信管は時限式で対空目標に命中させるにはまず目標の距離及び速度を計測し、そこから発射後に何秒後に爆破するかを設定し発射しますが...はっきり言うと当たる確率が低いです。」


((((まあ...そうだよな。))))


だからと言って航空戦力など大したことはない...陸上ならば我が軍の戦闘機で撃墜すればよいし、海上も例え航空機が爆弾を搭載していようが戦艦に命中したところで沈没するはずはない。(謎の既視感)


「今回提案させていただいた近接信管は従来の物と根本的に違うものです。資料をご覧ください。」


NDRCの関係者は配られた資料を見た。


「近接信管は砲弾内にアンテナをつけ目標との距離が一定距離になったら爆発し、その破片による破片効果によって、目標にダメージを与えるという感じです。」


「「「「おおお」」」一同どよめいた...が


「航空戦力はそこまで脅威ではないが...まあ研究をしよう。」


そこにいる一同はまさかこの研究が米軍を救うことになることを...そして航空戦力が脅威になるということを...。


ーーー1941年12月8日 Paul Harbo(真珠湾)r 戦艦アリゾナ甲板ーーー


その日アメリカは思い出した...奴ら(戦闘機)に支配される恐怖を...大艦巨砲主義にとらわれていた屈辱を...


停泊している戦艦アリゾナ甲板には海軍の下士官たちが掃除をしていた。


「くそ...なんで俺らが掃除させられてんだよ。」


「まあ...仕方がないだろジョン、昇進すれば部下をこき使えるぞ。」


「よし...昇進してや...ん?」ジョンは空を見上げた。


「どうした ジョン?」


「うちにあんな航空機あったか?」




「ゴーー」


「よし、高度を下げるぞ。」


九十七式艦攻の群れは戦艦アリゾナの低空スレスレまで降下した。


機内では雷撃手が照準を続けていた。


「右、少し……そのまま!」


「テッ!」


「ガコン!」


機体下面から魚雷が落下し、海面に着水し、魚雷はアリゾナへ向かっていった。




「おい...あの機体魚雷落としていったぞ!」


「今すぐ艦橋に伝えろ!」


下士官の一人が甲板の近くにある伝声管で伝えた。


「こちら甲板!国籍不明の航空機が魚雷を投...


「ドンッ!」


魚雷がアリゾナに命中しその後日本軍の爆弾により撃沈


そしてオクラホマ ウェストバージニア カリフォルニアも同様に撃沈


こうして航空戦力はアメリカ...いや世界を震撼させた。これによりアメリカはVT信管の開発を急務で行った。


1943年に近接信管は秘匿呼称としてVT信管と呼ばれ実戦導入され、1945年には沖縄戦における特攻攻撃による被害をかなり下げた。


VT信管は通常砲弾の三倍の撃墜率をたたき出した。


悪魔の兵器の言っても過言ではないだろう...









NDRCをNERVと書きたくなりました(笑)。知り合いと数週間前に作品の兵器について話をしていたら「アメリカ攻めようぜ!」と言われてドン引きしました(笑)。

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