第二十一話攻撃計画
ーーー1950年 7月10日 午後8時 北朝鮮 平壌 中央党本部兼作戦指揮所ーーー
「コンコン」
「入れ...」
「失礼します....。」
扉を開けると相変わらず赤のオーラを纏っている男がそこにいた。
しかしその男はすこぶる機嫌がいい...なぜならもう既に北朝鮮軍は釜山付近まで進軍しているからだ。
アメリカのB29による空爆などの影響で首都平壌や大都市が甚大な被害を受けた多数の民間人も巻き添えになったというのに....。
(全く...人の心とかないのだろうか)
まあそんなことを言っても処刑されるだけだ。ただ忠実に従えばいいのだ...。
「金日成書記長何か御用でしょうか?」と恐る恐る聞いた。
「今すぐソ連と電話をつないでくれ。」とまるでおもちゃを前にした子供のように言った。
「どうやら日本の船が奴らの国民を日本経由でどこかにに運んでいるらしくてな。」
(なるほど....つまり)
「ソ連海軍に要請して沈めてもらおうと思ってな。」と金日成は笑った。
「分かりました...直ちにつなげます。」
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ーーー同日 ソ連 首都モスクワ クレムリンーーー
ここにも赤のオーラを纏った男が椅子に座っていた。
そう...この偉大なるソビエト社会主義人民共和国の書記長ヨセフ・スターリンである。
「コンコン」
「入れ」
「ガチャ」扉が開かれた。
「失礼します。」
ソ連軍元帥アレクサンドル・ヴァシレフスキーが入室した。
「日本艦隊の件について報告に参りました。」
「そうか...どうであったか?」
スターリンは煙草のパイプに火をつけながら言った。
「ハッ...まず戦力ですが戦艦1駆逐艦4です。」
「そうか....」
「フーーー」スターリンは口から煙草の煙を吐き出した。
「先程正式に金日成から援軍の要請がきてなヤポンスキーの艦隊を叩いてほしいらしい。」
そしてスターリンはもう一度葉巻を吸って言った。
「わが軍は南朝鮮の一部をもらう代わりに軍事支援ということでヤポンスキーの艦隊を攻撃するわけだが...勝てるか?」
(もしここで負けると言ったら首が飛ぶだろうな...)
まあもちろん勝てるのだが
「はい万が一航空戦力がきても日本軍は旧式の戦闘機しかもっていないため圧勝できます。」
「そうか...殲滅させるのだ。千島列島と南樺太を攻めたあの日のように...。」
「ハッ!」
「まあそれについてもいいが西方についてだが...。」
「それについてはこちらを。」
赤い男たちの会話は続く...。
ーーー同日 日本 東京都 霞が関 軍部省 統合参謀本部ーーー
カツンカツン
「相変わらず変わらないな...ここも。」と陸軍今村均が言った。
あの戦争から5年近く経過した。一時期日本軍は解体されたが...度重なるアラスカ沖でのソ連空軍の挑発によりアメリカ軍は極東での群を割く余裕が減ってしまったため1年後に日本軍は復活を果たした。
(それにしては人材がいないという理由で東京裁判の服役から外され陸軍最高指揮官まで昇格されるとは...)
そう、東京裁判で処罰をした影響で将校が減ってしまったからだ。お陰様で日本軍の監視役として元帥に日本の軍人に関係ない人が入っているのだが...
(それはさておき...)
そんなことを思っている間に統合参謀本部の前に着いた。
「コンコン」
「GeneralImamura requestspermissionto enter, sir.」
扉の奥から声が聞こえた。
「Come in.。」
「ギーーーー」
扉を開けると円を描くような席がありそこには見慣れた顔があった。
海軍大将豊田副武 空軍大将菅原道大がいた。
そして席の真ん中には日本人でない男がいた。
「Let’sstart themeeting.」
その男以外一同はこう思った。
(((どうしてこいつが元帥なんだ...)))
その男の名はダグラスマッカーサー...連合国軍最高司令官である。
ちょっとドンパチの構想を現在思考中です。ソ連軍の戦術とか調べたりして頑張ってます。あとcallofwarやりすぎて更新遅れました。すいません。




