第一九話時代遅れ
ーーーー戦艦長門直上ーーーー
「ゴォォーーーー」
長門直上の空に橘花の飛行編隊がようやく到達した。
「取り敢えず奴ら?よりは先に着いたみたいだな、、、。」
レーダーに映っている光点は明らかにこちらに亜音速で迫ってきている。
「ハーーー」
編隊長である朝日少尉はため息をついた。
(これは確定でソ連の戦闘機だな....。)
着実にこちらに接近している...あと少しすれば視認できるだろう。
相手がMIG15の場合...格闘戦,一撃離脱戦法......100%橘花が負ける。
「まあこの数なら偵察だろうが......。」
(とはいえ今後はMIG15と戦って勝てる様にならなくてはいけない。)
そういえば最近MIG15に匹敵する新型機がどこかの部隊に試験的に配備されたらしい。
「確か名前は.........
その時僚機から報告が入った。
「編隊長...不明機距離300目視で確認!」
橘花の各機のコックピットに緊張が走った。
「機体にある国籍は?」
「........ソ連です。」
(本当に偵察だといいのだが.......。)
ーーーー同時刻 長門から約三kmーーーー
ソ連の誇る戦闘機は意気揚々と長門に迫っていた。
「同志ミハイル編隊長...日本軍の双発機を目視で確認しました。おそらく日本軍の戦闘機の橘花です。」
「ハッ」とミハイルは鼻で笑った。
「双発機が戦闘機って...あの戦争から五年たっているんだぞ。アメリカに占領されて領土どころか頭まで取られたのか?」
「「「ハハハ」」」
コックピット内は笑いで溢れかえった。
「同志ミハイル編隊長...もう攻撃しませんか?奴らの戦闘機を見ているとスクラップにしたくてたまりません。」
「はあーー」ミハイルは毎回好戦的な発言をするイワンが鬱陶しく思えてきた...悪いやつではないのだが。
「だから攻撃するなといったろ!どちらにしろ報告すれば明日には攻撃だ!」
「了解。」
「まあ...我々祖国の工業力を見せるのはいいだろう。」
(さあ、奴らはどんな反応をするだろうか。)
ミハイルはニヤつき橘花の編隊に近づいて行った。
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もはや橘花のパイロット達はレーダーを見る必要がなくなり目視でMIG15達を見ていた。
「MIG15戦闘機4機がこちらに迫っています。隊長...指示を。」
通信機から部下の絶望的な声が聞こえて来た。
(今日が命日になるかもしれないな...。)
腹をくくるか。
「各機に通達...再度言うが絶対にこちらから撃つな 攻撃を受けた場合直ちに撤退せよ...橘花では相手にならない。」
「「「了解」」」
(距離はもう10を切ったか)
もう奴らの機体もはっきり見えている。
(せめて生きて帰れることを願おう。)
自衛隊って攻撃型ドローンを作るのをあまりしていないと個人的に思っているんですが最近思ったのが航空戦力を疎かにして戦艦ばっかり作っていた旧海軍に似ている気がしました。




