第十八話スカーレットの接近
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「カンカンカン…」
長門艦内に赤い灯が点滅し、サイレンが鳴り響く。
「対水上戦闘用意!対水上戦闘用意!」
「総員配置につけ!これは訓練ではない、急げ!」
艦内では兵員達が鬼気迫る様子で各自の持ち場へと移動していた。
「バタバタバタ…。」
艦内の通路にからはおびただしい数の足音が聞こえてくる。
(糞…どうなっているんだせっかく飯を食っている最中だったのに!)
というより実践なんて先の大戦ぶりだぞ!どこからの攻撃なんだ?
(とにかく持ち場につかなければ…。)
「バタバタバタ…。」
とりあえず甲板に出て25mm機銃座に着いた。
いつも通りいかつい機銃がそこにある。
(……………機銃に異常なし、照準器も問題なし。)
次に機銃の動作確認に移った。
「外観よし!旋回よし!俯仰よし!」
「よし!…給弾を始めろ!急げ!」
機銃の周りにいる水兵たちは死に物狂いで給弾を始めた。
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ーーーー朝鮮半島上空ーーーー
「ゴォォォォォーーーーー」
橘花の飛行小隊が長門のいる海域付近まで接近していた。
「全くどうなってるんだ?ソ連機らしき不明機が第一艦隊に接近?」
せっかく哨戒任務が終わって板付基地に帰投して今から飯を食おうとしていた時に航空司令部から緊急発進か…。
(一週間前から日本海沿岸部を哨戒していたが…そんな動きはなかったぞ。)
その時コックピットの無線から報告がきた。
「小隊長!レーダーに感あり…不明機四方位三十度距離三〇〇!」
遂に来たか…。
「各機に告ぐ…我々の任務は不明機を追い払うことにある…ただし攻撃を受けるもしくは第一艦隊が被害を受けることがあった場合のみ攻撃を許可する。」
「「「了解!」」」
(全く、、戦時中だったら撃ち落としてよかったのだが…。)
「時代が変わったな。」
ーーー同刻ーーー
「ゴォォォォォ」
銀色の四機の編隊が長門を含む第一艦隊に接近しつつあった。
ただの航空機ならいい…だがその機体にはスカーレットの星が描いてある。
そう…この機体がMIG15
ソ連が生み出したF86に次ぐ現代の異能…
「で…今回の任務はヤポンスキー共の戦艦を機銃掃射か。」
「いやちげーよイワン、奴らの航空機を粉々にする…はず。」
「お前ら…指令を聞いていたのか?今回は偵察だ。ウォッカでも飲んでいるのか?」と小隊長は呆れ気味に返した。
「冗談ですよ編隊長。この偵察の結果で2、3日以内に韓国軍の撤退船と日本艦隊を叩くかが決まるんですよね?」
「ああそうだ…攻撃はするなよ。どちらにしろ俺らは釜山の韓国軍を機銃掃射することになっているのだから焦らなくていいんだ…。獲物はもう用意されている。」
各パイロットはニヤッとして言った。
「「「Хорошо, понял」」」
なんかMIG15の説明が呪術廻戦ぽくなっちゃいました。
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